ラーヤと龍の王国のレビュー・感想・評価
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王道のアクションアドベンチャー
ディズニープラスで鑑賞。
闇に包まれた世界を救うため、ラーヤと龍のシスーが冒険します。
今回の仲間は、年齢や性別がバラバラで多様性に溢れていて面白かったです。
また、映像が実写レベルで美しく、水の表現に一番力が入っているように感じました。
ストーリーもディズニーらしい王道の冒険物で、終始アトラクション感覚でワクワクしながら楽しめました。
荒廃した東南アジアを旅する女木枯し紋次郎
主人公のビジュアルは、もう一度浮かんでしまったら木枯し紋次郎としか思えない。実際、荒涼とした土地をさすらっていて、キャラクターもどことなく被る。まあそれはビジュアルだけの話だが、アジア全般を一本の映画に詰め込もうと、さまざまな要素や文化的モチーフがてんこ盛りで、ストーリーの粗はどこかに消し飛んでしまった。
例えば自分は『ブラックパンサー』を観て、アフリカの人たちはこの描写によく怒らないものだなあと思ってしまうのだが、意外や日本やアジアがモチーフだとそこまで気にならない。キツネ目のキャラが出てきたりすればまだこんなことやってのかとは思うが、近しいからこそ余裕があるのか、どうぞ好き勝手に遊んでくださいという気持ちで、ビジュアル的に面白ければ楽しめてしまう。
かろうじてディズニープリンセスという括りの中には入るのだろうが、ついに完全に恋愛要素を排除してみせた潔さは、新しい時代のディズニーアニメという気がするし、一方でこれからディズニープリンセスというコンセプトはどうなっていくのだろうと興味も湧く。到達点というより過渡期の面白さだなと思いながら、興味深く観ました。
ただ、字幕版の上映館の少なさには閉口した。オークワフィナを愛でる映画でもあると思うので、やっぱりオークワフィナの声で聴きたいし、彼女の演技に聞き惚れて欲しいので、半々とは言わないが、せめて一日一回くらいはどの劇場も字幕版もやってくれないか。
オリジナリティー溢れるディズニー映画の名作が誕生。それぞれのキャラクターが個性的で、シンプルながらも深いモノを描き出した。
本作は、ディズニー・アニメーション初の「東南アジアからインスピレーションを受けた作品」なので、正直、最初のパッと見は違和感がありました。ただ、不思議とすぐに世界観に慣れました。
タイトルにもあるように「龍の王国」という辺りは、神話のような世界観も絡んでいたりと、ディズニー映画らしいオリジナリティー溢れる設定で興味深いです。
そして、ラーヤが旅をする際に、いろんな出会いがあるのですが、そのキャラクターたちが本当に魅力的で、その化学反応により物語が進むにつれて面白味も増していくのです。
私が本作で特に良かったのは、「ファインディング・ニモ」のドリーを彷彿させるような、あの独特な「ムードメーカー的な存在」が登場するシーンからです。
それぞれの国に行くたびに変化していくのも面白かったです。(ネタバレ回避で抽象的に書きます)
これまでのディズニー映画で、ありそうでなかった作品でした。
「信頼すること」の大切さは誰もが知っていますが、現実問題として、それほど単純なモノではないことも誰もが知っています。
そんなテーマをこのように描けるのは、やはりディズニー映画だからこその素晴らしさだと実感しました。
今度の敵は家族や友達を平気で騙せる詐欺師
先ずは見た目のアジアンテイストというかオリエンタルな外観に賛否が分かれる作品。ディズニーファンを含めた食わず嫌いな観客は後回しにするであろう作品。しかし中身はディズニーらしいエンタテインメントで面白い(アクション・友情・家族愛・オマージュ&パロディ)。2024年は公開後初の辰年。タイトルに龍があるので2023年の年末年始に再注目されるのが楽しみな作品。最後に作品のテーマである「信用」について。
主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。【使徒の働き16章30節】 出典:新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』(いのちのことば社、2017年)〈新〉268頁
アメリカ人を始め欧米人が信仰するキリスト教(Xmasシーズンになれば日本人も信仰の対象ですが ^^;)の有名な格言「信じるものは救われる」。
主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。【使徒の働き16章30節】 出典:新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』(いのちのことば社、2017年)〈新〉268頁
「信用」とはキリスト教圏では永遠のテーマみたいですね。
子どもは観てほしい
民族も関係なく互いに信じあうことが大切、という
明快なテーマで、
こういうことは子供のうちに履修してほしいので
ぜひ小さいうちに観ておいてほしい。
自分は心が薄汚れているので、
各人が信じる正しい道が異なっているから
解決が難しいんだけどねーと思ってしまうのですが
