羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来のレビュー・感想・評価
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アニメは国境を越える
中国のアニメと言うと、白蛇伝しか見た事がないけれど、この映画は昔の東映TVアニメを見ている様である。
例えば、顔の表情だったり、風景の色合いがちょっとレトロな感じだけれど、お定まりの戦いのシーンは、とてもスピィーディ、かつダイナミックである。そして、何と言っても吹替の声優が素晴らしく、登場人物に豊かな命を吹き込んでいた。
最初に出てくる猫のシャオヘイは、目玉猫に描かれていて、はっきり言って、かわいらしい感じではないが、子どもになったシャオヘイがとても愛らしく、ほっこりしたこどもの体型と表情、そのギャップがとても良い。
話自体は、お決まりのパターンで、妖精と人間の戦いと言った所。それぞれが共存して生きている世界を描いていた。
余計なお世話だが、共存しているその在り方を見て、現在の中国と香港の事をふと思ってしまった。
戦闘シーンの躍動感
ポップなキャラクターがコミカルで可愛い。それに加えてミステリー要素も含み、対立する人間の文明と妖精の自然が織りなす展開も面白かった。
何より動きのあるアクションシーンに見入ってしまいました。多彩なロングショットやSEにアニメーターのこだわりと信念を感じますね。YouTubeに上がっている制作現場のMVも好き。お疲れ様です。
映画では語られなかった話やキャラクターがいて気になりました。日本でもアニメやってほしいな〜
可愛すぎやろがい
速度
緻密な作画が眼福。
なかなかこれ程までのクオリティのモノに出会うのも難しいのじゃなかろうか?画面の細部にまで動きがあったかのように思える。
物語は既出感を拭えないのだが、その世界観は美しい。妖精…吹替版で見たので和訳なのだけれど、本国でもそおいう事なのだろうか?そこまでのファンタジーではなく「気」とか、もっと神事寄りのような気がする。
まぁ、とにかく戦闘シーンのスピード感が秀逸!
DBやナルトだと閃光でやっちゃう所を全部書き出したかのよう。そおいえばあまりエフェクトってのを見なかったな。あらゆる物を描いたって印象が残る。
しっかりガッツリとアクションを書き出してくれてたのが嬉しい。従来通りの技法であるあるなら、通常の3倍くらいセル画を使ってんじゃ無いかと思ってしまう。
面白いなぁと思うのが、敵と味方の描き方。
物語的な悪は当初、味方として描かれ、物語的な善はそれに敵対するところから悪として登場する。
双方のキャラ付けもそんな感じだ。
「館」と呼ばれる組織なんかは、それこそ得体の知れない超常集団のように思う。
主人公であるシャオヘイは当然迷う。
話が進み見えてくるのは、どちらの側にも信念があり正義があるというところ。
シャオヘイはそのパワーバランスを決定づける能力を持っていて、彼の選択次第では未来が変わる。大陸の陰陽の思想にも通ずるのだろうか?善悪ではなく相反するものが存在するって構図だ。
それらの描き出し方が良かった。
日本だと、どこかに傾向を感じてしまう。その傾きがほぼなかったのが物語に膨らみを持たせたように思う。
ただ、なぜだろう?
若干寝た。
画面からの情報量の多さに疲れたのかしら?…そんなワケは無いと思うのだが。
どおやら続編も出来そうな世界観で、このクオリティの作品にまた出会えるなら、それはとても喜ばしい。
近い将来、日本のアニメは中国のアニメに負ける。
作画は良いし、線もしっかりしてて見やすい。
バトル表現、キャラクターの表情の変化だったり、
物体の動きといったアニメーションは日本のアニメの技術と何ら変わらない。
ただ、欠点があるとすれば…
話のオリジナリティの無さ、といった所かな。
でも、それに関しては日本の技術者がちょっと手助けしただけで解決する簡単な問題だよな。
この欠点は中国の教育の低さが生んだ物だから。
数年もしないうちに、アニメ技術は中国に抜かれて
しまうだろうな。ここまで良いのか?
実際問題、日本のアニメに対する待遇が間違ってる。
福祉だけに目を向けるんじゃなくて、技術大国である日本の特徴をもっと活かすべきだ!
もっと時間をかけて、人を育てて、お金を用意して、職場環境を良くしないと、悪くなる一方だ!
