ラスト・クリスマスのレビュー・感想・評価
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イケメンじゃなくてよかった
2012の「世界で最も美しい顔」に選ばれて、超絶美人のエミリア・クラークと、そこまで知名度も高くなく、イケメン...とはちょっと違うかな?っていう、ヘンリー・ゴールディング。
中盤まで、
相手役の男が、もっとイケメンだったら画になって、これまでのシーンも胸キュンな感じで見られたかなー
と思ってたけど、内見の場面で真実を知ってから、逆にイケメンじゃないことが良かったと思えた。
終盤のラストクリスマスを歌いながら二人の思い出が走馬灯で流れるシーン。
そんなに長くないけど、涙がホロリ。
泣ける映画ってよりも、ホッコリする映画。
アマプラとかでいいかな
見終わった後の感じが超おもしろかった!でも超つまらんかった!でもなくまぁまぁオススメ。
お話もボチボチで何となくトムは幽霊か妖精か何かちゃうかと思ってると心臓移植の話が出てア〜やっぱり…
でもエミリアクラークとミシェルヨーとエマトンプソンが魅力的すぎる!
あのドイツっぽい彼氏の存在が唐突すぎて謎やけど。
エマトンプソンのロシア訛り最高だった。
エミリアクラークのあんな弾ける笑顔ダニーでは見れなかったからかわいいな〜コメディ演技うまいな〜。
前半のケイトのクソすぎるエピソードがほんとクソで、でもあの高すぎる顔面偏差値で許せてるようなもんよな。
あと最後らへんの大団円は欧米ならではの展開だなって思った。日本やと絶対ああならん。
GotGのデナリアンサアルも出ててニヤッてした。
それにしてもエミリアのレオパードのファーコートとデニムとワークブーツのコーディネートがかわいすぎてやばかった。
☆☆☆★(前半から中盤にかけて) ☆☆☆☆(最後の30分) 簡単に...
☆☆☆★(前半から中盤にかけて)
☆☆☆☆(最後の30分)
簡単に。
それまで全く素振りを見せなかったヒロインだが、トムに自らの胸の傷を触らせる。
観客側としては戸惑うこの場面。あまりにも突然だっただけに、感の良い人にはその後の展開が読めてしまう結果になってはいないだろうか?
実際問題わたし自身が、〝 それ 〟は意識していなかっただけに。この時を境にして、「ん?ひょっとしてトムって?」と思ってしまっただけに…。
脚本上でもう少し事前に、ヒロインの身体に関して用意周到な目配せが在ればなぁ〜と、ついつい感じてしまった。
(ヒロインが家を出た理由であったり。姉が実は…と言った辺りも含めて)
正直な話、前半から中盤にかけてはかなり怠かったのだけど。それだけに後半は予想は出来てしまったものの。素敵な話になっていて、とても心地良かった。
それは何よりも。悲しみを負いながらも、素敵な笑顔を振りまくヒロインの明るさの素晴らしさに他ならない。
そして、訛り英語を鮮やかに駆使するエマ・トンプソンのコメディエンヌとしての素晴らしさも同時に味わいつつ。
ところで、映画の中では。現在のイギリスに於る社会背景の問題として、移民問題を表す場面があった。
映画の中で、エマ・トンプソンが「移民が多すぎる!」と言った後に。娘のヒロインが一瞬だけカメラ目線になったのは、一体何を表現したかったのだろうか?
2019年12月10日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン5
LOOK UP
蓋を開ければシンプルなハナシ
タイムスリップとかしないタイプの心臓移植なので、これって残留思念みたいなもの?
可能性としてはドナーのご両親に会いに行ったり出会ったりしたりもありかもだけど、今回はそういう展開じゃなくて、あくまで自問自答もしくは"自問彼答"で段々と前向きになり自分を取り戻していく流れ
そして家族の和も回復するという健全なオチも安心
自己愛?疑似恋愛?
