バニシングのレビュー・感想・評価
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ずっと暗くて重い
この作品の面白さが私には理解できませんでした
ピーター・ミュランの方が主演のジェラルド・バトラーより印象的でした
人の壊れていく様子が描かれていると思うのですが、メイン3人ともその演技は素晴らしかったと思います
だけど私にははまらなく、「?」なままストーリーが終わってしまって、そこがずっと気になってます
チャーリーって誰でどこから出てきたのか?
チャーリー、だれ?
ライトハウス同様、孤島の灯台守はやばいなあ。
途中突然出てくるチャーリーという少年は、誰?ジェームズやトマスの知り合いだったようだけど。分からなくて頭のところもう一回見たけど、港のシーンにも出てこない。前回の当番チームの1人?と思ったけど、誰か残るシーンもなく。(たぶんカットされたんだろうなあ。でもこの子誰だったの?でここからのシーンずっと集中できず)困ったもんです。
決して軽くないサスペンスホラーに仕上がっている。雨の日に観たい映画。
実際に起きた未解決事件を独自の解釈でまとめた本作。ある意味閉鎖された孤島で、不運な事故と、幸運とも思える切っ掛けから、少しずつ人の本性が見えて歯車が狂い始めるドキドキ感と緊張感は良い。人は危機的状況に陥ると3タイプに分かれる。「逃げる(弱い人)」「受け入れる(正直な人)」「嘘を吐く(狡い人)」。敢えて演じ分けされているか。
主演のジェラルド・バトラー演じるジェームスが主役の様だが、ピーター・ミュラン演じるトマスの方が主役に感じるストーリー展開。そしてコナー・スウィンデルズ演じるドナルドが良いアクセントになっている。
普通の灯台守達が徐々に疑心暗鬼になっていく様、精神的に壊れていく様、人を信じられなくなっていく様が怖い。皆が望まぬ方向へ淡々と、そして確実に展開していくストーリー、秀逸なサスペンスホラー。アクション色の強いジェラルド・バトラーだが、表情での演技が素晴らしかった。メインの3人の人の部分の掘り下げが少ない分、感情移入しにくい部分もあるが、ここは第三者の目線で、坂を転がり落ちる様に起こっていく出来事をモヤモヤしながら楽しむ作品。
終始暗いが…
孤島三人の灯台守りが失踪した史実をもとにしているとのことだが、そもそも灯台守りという馴染みでない仕事の過酷さが伝わってこない。街にいるより娯楽はないが、一人じゃないし、仕事もそんな無さそうだし、楽そうだと思ってしまうくらい。家族がいなけりゃ尚更そう思う。孤島というある意味密室に金の延べ棒を持った男、やがて殺される男が流れ着いたことから物語は展開する。またそれを追う二人組との攻防は緊張感あったが、彼らを殺し、その連れである少年をも殺してしまったことから、ジェラルド・バトラーが精神の異常を来してしまう。結局家族がいながら、良心の呵責に苛まされ、バトラーは自ら海に潜り死んでいく。正直な人と捉えられるかもしれないが、かなり自分勝手、結局家族より自分の気持ちを優先した結果に全く共感できず、がっかりだった。
逃げ道のない孤島の恐怖
孤島にある灯台を守る為に住み込む3人の灯台守。その孤島に小舟が漂着したことで巻き起こる惨劇を描く物語。
地味ですが、骨太の映画です。低い評価をされている方が多いようですが、私には佳作に思えました。
普通の市民である3人の灯台守が、ある出来事から「不信に陥り」「追い詰められ」、そして「壊れて」いきます。
その様子を淡々と映し出す描写は、所謂ホラー映画よりも恐怖を感じます。
あまり演技での評価をしたことがないジェラルド・バトラーですが、この映画での表情は良かったと思います。
前述の通り、観る人を選ぶ作品なのかもしれませんが、私には高く評価したくなる作品でした。
欲に負けた挙句の果て
灯台守のトマス、ジェームス、ドナルドは嵐の後に打ち上げられた瀕死の男を助けようとしたが、荷物を奪われると思った男に襲われて、逆に殺してしまった。荷物の中身を確認すると金塊が!