初心に帰れ! 現状を見つめ直せ!
今の若い人間が、今の腐った社会をリセットしろ!!
頭の堅い老人共は捨てておけ!
世界を見つめる前に、己が国を見つめ直せ、バカ!!
クオリティ たかいと思う。
姪っ子と観てきました。
感想聞いたら「まあまあ」
うん
まあまあ やった。
テーマもストーリーも映像も
とくに欠点は思いつかない
けど
あー面白かった
に ならなかった。なんでかな。。
面白かった!!かわゆいジブリっぽいアニメかと思ったらさにあらず。ア...
オリジナリティはあるのか
今年で1番好き
これは今年イチ番、ソフトタッチに騙されてた
シャオヘイがかわいい
想像以上
動物や子供が可愛い癒し系、またはバトル系アニメが好きなら見て後悔しないクオリティです。
口コミを聞いて足を運んだのですが、正直中国産アニメを舐めてました。
シンプルですが絵本のような画面として完成度が高く、線が崩れずしっかり動くので見ごたえがあります。
バトルはNARUTOやAKIRAのような超能力系ですが、地下鉄やショッピングセンターの吹き抜けという舞台や、長物などの武器の使い方、細かい手足の動きやポーズなど、個人的にはカンフー映画を思い出します。
人物が建物の屋上から各階の布の屋根?を突き破って地面まで落下する場面など、ジャッキー映画でよく見たやつ!と一人興奮しました。(中華アクションでは一種の定番になってるんでしょうか?)
日本のアニメーションから良い影響を受けつつ、中国ならではの価値観や要素を取り入れ上手く表現していると思います。
演出過剰な溜めがなく、ザクザクと戦闘や日常シーンが進むのは爽快です。
ストーリーは人間と自然の対立or共存で特別目新しくはないですが、テーマや話の大筋被りはどの作品でもあります。
肝心なのはどう表現されているか、この登場人物たちで観て面白くなっているかだと思います。
この作品は見ていくうちに自然とキャラクター達を好きになるようできているので、気づいたら物語の展開に夢中になり涙が滲んでいました。
最高峰のアニメーション作品と比較すると、3Dの粗や詰めの甘さなどはもちろんあります。
ですが監督が一人で作っていたアニメを小さなスタジオで映画にした、という背景を聞き驚きました。
中国アニメへの評価と期待値がこの作品を切欠にかなり変わりました。
今後また評判のいい作品があれば積極的に見たいと思ってます。
予備知識なしじゃキツイ
あとから聞いた話なのですが、アニメ版やweb漫画の知識がないと、全然理解しきれないようです。
私は予備知識なしで行ってしまったため、ちんぷんかんぷんでした。
アニメ好きなら見ても後悔はしないかな、と思います。
キャラの挙動がとにかく可愛いのとバトルシーンのカメラワークがすごいのでそれだけでもいいかなと。
バトル漫画やRPGが好きならそれなりに楽しめると思います。
Twitterで気になり、ほとんど何の予備知識もないままに行きました。
黒猫がかわいいなぁと思ってたぐらいで...
あと絵柄のおかげでキッズアニメ好きとしては気にならざるを得ず...
キャラクターはざっくり太線であまり影がない一色塗り、背景は水彩のような感じなのでキャラクターが際立って浮いてるように見えました。
綺麗で、私は好きな作画でした。
初めは子供の絵本を眺めるような気持ちで見ていましたが、終盤気がつくとバリバリバトル漫画の最終回、ないしはRPGの最終決戦のようで驚きました。
温度差で風邪を引きます。
ショッピングモールの中で戦うシーンがあるのですがガラスがいっぺんに割れる様はさながらハリウッド映画のようでした。
みんながみんな術のような...当たり前に使っていることに説明がなかったり、人間と妖精のことなど、どれにおいてもわりと説明がないので最初はよくわかりませんでした。
オタクだからなんとなく順応できるけどよくわからん。疑問符ばかりで中盤からやっと面白くなってきたかな...という。
キャラクターの挙動がとにかくかわいい。
黒猫のときのシャオヘイ、ムゲン様の表情とちょいちょい可愛い...ちょっと抜けた感じの愛せるシーン...
