劇場公開日 2021年2月11日

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「自分が望んでそうなったわけではない、その痛み苦しみを救う何か」すばらしき世界 桜3さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5自分が望んでそうなったわけではない、その痛み苦しみを救う何か

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

コロナ禍のなかでも沢山の人が映画館に観に来ていてビックリしました。
涙の鼻水をすする音が時折聞こえて来ました。

役所広司さんが養護施設で歌を歌う所、母を慕う子供の無垢な心を感じました。
後でサッカーをして子供を抱きしめるとき、子供を持ちたかったであろう思いが自分とダブり何んとも言えない切ない思いがして涙が溢れました。
私は母親から精神的虐待を受けて精神疾患になったので身につまされる思いでした。
母だって意図してしたわけではないだろう、しかし自分の抱える苦しみを子供に暴力的に吐き出したことは事実です。
自分が望んでそうなったわけではない、その痛み、苦しみを救う何かを日本人は本来は思想として持っていたと思います。
何故日本はこんなにも自殺する人の多い国になってしまったのか。悲しい。
そして、私は今、何故か生かされて生きている。
私が望む素晴らしき世界を創造していくチャンス(自由)は与えられている。

まゆとよ