「終始暗いが…」バニシング ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
終始暗いが…
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孤島三人の灯台守りが失踪した史実をもとにしているとのことだが、そもそも灯台守りという馴染みでない仕事の過酷さが伝わってこない。街にいるより娯楽はないが、一人じゃないし、仕事もそんな無さそうだし、楽そうだと思ってしまうくらい。家族がいなけりゃ尚更そう思う。孤島というある意味密室に金の延べ棒を持った男、やがて殺される男が流れ着いたことから物語は展開する。またそれを追う二人組との攻防は緊張感あったが、彼らを殺し、その連れである少年をも殺してしまったことから、ジェラルド・バトラーが精神の異常を来してしまう。結局家族がいながら、良心の呵責に苛まされ、バトラーは自ら海に潜り死んでいく。正直な人と捉えられるかもしれないが、かなり自分勝手、結局家族より自分の気持ちを優先した結果に全く共感できず、がっかりだった。
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