ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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名探偵ポワロの髭と世界遺産スフィンクスの顎のヒゲ
名探偵エルキュール・ポワロ役のケネス・ブラナーが監督・製作も務めている。
今作は、ポロワに髭がなかった頃から始まる。そして、エジプトのナイル川クルーズでは髭があり、ラストは髭がない。
髭と言えば、スフィンクスの顎のヒゲ、ある日本の考古学者によると、もともとヒゲがなかったと思われるが、のちにヒゲが追加された可能性が高く、しかし約200年前の発掘作業中にヒゲを壊してしまったが、その作業時の記録は残っていない、ということである。歴史は諸説あり、ロマンである。
アブ・シンベル大神殿の4体の巨大なラムセス2世の薄着&裸足というファッションも氣になる。また、太陽の光が、きっかり年2回だけ奥まで届く設計になっているらしい。古代文明の技術や知識が受け継がれていないことが残念に感じる。
今作の死人は4人であった。ラムセス2世像も4体である。
名探偵ポワロがいなければ、事件は世界遺産のごとく闇の中であった。
本物ではないとしても景色は見ごたえがあり、ガル・ガドットなど出演者の魅力も引き出されており、ポワロの髭をピックアップしたりナイル川を舞台にする必然性など、考える材料が多くて飽きずに楽しめる映画である。
サイモン(アーミー・ハマー)は ジャクリーン(エマ・マッキー)と婚約したはずなのだが、 実際に結婚した相手はリネット(ガル・ガドット)だった。 ここがまず驚きだった。
動画配信で映画「ナイル殺人事件」を見た。
2022年製作/127分/G/アメリカ
原題:Death on the Nile
配給:ディズニー
劇場公開日:2022年2月25
ケネス・ブラナー
アーミー・ハマー
ガル・ガドット
エマ・マッキー
アネット・ベニング
エルキュール・ポアロがなぜ口ひげを生やしているのか、
冒頭のエピソードで知ることができる。
ガル・ガドットが美しい。
2004年、ミス・イスラエルに選ばれ、
ミス・ユニバース世界大会に出場。
サイモン(アーミー・ハマー)は
ジャクリーン(エマ・マッキー)と婚約したはずなのだが、
実際に結婚した相手はリネット(ガル・ガドット)だった。
ここがまず驚きだった。
サイモンとリネットの結婚式に集まった客全員にリネット殺害の動機があった。
船旅の船上で増え続ける遺体の数。
推理してみても犯人の見当はつかない。
ポアロの推理を見てなるほどと唸るだけだが、
結局、犯行の動機は金銭的な欲望だと知る。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
原作から大幅に内容を削った作品
『リメイクはつらいよ』シリーズ?
2022年公開のアメリカ映画。
『オリエント急行殺人事件』に続き、
1978年に公開された同名映画のリメイクチャレンジとなる。
アガサ・クリスティによる原作の素晴らしさが分かるというもの。
男女の愛憎、財産狙い…人間の業は時代を超えてゴシップ魂をくすぐるのでしょうか。
監督と主演はケネス・ブラナー、
脚本はマイケル・グリーン。
著名な原作、しかもリメイク作品となれば、
ストーリーはバレバレ、真犯人を分かりつつ観ることになる(もちろん、初見の人もいるはずだが)。
原作(1937年)→ 映画(1978年)→ 映画(2022年)
という流れで見ると、
◆真犯人は同じ(当たり前か)
◆名探偵ポアロのバディ・レイス大佐が2022年は不在
◆代わりに?ブーク登場
◆2022年は激しいダンスシーンあり(笑)
など、
やはり、1978年版のほうがより原作に忠実で、
2022年版はマイナーチェンジを施した感じ。
邦画でリメイクと言えば、
『二十四の瞳』
『犬神家の一族』
『日本のいちばん長い日』
などが挙げられるが、ヒットした作品のリメイクはなかなか辛いのではなかろうか?