マイナスからの自己回復劇だとしてもやはりこれは一つの自分探しですね
まるで不思議の国のアリスのようにあちこちでバタバタしてその経験がいい感じで補完されてちょっと前向きになる
特別な事なんて何もない
あるとしたら心臓移植が成功して生きている
歌を歌える、家族で笑える、恋を応援できる
素敵な事ですね(*^ω^*)
まあしかしいうてもケイト(エミリア・クラーク)が美人さんだから絵になるよね
って言ったら身もふたもないか…
しかし感無量
エマ・トンプソン、素敵な脚本書くんですねえ
エミリア自身が実際に大病を経験していたりとかも考えるとキャスティングも絶妙ですね
素敵な物語
ネタばれは見ずに、ただ高評価が多そうだったので観賞。
良かったです。まさにクリスマスの季節の奇跡だと思った。
泣きました。良い意味で。
彼が居てくれて良かった。
彼女はきっと幸せに生きていくはず。そう思える映画でした。
「クリスマスの奇跡」では言いくるめられない
「ゲーム・オブ・スローンズ」を観ていない私がエミリア・クラークを知ったのは「世界一キライなあなたに」という映画。メロドラマのようなストーリーの中において彼女の印象的な笑顔とチャーミングさが目に焼き付いてしまい、是非とも彼女をヒロインにしたロマンティック・コメディを作って欲しいと願っていた。それが今回は叶ったわけである。厳密にいえばロマンティック・コメディでもないのかもしれないけれど、特に前半部分はかなりロマコメ要素が強め。嬉しい限り。
ヒロインのケイトはかなり問題のある女性である。ただそれを魅力に転換させることが出来たのはエミリア・クラーク本人の魅力に他ならないと思う。ケイトがお騒がせなことをしても、クラークのチャーミングなスマイルがそれを魅力に変えてしまう(同性愛をアウティングしたのはさすがに許せないけど)。ヘンリー・ゴールディングもまた、今どき珍しいほど「ハンサム」という言葉が似合う紳士で、気障ったらしい振る舞いをしても画になるし様になる。二人の好感の持てる掛け合いはいまにもロマコメらしいもので、気持ちよく観ていた。とは言えもちろん、二人の存在というかトムの存在がどこか宙に浮いたような非現実感があることは気づいていた。あまりにもパーフェクトすぎるし、あまりにも聖人君子すぎると。そして実際、二人が「普通」と「特別」について語り始めたあたりから、この映画がロマコメではなく「クリスマス映画」であることを思い出させる。
この映画はラブストーリーではない。「クリスマスの奇跡」の物語である。クリスマスに起きた奇跡。ただ、まさしくこの映画の本題とでもいうべきその「クリスマスの奇跡」が、どうしても私には腑に落ちなかった。ケイトの身に降りかかったクリスマスの奇跡は、たしかに驚きを伴うものであるし、なるほどとも思った。ただそこから遡ってよくよく考えると、感動より先に恐怖が沸き起こった。もし私がケイトの立場なら精神科に駆け込むところだ。見える筈のない人が見えて、しかも会ったことのない心臓移植のドナ―で、知るはずのない名前や住所やボランティアをしていた場所までわかってしまうのだから、半分「世にも奇妙な物語」である。それを「クリスマスの奇跡」で言いくるめるのはいくらなんでも無理があるだろう。
心臓を移植された女性が自分の「心」まで失ってしまったように感じ、心臓移植のドナ―に思いを馳せるというのは物語として悪くない着眼点だとは思う。だから普通に「今この胸の内で鼓動を鳴らしている心臓を提供してくれた人はどんな人だったのかを自ら探し出す」という心の旅ではダメだったのだろうか?「ロマコメと思わせての驚きの展開」といものにこだわるあまり、物語に無理が出て、余計な違和感を残したように思う。
ただ「I gave you my heart」をこんな風に解釈したのはなかなか面白いと思ったけどね。
クリスマスと言えば、泣ける話でしょ?
