ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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タイトルなし
序盤の情熱的なダンスシーンが素晴らしかった。しばしば挿入されるブルースも全て良し。
キャラ的にポアロ親友の宝石泥棒行為に少し納得いかなかった事と、やっぱり死んでほしくはなかった。
また真犯人が凶器を川に捨てる必要性も有ったのか解らなかった。ソファの下から無くなっている事が早いタイミングで発覚していれば犯人の首を締めるだけの行動ではなかったかと。それでもミステリーとして十分に楽しめた。
唐突に犯人暴きが始まるのは前作と変わらず。あれ?ポアロの中では、もう犯人分かっちゃってるの!?って少しついていけてない自分。だからこそ真相に驚く事ができて楽しめているのか。
"三角関係"…そして始まる悲劇
「全員を犯人扱いする」
1914年、戦争で口に大怪我をしたポアロ。1937年、ロンドンでポアロは、若い資産家のリネットや、婚約したサイモンとジャクリーンを見かける。6週間後ポアロは、エジプト旅行中に友人ブークと出会い、ナイル川の客船クルーズに参加。それはリネットが貸し切った船で、彼女と婚約したのは意外にもサイモンだった。しかも、ジャクリーンも乗船している。そして事件が起こり。
旧作の「オリエント急行殺人事件」の真相に衝撃を受けたにもかかわらず、旧作の「ナイル川殺人事件」はあまり印象に残っていませんでした。なんでだろ、と新作を観賞。結果、犯人がオリエント急行殺人事件ほどのインパクトが無かったため、とわかりました。
旧作は淡い陽光が印象に残っています。今作は、様々な映像美を堪能できました。ケネス・ブラナーの作品は、映像のコントラストに特徴あるような気がしました。
圧倒的な洞察力
ポアロの推理がバチバチに決まっていく。
容疑者に尋問しながら、それまでの言動から洞察した推理で人物の隠し事を暴きながら、犯人を絞っていく。
その流れは痛快なのだが、そんなことまで分かるわけなくね?って思うこともしばしば。
でも、オリエント急行殺人事件より、推理していく流れは面白い。
テンポ早くて集中してないとついていくのはギリギリ。
さて、推理映画なので、そのネタを仕込んでいかないとならない。
だから、人が死ぬことが分かりきっているものの、なかなか死なない。一時間くらいは伏線を張っていく時間が続く。
致し方ない。
オリエント急行でもそうだったが、犯人は予想できそう。でも、全てを予想するのは到底無理なので、予想的中したとしても十分楽しめる。
なかなか衝撃な展開も控えていて、個人的には前作より面白かった。
グリーンバック臭が…
どのシーンもグリーンバック臭がつきまとい、どうにも気になってしまう。映像は綺麗なのだが、現地の「埃っぽさ」がなく綺麗すぎるから気になるのかもしれない。
話の流れやオチはさすがアガサ・クリスティ、面白い。有名な話だが、一切内容は知らずに観れたために楽しめた。
楽しめたけれど、やはりポワロはケネス・ブラナーよりもデビット・スーシェの方がしっくりくる。スーシェのポワロは、変わり者だが可愛げと人間味があり魅力的。ブラナーのポワロは真面目すぎて面白味に欠ける。主人公に魅力があるかどうかが作品全体の面白さに影響してしまうのが怖いところ。スーシェ版でもう一度観たい。
タイトルも「ナイルに死す」の方が好き。
前作(オリエント急行)よりは…
オリエント急行には及ばない
人間ポアロの過去
すぐに結論が観えた・・・
小説は読んだこと有りません。アガサ・クリスティとこの小説のタイトルは知ってます、レベルで鑑賞。オリエント急行殺人事件は鑑賞済みです。
冒頭30分で結論が見えちゃいまして・・・。後はひたすらディテールチェックに終始しました。ま、途中でオリエント急行パターンか?ともリスクヘッジ(なんのリスクだよw)しかけたんですが、ま、当初予想通りでした。だってねえ、、、職探ししていたはずなのに海外旅行に行っちゃうわけですから、どっかから金出てんだよ、というか、なんというか、捻っているようでまんまなんですよねえ・・・。
他は、CG処理とか甘いなあと感じるところもありましたが、概ねダイナミックで良いのではないでしょうか。
テレビサイズでも十分かな?
愛の数だけつまらない
1978年版が謎とき映画として最高と思っている私としては
CG全開、ポリコレ満載本作は全く響かない。
ロイスチャイルズの美しさゆえに嫌らしさを兼ね揃えると
周りは敵だらけ、動機もそら一杯あるわ状態となるが
ガルガドさんは美しいだけで嫌らしさがない分
誰が彼女を殺すねん?こいつしか動機ないやろう、と犯人の目星はすぐにつく。
ミワファーローのようなお化け美人だとそら嫉妬に狂うわ、だが
エママッキーのようななまじっか美人さんだと早よ他のオトコ探せば?を
お勧めする。
78年作のような乗員全員の犯罪可能状況を異なるカメラワークで解説するでも
なく
そもそもピーターユスチノフのようなユーモアがケプラーポワロにはない。
全員を集めて論理的に犯人を追い詰めていく場面もなく
フーンで終わってしまう。
60点
もう一言
もしここにさらに昨今流行りのポリコレ突っ込んでくると
もうそれはナイル川ではなく淀川でやってよ、となる。
そんな作りをしたら今の鑑賞者はこれがアガサクリスティー原作と
思ってしまうのでしょうね。
その時代がなせる背景を無視して、今ならこうならないとアカン
という考えで修正改ざんされる映画が出てきたら
折角の動機、トリックも中途半端になり
正当な評価がくだせないことになりませんかね?
7
イオンシネマ茨木 20220317
パンフ購入
リゾートサスペンスを、堪能⁉️
推理と愛憎劇
嬉しいような、悲しいような…
「愛」か「金」か⁉︎
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