「「溜息をつくと幸せが逃げる」←迷信←(^_^;)」もち 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
「溜息をつくと幸せが逃げる」←迷信←(^_^;)
2020年映画館鑑賞39作品目
岩手県と宮城県の県境に住んでいる者としては内容はなんであれ地元の作品は映画館で観ないわけにはいかない
楽しみにしていたのにコロナの影響で延期になりヤキモキしていた
一関市は一関市でも本寺地区は一関中心部からかなり遠く離れている
行ったことは一度もない
むしろ近隣の市や町の方があっという間に辿り着く
原爆ドームじゃあるまいし旧祭畤大橋なんてさっさと撤去すれば良いのに今も保存している
映画館で映画を鑑賞することは休日の恒例でありもはや日常ではあるがその日常のなかの小さな非日常である
だからこそ僕は映画に非日常を求める
だがこの作品は極めて日常である
しかも有名な俳優は誰一人出てこない
評価が難しい
作品としては悪くない
だけど僕的には当たり前で平凡な内容だ
一関からかなり遠く離れた他地域の人が観れば感想も違ってくるのかな
スーパーで年がら年中調理された餅がパック詰めされて売っているのはどうやらこの地域だけらしいし
東京ではミニシアター系でひっそりと上映され上から目線の教養が高い人が観るんだろう
岩手の恥東北の恥になるような作品ではない
胸を張って薦めたい
だけど星4とか5は気が引けるので謙虚に星3
インディーズみたいだがマガジンハウスとか絡んでいるのでメジャーなんだろう
ドキュメンタリーみたいだがフィクション
無名なのか素人なのかわからないが素人だとしたら皆さんうまい
演技指導の賜物なのか小松真弓監督は有能
当初は「小野真弓が映画を撮るの!?」と勘違いしたが小松真弓である
ヒロインのユナを演じる佐藤由奈はいまどき珍しいニキビづら
どんなにいけてない中高生男子でもお肌はツルツルできめ細やかであまりの若さに眩しいのが普通なのに
自分らの世代の中高生だ
それがかえって僕にとってはリアルで生々しい
演技なのか演技じゃないのか表情はとても自然だ
餅を二つ並べてオッパイに見立てるなんて平均的な小学生男子っていつの時代も馬鹿
卒業生はたった4人
最後は甘酸っぱい展開
たった60分
ちょっと物足りない
腹八分目で逆に良いかも
見落としたのかもしれないがエビ餅が登場しなかったのが残念だ
東京や大阪の人が初め見たらギョッとするかもしれない
それなりによく噛むのだがそれでも喉越しが悪い
あと「溜息をつくと幸せが逃げる」とおじいちゃんが言ってたけどそれを迷信と切って捨てるのは違うと思う
科学的じゃない!医学的にはむしろ溜息はどんどんした方がいい!
このての言い回しはそういうことではない