って言う、大衆ニーズに応える為の一作。でもさ、ドーラばぁちゃん、ダメだって。それじゃポン引きだってw
もの凄く好きな話。良かった。BBCが作ったクリスマスものは、ミシェル・ヨーとヘンリー・ゴールディングのコンビの顔ぶれから、アジアン・ラブストーリー in London?なんて言う俺の下衆な予測を、ものの見事に粉砕してくれました。全くの「クリスマス映画」でした。季節ものの感動話でした。
エミリア・クラークが、途中からキュートでキュートで。旧ユーゴスラビア、クロアチア移民のケイト。ビッチです。クソッタレです。地獄に落ちやがれ、なビッチが店員のクリスマスショップとか皮肉w
だが。彼女は旧ユーゴ移民と言う出自以外にも、ヘビーな過去を抱えていました。これが明かされるのは、ビッチ生活描写を引っ張って引っ張った挙句です。
トムの存在はファンタジーだと分かるのも、そのネタバレも、結構早い段階です。種明かしの場面とか、やっぱりねー、やっぱりねー、やっぱりねー、やっぱりねー、なんですけど。ヤバイくらい泣かす。涙腺緩めの方、覚悟が必要です。
私達は生きている。生きているだけで幸せ。今日の生に感謝を。クリスマスだわw
エミリア・クラーク、やっぱり好きやわぁ。
良かった、爽やかだった、感動した。とっても。
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12/12 ちょっとどうでも良い様な、でも重要な追記。
ラスト。「秘密の公園」で二人が共に時を過ごしたベンチに、今はケイト一人が座っています。立ち上がり歩き出すケイト。ベンチの背もたれには「Look Up」と刻まれたプレートが打ち付けられていました。ケイトですよね、このプレートを作ったのは。問題は和訳です。またこれが、和訳に困る言葉を使ったもんだ事w
「Look Up」は「上を見ろ」。劇中は良いと思うんですけどね、実際に顔を上げて上を見ている訳だから。
「Look Up」を命令形で使う場合、「元気出せよ!」と人を励ます意味があります。また「人を訪ねる」と言う意味でも使われます。「尊敬する」と言う意味で使う場合「Look Up To 人」の形式が一般的ですが、「Look Up」で「敬う」と言う意味でも十分に通じます。
ケイトがトムに会いたくなった時「訪れる」場所であるベンチ。トムが「元気出せよ!」とケイトを励ますベンチ。ケイトのトムへの「尊敬」を象徴するベンチ。
「Look Up」にはたくさんの意味があります。そんなこんなをぶっ込んだ、このシンプルな言葉が、すごく心に沁みてしまい。涙があふれてしまった。リピート確定っす。つか、次は最初のトムの登場シーンで泣いてると思うw
ゲジゲジの八の字眉(^з^)-☆
最初は、ん?って思ったんだけど、何度もアップになり、刷り込まれて癖になる…主人公ケイト=エミリア・クラークのゲジゲジの眉毛。
ワム!いいですね~。ラスト・クリスマス以外もいい、ワム!オン・パレードです。
クリスマスグッズ・ショップで働いてるケイトはおドジで友達に迷惑を掛けてばかり。実家の母は小うるさく、姉はキャリアを振りかざす嫌みな女…で家に帰りたくないし、荒れた生活を送っている。そこへ現実離れしたトムが現れ、少しづつマトモな方向に向いていくのだが、トムは携帯すら持っていないので、連絡も付かない。何故なら…トムとケイトの関係、その真実が明らかにされていく。妙に整ったアパートでトムがケイトの歪んだ傷に触れるシーンは素敵…2019下半期の一番の名場面でした。
もう、芸達者な人が沢山出てるので目を見張るばかり。ショップオーナーはミシェル・ヨーだし、母親はエマ・トンプソンだし。エマの素敵がな歌声は聞けたけど、華麗なダンス・シーンは無し。達者なスッテップを見たかったなぁ~(((^_^;)
『人の身体は食べた物で出来ている』が持論ですが、『いい行いをすればいい人になる』と言われケイトが変わった所に感動しました。
今できる、小さなことの積み重ね
序盤、ケイトの情緒不安定の原因が何かの病気のためらしい、と仄めかされるが、出自や家族の問題に起因する精神的なものだと思って観てました。そう思ってるうちは、なんだか盛り上がらない展開だなぁと少しダレかけてたのですが、『心臓移植』を受けた事実が明らかになった瞬間から、景色が一変。
