「とても子供向け」ラーヤと龍の王国 haachiさんの映画レビュー(感想・評価)
とても子供向け
映像はとても綺麗で幻想的でした。
人を信じることの大切さを伝えたいという作者からの思いを感じます。
ですが、やはり内容は薄く、とても単純かつ単調です。子供向けに作られたものでしょう。
大人が見るとイライラする箇所が多いかと思います。
(ここからネタバレ)
例えば、何故人々は龍の玉を欲しがるのか、なぜいつまでも争っているのか。などです。おおよそ考えられるのはその魔力を使ってって戦争をすることくらいですが、龍の玉を盗んでも各国なにもしません。
そもそもハートの人々は龍の玉を持っているにもかかわらず何もしていません。要するに龍の玉を持っていても何も出来ないというのがどこの国の偉い人でもすぐ分かると思うんですけど、分からないようで、壊して盗み出します。そしてドルーンが出てきてしまいます。
各国々は盗むことに成功し、それを使ってなにかするのかと思いきや、先程も言った通り何も出来ずにただ持ってるだけの状態になります。
「なら返せし!」と心で叫んでしまいました。
なんのために盗んだのか。
盗んだメリットもなく、ドルーンという強敵が現れるだけならさっさと返せや!と…w
何を6年間やっていたのか…w
各国何故かわかりませんがその欠片を大事に持っています。なのでラーヤが集め、世界を救います。アホすぎますほんとに。
また、ファングの国の杖を持った女はほんとにくそだと思います。何がしたいのか分かりません。「皆を生き返らせれば私は殺される」みたいなことも言っていました。そして「シスーと龍の玉を手に入れれば許される」と。何を言っているのでしょうか。欠片を渡せば全て元通りです。既にラーヤが集めているのですから、ファング側が渡せば全て解決するのに、自分のことしか考えてなくて、死ぬほどイライラしました。またその娘(ナマーリ)も然りです。
ナマーリがシスーを殺めてしまうところでは「これしかないの!」など言って皆を脅して殺めます。こんな時に何がこれしかないのでしょうか。何がしたいんでしょうか。
世界観はとてもいいのに内容が…もったいない…
大人目線ではやはり楽しむには少し苦労するかと思います。子供に見せる分には適任かと。
私はDisneyが好きなので、いつか内容が凝っているDisney作品が出たらなと思います。