ところどころ中華っぽい民族楽器のBGMも素敵だったし、向こうの街の様子もリアルで、そのあたりは見ていて楽しかったです。
バトルシーンは圧巻でした。
かわいいキャラクターがたくさんいたけど、少ししか出番がないのでもったいない。
まあアニメ映画ってそういうものかな...なんだかんだ最後は師弟愛に泣けたので見てよかったです。
けど全体的に行間を読んでくれよなって作りなのでこうスッキリスカッとはしなかった。
日本のアニメなら「パクリ」と言われるレベル
予備知識入れずに鑑賞したが、オリジナリティーや中国文化はさほど感じることなく、絵、展開が有名な日本アニメを彷彿させ期待外れ。
本作の売りであろうバトルシーンで何故世界的に有名な日本アニメの模倣なのか。
なぜ妖精(妖怪)より強い妖術を持つ人間が存在するのか等、説明不足も否めない。
キャラクターにより絵のタッチも異なり、それが妖精体なら全く問題ないが、妖精が人間社会に紛れる為の黒猫体が二頭身にまでデフォルメされてるのに、常に一緒にいる人間は八頭身と、対比は若干違和感があるが、だだ絵の躍動感は素晴らしい。
シャオヘイを巡って戦う2人が、スタジオジブリの故・高畑勲初監督作品「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968年 東映)のような作画で、そこまで日本アニメの歴史を勉強しておられるのは感心した。
丁寧に作られた良作アニメ
このところの封切り映画にアニメの割合が多いように思われるのは、コロナ禍にあって、生身の俳優やスタッフを集めたり移動したりせざるを得ない実写に対し、制作上のアドバンテージがあったという事なのだろうか。この作品は、最近制作されたものではないようなので、特に関連性はないのかもしれないが。
ふんわりとした色味、漫画風の絵柄、『妖精』という架空存在のデザインなど、どこか懐かしさがありながら、個性的で魅力的。
更に、絵の"動き"が素晴らしくキモチイイ!スピーディーな戦闘シーンの爽快感や迫力、波や水、風の表現、服や髪のなびき、各々のキャラクター設定にピタリとマッチした、カッコ良く可愛い仕草や佇まい、僅かな表情変化で表される感情。
アニメに、3Dモデリングやリアルと見まごうCGを求めていない私にとって、まさに「これが見たかった!」というビジュアル。アニメへの愛情を持って、丁寧に作り上げられていると感じた。
ストーリーも、自然破壊と開発の是非というよくあるテーマながら、主人公の立ち位置を通じて両陣営に視点を置き、各々が妥協する事なく信念を貫いて着地する構成はお見事。
物語を引っ張るメインキャラが、一人は無口、一人は無知なので、独自設定についても最低限の説明しかなされず疑問が残ったり、後半濃そうなキャラクターが数シーンだけ大量投下されたりするが、特に大きなストレスには感じない。劇場版の2時間足らずであれもこれも説明しようとして消化不良に終わる例が多い中、むしろテンポや世界観が阻害されずに効を奏している。
"異能で戦う""人外の存在""人間離れした人間""能力の属性"などと、昨今のアニメやゲームで見慣れた設定で、説明が無くとも察しがつきやすいというのもその理由ではあるが、なんといっても、五行思想があったり、『封神演義』や『水滸伝』などというとんでも伝奇物が古典として成立してしまう中国。「また二番煎じか」とならず、「成る程、理解した!」と、すんなり受け入れられるのも利点だろう。唐突に"哪吒"が登場して「えっ!」となったりするのも、ご愛敬の内。
吹替版声優さん達が豪華なのも、アニメファンには嬉しい要素。「え、杉田智和、どこにいた!?」と思ったら、「おにく」でしたか、気付かなかった…。
師弟物が大好物の私にとって、終盤~幕切れへの展開は、尊さの余りスクリーンに向かって手を合わせたくなる流れだったので、同様の性癖をお持ちの方には、語気強めにお勧めする。
血生臭い表現や、トラウマになりそうな胸抉られる展開も無く、愛情と勇気をいっぱい受け取れるお話なので、お子さまと一緒でも安心して楽しめる。
見終わって「気持ち良かった!」と思える良アニメだった。
フラットに鑑賞出来る娯楽作品
可愛くて痛快!
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