心臓移植を受けた気の毒な人、という見方をしがちな周囲の人の同情やいたわりは、ありがたくもあるが、本人にとっては、気持ちのうえで窮屈な制約になることもある。
例えば、好きなことをしたくても、心臓に負担のかかるようなことだとしたら、程度に関わらず反対されるだろうし、心臓を提供してくれた人の好意を無駄にしないためにも無理してはいけない、という有形無形の圧を感じてしまうことがあるのではないか。そんなに過剰に意識しなくてもいいと言ってくれる人もいると思うが、何かを諦めることで、結果的に芯の定まらないフラフラした生き方をしてる(そういう評価を自分でしてる場合だろうと、他人から言われようと)こと自体が罪深いことに感じられて自己嫌悪に陥ることもあると思う。自分の心臓で生きている人よりは敏感に考えてしまうことはあり得るのではないか。
(提供者への感謝の気持ちが生きる支えになることもあるし、身体的負担を避けるための一定の制約が必要な場合もあると思います。一概に負担とか制約とかのネガティヴな情感に結びつけてしまうのも危険なことなので、とても複雑で、私には整理できない難しい問題です。なので、上記の内容はあくまでもケイトの場合の心情を推し量っての個別のもので、決して一般化してるわけではありません)
だからこそ、潜在意識の働き(物語的には、切っても切れないあのパートナーの導き)が、ケイトに、小さなことかもしれないけれど何か人の役に立てること、誰かが喜んでくれることを選択させたのだと思う。
『その小さなことの積み重ねがその人の人格を作る。』
そういえば、アナ雪2でも、次の正しいこと、今できることをしよう!と逆境で打ちひしがれたアナが立ち上がります。
最近、どこの国の映画でも、社会の閉塞感が強くて、〝青臭いかもしれないけれど羨ましいほど伸びやかな若者の夢〟を無邪気に語るようなものより、〝取り敢えず身近でできるささやかな自己実現〟を目指すことに価値を見出す作品が多いような気がします。
いただいたコメントを噛みしめながら振り返ってたら、最初思ってたよりも味わい深い映画に思えてきたので、★半分上乗せしました。
映画館で見ないでね!
マライアキャリーの” All I Want For Christmas Is You”と同じくらい嫌いな曲に合わせせて、可愛くも愛らしくもない、ましてお茶目でもないケイトが登場するシーンから始まるって、信じられない、もうやんなっちゃう!
ユーゴから来たケイトが、クリスマスなのに仕事もオーディションもうまくいかないのはヤッタネと思えるし、彼女に何故かトムという男の人がふざけたことをしてもなんとも思わないし、だって私の彼よりもハンサムでもないし、背も低いし、彼女が次第に彼に好意を持っているのがわかるスケート場でジョージマイケルの曲”Praying For Time”に合わせて二人してスケートなんて、おまけにキスをしようとする。そんなことするなって思ってしまうし、だって、例年のクリスマスには、私の豪華マンションに大勢の友達とパーティ三昧なんだけどね、聞いて、今年は彼が....料理を作ってくれてケーキもだって。し・あ・わ・せ💓 それもこれも会社では手を抜きまくっているのに上司が”君がいないと我が社は成り立たないから辞めないでね。”なんてそのご褒美かしら? フフフ
彼女っていやらしい。悩みを抱えて自分で処理が出来ないからって、トムの家で添い寝って、思わしておいて、好きにしても~ぅ。
映画も佳境を迎え、ケイトが開くショウ。友達や家族や困っている人たちをみんなを集めて盛大に盛り上がるようだけど…ケイトがトムと出会った時の様子がフラッシュバックと同じようにケイトとみんなが「Last Christmas」を歌うのは別にどうってことないしね。
ラスト、トムとの思い出のベンチに座っているケイト.....幕が終わります。
トムのいる本当のわけを知っても、私の涙腺の蛇口は、ピクリともしませんでしたから悪しからず。絶対にこんなくだらない映画を見に行っちゃいけませんよ。
だって……クリスマスの夜ぐらい、イヤホンを外して、映画館を独り占めして、大声で泣きたいもの。
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