「役所広司と中野太賀がすごく良い」すばらしき世界 ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
役所広司と中野太賀がすごく良い
0か10かでしか生きられない人間模様。役所広司と中野太賀がまさに新旧の「不器用な人間なんで」の人。
この手の映画の結末は三つしかない。1、主人公が耐えられずまた犯罪侵す。
2、主人公が真っ当に生きる。
3、死ぬ。
今回の映画は3だった。ラストのクレーンカットは中々良かった。
白竜のくだりは全くの蛇足だ。反社反社とあんなに言ってるんだからいらない。もし描くなら昔のキムラ緑子や白竜の話入れないと。
ソープ嬢の話も何が言いたいのか?
長澤まさみももう少し絡めないと、女優少ないから有名人出しました感満載。
罪を犯した者だから社会に馴染めないのか?社会が罪を犯した者を馴染ませないようにしているのか?
これは永遠のテーマであり日本はその分野では遅れていると思う。刑務所は罪を償う為に入るなら出所したあとの再犯率は下がるはず。難しいテーマを取り扱いながら主人公が死ぬ投げっぱなしのストーリーは匙を投げたとしか思えない。
いざこざありながら生きていくが現実なのでは。
男性二人の演技は流石です。六角精児は良い人すぎるだろ。
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