一つのミステリー映画として、
すべての予断を排除して評価するなら、☆2.0。
悲しい結末
アガサ・クリスティーの名作の一つ。アガサ・クリスティーの作品は、結構読んでいるんですが、実はこの作品は何故だか読んでないんですよねぇ。なので、この作品が初見です。
元々、アガサ・クリスティーの作品は、必ずしもハッピーエンディングばかりでは無い訳ですが、この作品はとりわけて、ハッピーでは無いエンディングですね。結構悲しいです。
画は、ちょっとCGが目に付きますね。まぁ、時代的にフルロケーションで取る必要はなく、コンピューターでどうにでも出来るわけですが、正直“ちょっとね・・・”とは思いました。
ケネス・ブラナーのポアロシリーズ、結構良いですね。もっとみて見たいと思いました。
迷うポワロ。
オリエント急行と比べちゃうとなあ
タイトルなし
"三角関係"…そして始まる悲劇
「全員を犯人扱いする」
1914年、戦争で口に大怪我をしたポアロ。1937年、ロンドンでポアロは、若い資産家のリネットや、婚約したサイモンとジャクリーンを見かける。6週間後ポアロは、エジプト旅行中に友人ブークと出会い、ナイル川の客船クルーズに参加。それはリネットが貸し切った船で、彼女と婚約したのは意外にもサイモンだった。しかも、ジャクリーンも乗船している。そして事件が起こり。
旧作の「オリエント急行殺人事件」の真相に衝撃を受けたにもかかわらず、旧作の「ナイル川殺人事件」はあまり印象に残っていませんでした。なんでだろ、と新作を観賞。結果、犯人がオリエント急行殺人事件ほどのインパクトが無かったため、とわかりました。
旧作は淡い陽光が印象に残っています。今作は、様々な映像美を堪能できました。ケネス・ブラナーの作品は、映像のコントラストに特徴あるような気がしました。
圧倒的な洞察力
ポアロの推理がバチバチに決まっていく。
容疑者に尋問しながら、それまでの言動から洞察した推理で人物の隠し事を暴きながら、犯人を絞っていく。
その流れは痛快なのだが、そんなことまで分かるわけなくね?って思うこともしばしば。
でも、オリエント急行殺人事件より、推理していく流れは面白い。
テンポ早くて集中してないとついていくのはギリギリ。
さて、推理映画なので、そのネタを仕込んでいかないとならない。
だから、人が死ぬことが分かりきっているものの、なかなか死なない。一時間くらいは伏線を張っていく時間が続く。
致し方ない。
オリエント急行でもそうだったが、犯人は予想できそう。でも、全てを予想するのは到底無理なので、予想的中したとしても十分楽しめる。
なかなか衝撃な展開も控えていて、個人的には前作より面白かった。
グリーンバック臭が…
どのシーンもグリーンバック臭がつきまとい、どうにも気になってしまう。映像は綺麗なのだが、現地の「埃っぽさ」がなく綺麗すぎるから気になるのかもしれない。
話の流れやオチはさすがアガサ・クリスティ、面白い。有名な話だが、一切内容は知らずに観れたために楽しめた。
楽しめたけれど、やはりポワロはケネス・ブラナーよりもデビット・スーシェの方がしっくりくる。スーシェのポワロは、変わり者だが可愛げと人間味があり魅力的。ブラナーのポワロは真面目すぎて面白味に欠ける。主人公に魅力があるかどうかが作品全体の面白さに影響してしまうのが怖いところ。スーシェ版でもう一度観たい。
タイトルも「ナイルに死す」の方が好き。
凄い人達の饗宴
原作者のアガサ・クリスティはまさに緻密。そして緻密。一体どんな脳の構造をしているのだろう。舌を巻くとはこのことだ。これを映画化するなんて!アブ・シンベルだけでなく、船の構造等も含め、途轍もない苦労があったでしょうね。
映画館ではナイル川の夕陽の美しさや、畔の歴史あるアブ・シンベル神殿(移築前)、そして、ピラミッドの壮大さに目を奪われ、登場人物の関係や名前や顔を把握出来なかった。
犯人は覚えていたのに詳しい殺害方法までは忘れてしまい、再度WOWOWで鑑賞。
船に乗っていた殆どの人が疑われるような秘密を持っていることも頭を混乱させた。
また、思慮深く真相に迫っていくポアロを演じたケネス・ブラナーの演技は見事。
ポアロに負けない完全犯罪を考える妖艶なジャクリーンも凄い。同情さえしてしまう演技。
映画ってやっぱりいいですね。
前作(オリエント急行)よりは…
ポワロもガル・ギャドットも残念
原作未読です。
にしてもポワロも金田一耕助も、謎は解くけど誰も救えないのは毎度のことで。ポワロは今作は酔って寝てミスるし。
ガル・ギャドット好きなんだけど今作はかなりのバカ女で好感度爆下がりで残念。
友達の婚約者を寝取る金持ちのいけ好かない女子とはいえ、もう少し魅力的にできなかったものでしょうか。
あと、新型コロナの影響なのかもしれませんが、本来はロケやリアルなセットにしたいところをCGにしてしまって興ざめな作品が多い気がします。
映画としてそこそこは楽しめるけど、残念な部分も多かったかな。
前作
オリエント急行殺人事件より、こちらの方が好み。
推理した答えの一つが当たっていたのもじわっと嬉しかった。
ただ、ラストで22口径で果たして1人を貫通して2人目も殺傷する威力はあるのかがモヤモヤした。
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