「エンディングが安易過ぎてちょっと許せない」すばらしき世界 たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
エンディングが安易過ぎてちょっと許せない
メインタイトルがラストカットまで出ない。そしてこの世の中は全くのクソで素晴らしくもなんとも無いという逆説的表現なのだがもしかして「ちょっとはいいとこもあるよね」とゆーことなのだろうか?クライマックス前に役所広司の就職が決まって青空を見上げるシーンが劇中唯一観ちゃいられないベタで陳腐で恥ずかしい演出なのだがこれこそが嘘っぱちの「すばらしき世界」と言いたかったのであろう西川美和監督恐るべし。役所広司は相変わらずメーターを振り切ることができないのだが今回の役どころはまさにそこにあるので「孤狼の血」よりずっとハマっておりました。こんなオーソドックスな映画を撮る監督もやはり必要である。
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