雪暴 白頭山の死闘
劇場公開日:2020年1月24日
解説
過酷な条件下の雪山を舞台に、執念に引き寄せられた男たちの熾烈な戦いを圧倒的緊張感で描いた中国製クライムサスペンス。中国と北朝鮮の国境近くにある白頭山の麓の町で、強盗団による金塊輸送車強奪事件が発生した。豪雪によって犯罪の証拠が消えていく中、刑事ワンは古くからの友人である同僚ハンと捜査を進める。2人はともに親友スンに思いを寄せていたが、捜査中に遭遇した強盗団に撃たれてハンが命を落としてしまう。強盗団はスンを人質に取り、雪が激しく降り続く白頭山の山小屋に立てこもる。極限状態の中、ワンと強盗団の命を懸けた戦いが始まる。「グリーン・ディスティニー」のチャン・チェンが主演を務め、「悟空伝」のニー・ニー、「薄氷の殺人」のリャオ・ファンが共演。「レッドクリフ」などの名プロデューサー、テレンス・チャン製作総指揮の下、「ポリス・ストーリー REBORN」の脚本家ツイ・シウェイが監督・脚本を手がけた。第23回釜山国際映画祭でニュー・カレント賞を受賞。「のむコレ3」(2019年11月15日~/東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。
2018年製作/113分/中国
原題:雪暴 Savage
配給:アットエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2020年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
金塊強奪事件が発生、犯人一味は金塊を一旦隠し、1年後に戻ってくる。
事件で友人を失った刑事は復讐のため・・・。
雪山の撮影は大変だったろうな。
2020年1月25日
Androidアプリから投稿
雪山で金塊輸送車を襲撃して下山中の犯人達と遭遇し、相棒を殺され生き残った刑事と彼女と犯人達の話。
導入部分は良かったけれど、密漁者の取り締まりという流れを経由して金塊強奪犯に繫げて行きちょっと面倒くさいなぁと。
彼女を巻き込みつつ雪山ロッジで鬼ごっこも確かに緊迫感はあるけれど、テンポが悪いし同じ様なことの繰り返しでストーリーにも面白味を感じず、雰囲気だけかな。
ネタバレ! クリックして本文を読む
デンマークの国から映画や芸術に関する功績から勲章を授与されている俳優マッツ・ミケルソンが2018年制作の映画「残された者 北の極地」での映画のプレスリリースでのコメントをこの映画を鑑賞後に思い出す。その言葉とは…
「ハードだったから見た目をハードにする必要はなかった」と。
映画の全編を通して、雪・雪・雪と何年分かの雪を見たつもりにさせてくれるほどの雪を見たような下世話なことを言ってしまいたくなるほどの雪。すみません。雪国の方。特に後半のワン捜査官と強盗団の首領との格闘の場面は、それを盛り上げるように徐々に猛吹雪自体が両者の戦いに味を添えている。
しかし、そのことが反ってシナリオのプロットポイントのチグハグさや物語の進行具合のスムーズさに関しては、ブレーキをかけ、足を引っ張る原因を作っていることになってしまっている。映画の前半で金塊輸送車を強盗団が襲う場面は平たんな雪道を舞台にしていたのでスムーズに見ることが出来たが、場面がいったん雪山に舞台が変わった瞬間から流れがすごく悪くなる印象となっている。しかもGCIの曖昧さは?
美術的に血のりの色がペンキのような真っ赤かであったり、メーキャップの質感が中国古舞踏劇とまでとは言わないけれどもやり過ぎ感丸出しのところは首をかしげたくなるほどの違和感を感じてしまう。
前半と後半の山小屋でのソリッドシチュエーションでの撮影になってからは、映画を撮りやすくなったのかスムーズに話が進み見ている方としても分かりやすい感じになっていた。
エンドロール・クレジットが始まると晴れやかな緑いっぱいの山々が出てきて、この映画の重苦しい場面の連続から一気に解放された気分とさせてくれている。
雪山を舞台にしたガチンコの男同士の死闘を見たい人には、この映画をお勧めできるかもしれない。