「ストーリーはフィクションであるがそこに映る気持ちはノンフィクション」もち sasakiさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーはフィクションであるがそこに映る気持ちはノンフィクション
クリックして本文を読む
主人公の卒業とともに閉校になる本寺中学校の一年間を追ったドキュメンタリーであり、そこに暮らす人々の話からストーリーが生まれ制作された映画で
キャスティングもそこに住む方たちなので暮らしの情景がありありとあった。
主人公の友人宅で夕飯を囲むシーンは帰省した実家感がすごくて
家族を感じるとても良い食卓シーンだった。
お婆さんが嫁いできた時の餅つきは祝の儀式・風習的なものもあったのかもしれないけど
別れの時も餅をつきたかったのはお婆さんへの感謝そのもののように思えた。
文化祭から卒業式にかけての過ぎ行き日々と卒業を迎える生徒に言葉を添える先生のシーンは
胸を締めつけるものがあった。
全員役者経験無しであるが、それが良かったというものがあり、
そう演出し導いた監督の手腕はすごいものだった。
観た後に自分の故郷と家族に会いたくなる映画でした。
コメントする