エスケープ ナチスからの逃亡のレビュー・感想・評価
全6件を表示
何人?白人!
ノルウェーはナチスに侵略されたと言うが、ユダヤ人に対する排斥は元々あった。しかし、それはノルウェーだけで無く、フランスにもあった。そして、彼女がエスケープしようとしたスウェーデンにも根強くあった。スウェーデンとかスイスとか永世中立国と美辞麗句で飾り立てるが、言い換えれば、ナチスも受け入れると言うことだと思う。ユダヤ人に対する排斥はフランスはもとよりイギリスやアメリカだってあったのだ。勿論、ロシアやウクライナだってあった。コサックをウクライナの独立の象徴と飾り立てるが、コサックはナチスに協力して、ユダヤ人をホロコーストした歴史もあると言うことだ。それを忘れては行けない。但し、だから今のウクライナはロシアに侵略されて当たり前と言うのでは無い。
そのことをこの映画はラストで象徴的に描いている。ドイツと関係を持った女性はフランスでも、ロシアでも、差別された。たとえ純愛であっても。
追伸
あの教育先進国と言われるフィンランドはナチスと一緒にロシアを侵略している。要はフィンランドの権力者の仕業だと言うことだ。
演技を続けろ
14歳、ユダヤ人の少女がナチスから逃亡する道中でたどり着いた農場で身元を隠すため男になりすまし、故郷へ戻ることを目指す物語。
その農場も反ユダヤ人な人達が経営しているのだが、そこで出会った足の不自由な優しい少年の協力もあり、何とかうまく日常をおくっていく。
映画全体を通して、派手なシーンはそれほどないものの、牧場主やその弟、主人公を助けた少年やその母親の抱える辛い背景もよく描かれ、それぞれに感情移入出来たのが良かった。
ベストシーンは、ある人物と農場で辛い再会を果たすところかな。そこでの主人公の心情はどのようなものだったのだろう。。
個人的注目は、昨年の掘出し物、GUILTY主演のヤコブ・セーダーグレンをまた見れたのが嬉しかったし、本作でも存在感は抜群だった。ある意味一番可哀想だったかも。
完全に妄想になるけど、あのシーンで、自分が騙されていたと知っても尚、既に情の湧いている主人公を逃がすためにドイツ兵と闘い絶命するヤコブ・・・なんて展開だったら更に良かったかもwww
もっとちゃんとやり切って!
1942年ナチス占領下のノルウェーの都市トロンハイムで、男装してナチス協力者の男が営む農場に身を隠す14歳のユダヤ人少女の話。
自分は大丈夫、とまだ危機感を感じていなかった父親が連行され、その後母親や近隣の人達と共に逃げ出す主人公。
道中ナチスに見つかり、独り隠れて逃げおおせた少女が、追っ手が迫る中で現実をみて生きる為に身を偽るストーリー。
身体の不自由な農場の息子には身バレしている中で、彼との交流をみせつつ展開していく為、あらすじから感じる程のシリアスさはない。
演出の問題だけど、男装にしても、ユダヤ人であることを隠すにしても、中途半端で逼迫感や悲愴感をそれ程感じないし、何ならキャスティングも中途半端に感じる。
更には字幕の翻訳も何でそんな女の子みたいな言い回しにするかね。
女だとバレたからってユダヤ人だと言うのはまた違う話だし、14歳の少女だからそこに甘さがあってもOKってことなのか?
それでいてラストのセリフとか言われても大して響かず。
例えるならアイドル映画みたいな感じというか…プロットはかなり良かったし、かなり好みの話だし、つまらなくはなかっただけにもったいなく感じた。
ノルウェーを舞台にしたイギリス映画。birdcatcher = Satan ?
この映画、亜流の”アンネの日記”かと思わせるような14歳のユダヤ少女に起こる悲劇的ドラマとしてより、むしろメロドラマ的発想と言えばメロドラマに対して失礼になるのか? なるほどナチスのいつも描かれているようなステレオタイプのユダヤ人に対する迫害を描いていて、有無を言わせない強引な検挙をし即銃殺を思わせるシーンも登場する。しかもいつもの地元警察の嫌々ながらナチスに協力する場面も出てくるため、定番の戦中のユダヤ人悲劇を象徴したような映画作りに対して、あからさまに否定をするようなことを述べれば、個人的バッシングを受けるのは当たり前のことかもしれないが、この映画は少女趣味的でシナリオのプロットポイントのちぐはぐさも相まって、映画を真摯に制作しているとは個人的には到底受け止めることが出来ない。
For he will rescue you from the trap of the birdcatcher,
From the destructive pestilence.
With his pinions he will cover you,
And under his wings you will take refuge. Psalm 91
シェークスピアのマクベス夫人の言葉から主人公が登場するのは何故かと紐解けば、この映画のもっともらしい意味も分かるというのか?
Come, you spirits that tend on mortal thoughts.
Unsex me here, and fill me from the crown to the toe,
top-full of direst cruelty!
And make...make thick my blood.
意味深なグレタ・ガルボの台詞。ラスト近くになって何故、制作者はわざわざグレタ・ガルボのこの映画を悲劇を象徴するような表現に選んだのか?
GARBO
THAT'S WHO.....AND HOW
Outside of love, everything else seems to be a waste of time.
主人公の14歳の少女を29歳の女性が舞台でもないのに演じるなんて⁉ ラストもエスターが生まれ故郷に再建した父親が営んでいた美容院にある女性がやってくるのだけれども、ナチスの手先として町の人から唾をかけられ罵倒されるシーンは理解できない。いくら名士でも森の中に住んでいた人の顔がわかるか町の人たちは?
ナチスドイツの兵隊をあたかも同性愛者として取り上げ、そのことで性的マイノリティを暗に揶揄しているかのような表現がされているようにとられても仕方のない描き方であり、扱い方をもっと注意すべきではないのかと思ってしまう。何故、そんな場面を取り入れたのか、取り入れることで映画のティスとが壊れるとは思っていなかったのか?はっきり言って逆差別をしている。
全てが小賢し過ぎるように思えるそんな映画にしか見えていない。
引き込まれました
10月12日現在、IMDbで4.4ですが
何気なく見ていたら引き込まれました。
タイトルの「ナチスからの逃亡」は疑問です。
そこまで戦争を前面に出した映画では無く
見終わって主人公の意思の強さを感じたドラマでした。
原題のBirdcatcherと映画の内容が一致しなかったのが
自分では残念でした。
全6件を表示