荷物を開けることすら反対していたトマスだが、結局3人で分けることに、、、あ〜あ😒悪魔のささやきに負けてしまった🧟♂️
死んだ男の仲間が金塊を取り戻しに来て格闘の末、始末する。今まで真面目に灯台守のをしてきた3人なのに、悪党を殺してしまうなんて、強いではないか🙄
結局仲間割れしてジェームスはドナルドを殺してしまい、罪の意識からジェームスも命を断つ。
よくわからないのは、金塊入りの荷物を持って最初に打ち上げられた男は灯台の灯りが消えた事で岸壁にぶつかったのか?金塊を取り戻しに来た仲間2人を殺した後、隠れていた1人を追いかけてジェームスが殺したのは誰?「まだ子供じゃないか、、、チャーリー‼︎」とジェームスが言っていたが、誰?どういう関係?
最後に生き残ったトマスはあの後どうするのか。
1900年に実際にあった事件で未解決のままのようだけど、実際は灯台守の3人は何処に消えたんだろうか。
罪悪感
一時的に欲に目が眩んだ男が、悪に手を染めてしまい、結局は罪の意識にとらわれて自ら命を絶ってしまう話。
灯台守の三人の男が無人島に赴任。
突如、島に漂流してきた死体と金塊。
この金塊が後に島内での殺戮の原因となる。
金塊を追って島に辿り着いた二人組の男との争い。
金塊を一人を出し抜いて二人で持ち逃げしようと企んだことをきっかけに始まる仲間内の争い。
最終的には人を殺めてしまった罪の意識から家族の元には戻れず自ら命を絶ってしまう。
他人は騙せても自分を騙すことは出来ない、そして人にウソをつき続けることがどれだけ自分を傷つけることになるかを教訓として示している作品であった。
【liar】タイトル通り実際の灯台守失踪事件をある仮説に基づいて映...
【liar】タイトル通り実際の灯台守失踪事件をある仮説に基づいて映画化、それも毎度観客受けが最悪な"罪の意識に苛まれる"系の(心理)サスペンスに仕上げて。製作も兼ねるほど熱の入ったジェラルド・バトラー含め限られた出演者の好演と、手に汗握る演出や撮影でグイグイ引っ張られる。金塊に目が眩んで次々に罪を重ねていく様は圧巻で、人間味溢れる失敗というか詰めの甘さ含めて緊張感を否応なしに高めていってくれる。...からこそ終盤の展開は鑑賞前の予想からすると意外だった。仲間内の衝突や猜疑心は膨らんでいく。個人的には、あそこから追手の第二波連中が来てくれたりしてほしかったくらいだけど、きっとこの結末だからこそ脚本家や監督含め製作する意義を感じたのだろう。うむ、悲しくやるせなく難しいけど深い余韻。
今年映画館鑑賞15本目?
失踪の真相?
3人の灯台守が来た無人島に、謎の男と金塊が漂流し、一悶着あって男を殺害してしまった所から始まる悲劇の物語。
終始低いテンションで進行していき、中盤の緊迫のシーンはハラハラしたが、男たちや金塊の正体もよくわからず、さらにあの子供は一体何だったのか??息子(?)みたいなことを言ってた気もするがそんなことあるのだろうか?
メインストーリーは、3人の感情の変貌を描くものだからあまり重要なことではないのかも知れないけど、ちょっといろいろモヤモヤだった。
あと、この映画でもバトラー氏は半不死身男。
戦略不足
1900年12月にスコットランド沖のアイリーン・モア灯台で3人の灯台守が失踪した「フラナン諸島の謎」という現在も解明されていない事件をフィクションで描いた作品。
嵐の翌朝、灯台の外の大量のカモメの死骸を処分している際に、崖下に倒れている人と箱を発見しことが起きて行く。
性格も世代も違う3人が金塊を巡ってトラブルを巻き起こすと共に、トラブルに巻きこまれる話が展開していくけれど、迫力や緊迫感はそれ程感じず終始まったりとした印象。
哀し気な流れもあるけれど、3人が向いている方向が少しずつズレている状態で展開するからどこか白々しいし、テンポもチグハグでハマらなかった。
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