「ロンドン下町の今を伝える愛らしいクリスマス映画」ラスト・クリスマス SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
ロンドン下町の今を伝える愛らしいクリスマス映画
主役のエミリア・クラークさんが、メグ・ライアンさんの若い頃を彷彿とさせる、愛らしいコメディエンヌぶりで、とても良かった。
でも一番いいのは脚本だと思う。
旧ユーゴスラビアから亡命してきた一家。中国系の支配人と謎の恋人。ホームレスの人々。同性愛者の姉。多様性のるつぼと化しているロンドンの下町の事情が窺える。そして主人公自身の心の中、姉妹、家族間の葛藤と和解。謎の恋人の正体をめぐるファンタジー。
脚本にとどまらず、味のある濃いキャラを演じるエマ・トンプソンさん、素晴らしいです。
Be good to yourself. 自分を幸せにできるのは自分。だから自分を大切に。
Helping each other is what makes us happy. 助け合えるのが1番の幸せ。
少しキュンとして最後は元気をもらえるクリスマスにぴったりの映画。
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