「特殊解では済ませたくないとの“すばらしき世界”へのメッセージとの思いに至り…」すばらしき世界 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
特殊解では済ませたくないとの“すばらしき世界”へのメッセージとの思いに至り…
この公開年、キネマ旬報では、
前評判通りに「ドライブ・マイ・カー」が
第1位に選ばれる中、
選考委員の10点満点を付けた選考委員の多さ
では「ドライブ…」に次いで多かった結果、
第4位に選出された作品。
そして、原作者及び制作陣の想いを
強く感じる作品ではあった。
殺人をよる13年の刑期を終えた主人公が、
彼を社会に迎え入れようとする温かい人々に
支えられ更生を図るという、
正に“すばらしき世界”を希求する想いに
満ちあふれた作品に感じた。
周りの善意の支えられ
更生への強い決意がありながらも、
社会慣習の壁に、
時折、身に付いた暴力性が頭をもたげる。
しかし、最後にはそんな危機も脱して
“すはらしき世界”を感じつつ絶命する主人公
を演じた役所広司の演技力が
作品を支えていた印象。
ただ、どうしても私には特殊ケース的に
感じざるを得ない印象ではあった。
主人公が再度ヤクザ世界に
足を踏み入れそうになった時に
警察のガサ入れで救われることも、
身元引受人夫婦夫妻も、
主人公を取材する男性も、
役所の生活保護担当者も、
スーパーの店長も、
ヤクザ組長の妻も、
主人公の元妻も、
余りにも理解ある人々が
偶然にも周りに居過ぎる設定に違和感が。
現実にはなかなか無いこと
なのだろうな、と。
しかし、特殊ケースだけに
監督はじめスタッフの想いがそこに、
と理解をすべき作品だったのかも知れない、
との思いに至った。
特殊解では済ませたくない
“すばらしき世界”
への期待のメッセージとして。
こんばんは♪
ご丁寧にお知らせいただきましてありがとうございます😊
アドバイスと書いていただくと大変恐縮ですが。
奥さんとは、何も無ければ仲睦まじく過ごしておられたでしょうね。 拝読させていただきました。ありがとうございました😊
そんなにいい人たちに恵まれても、持病からか、突然にこの世を去ることになったのでは。
反対に、
あまりいい人に恵まれず、刑務所に逆戻りをスレスレにかわすこと何回かあり、本人もなかなか更生しなかったら、長生きできたのでしょうか。そうだったら、話として成立しないですね。
こんにちは♪
共感していただきましてありがとうございました😊
周りが応援してくれる優しき人々がいる世界がすばらしき世界、
しかし、ここまで揃わないと、
お感じなのですね。ですが、
主人公はその人たちの支えの中で、人間性を取り戻し、本人は幸せと思って亡くなっていかれたのでしょうね。貰った花が顔の近くにありましたし。残された者たちは、無念。勝手な解釈ですが、