それを言っちゃあ興ざめですよね。
架空の世界といいつつ東南アジアをモデルとしてる背景設定であり、
登場人物たちもアジアのいろんな国々の人を
モデルに織り交ぜている。
主人公は少女で女同士の冒険と友情。
いつもに比べれば少々説教臭さはあるが
全方位にまんべんなく配慮をして
ポリコレもおさえてある、さすがディズニー。
きちんとハッピーエンドに収まるので安心感がある。
これが宮崎駿のジブリ作品であるなら
一件落着、さあ解散!だけで終わらず
何か抱えたまま帰ることになる。
自分の好みは後者だ。
あと一時間あればもっと盛り上がりがあったのでは、という点と
アジア人の皮をかぶって中身はアメリカンノリな
キャラクター造形だった点が個人的に残念だ。
でも映像は文句なしに美しい。
一枚一枚を飾っても耐えうる。
コロナでこの美しさが全世界に大々的にお披露目されなかったのは
非常にもったいなかった。
ディズニーの凄さを再認識
流石はディズニー最強の制作陣。
予告からは想像がつかない程面白くて良い映画でした。
可愛くて、笑って、カッコ良くて、感動する、映画の魅力を全て詰め込んだ至福の120分。
映像美と音響が面白さを150%にUPしてくれるので、なるべく大画面&高音響で☝️
個性豊かなキャラクターはみんな魅力的で、個人的にはトゥクトゥクと龍のシスーの可愛さにやられました😍
とにかく
綺麗
水の表現は本物と見間違うほど
ラーヤの性格も周りのキャラも自立してて安心感がある
上映時間も短めでサクッと観れるのもいい
アジア感があって話に入り込みやすい
信じる気持ちの大事さを教えてくれる作品です
70点
映画評価:70点
近年のディズニー作品の中でも
正統派であり面白かったです。
最初から最後まで
展開が読めてしまうし、
オチも分かってしまう。
だけど、それでいいです。
普通の大人が見て、展開が読めてしまうという事は、子供がちゃんと理解してワクワク見れるという事。
この作品は、
シンプルだけど奥深いです。
とても好きになりました。
登場人物も、世界観も、
応援したくなります。
その要因は主にシスーのおかげ。、
どこかのオバチャンみたいなキャラで周りを明るく、楽しくしてくれます。
彼女の信じる力とユニークさで
単調だった世界に色がつきました。
それにより最後まで飽きずに見られたと言っても過言ではないはずです!
【過去は水に流して、人生から学んで、新しく始めよう】
これはエンディングに載ってた文字ですが、
この作品の紹介文になると思います。
水という名の竜がいれば、
いつでもやり直せる。
例え、失敗したとしても。
そんな感じです!
全年齢にオススメできる、
素晴らしい作品でした!
余談ですが、
漫画ワンピースの《ワンピース》は
こういう事を言うのではないだろうか。
クライマックスにありましたが、
仲間に託して手に入れられるモノ。
そんな気がします。
【2022.8.31観賞】
ディズニー、、、??
東南アジアをモデルにした国際色溢れる感じはとても好き。
だけど、歌や踊りがない、、、。
モアナやリメンバーミーみたいな、歌あってのディズニー作品を期待していたので、なんだか感情の持って行き方が単調で話も間延びしているような感じで途中で飽きてくる。
話の流れ自体は素敵な話だし、終わり方も良かったんだけど、イマイチなのはときめくような、ワクワクするような演出が足りないのかも。興奮する場面が殆どなかった。
観たいリストに入ってなかったとしても観てほしい
アメリカ人が描くアジア人って、なんか自分と遠いところを理解なく描いてるんじゃないの?っていう気持ちになりがちだったりしたわけです。
今回の映画、舞台はアジアといっても日本じゃないですけど
良い意味で、そういう偏見感の薄い世界観になっている。
それが最初の印象。
ジャンル的にはけっこう分かりやすい冒険ストーリーで
相手側がsherry的なビジュアルに統一されているんで、
まあ観ていて分かりやすいこと。
それでいて提示されるテーマはけっこう深みがあって、
罪や許しや収奪や贈与、ということで
表向きのストーリーが分かりやすい冒険ストーリーなのと対比して
映画に深みを与えてくれていてgoodでした。
あんまり話題にものぼらなかったかな?というのもあるし、
興収的にもあんまりだったのかな?というのもありますが、
こういう映画を、観たことない人にも観てもらいたいです。
個人的にはスマッシュヒット。
またこういうの、作ってください。
2022年 87本目
久~しぶりにディズニー観ました。
公開当初から観たいと思って早1年。
やはりアニメーションは美しい。
それでいて冒険もの。
-な部分は龍が想像と違ってた笑笑
あと悪が。。ファンタビ1作目のあれかな?笑
ファミリーはもちろん誰にでも楽しめる作品だと思います。
とても子供向け
映像はとても綺麗で幻想的でした。
人を信じることの大切さを伝えたいという作者からの思いを感じます。
ですが、やはり内容は薄く、とても単純かつ単調です。子供向けに作られたものでしょう。
大人が見るとイライラする箇所が多いかと思います。
(ここからネタバレ)
例えば、何故人々は龍の玉を欲しがるのか、なぜいつまでも争っているのか。などです。おおよそ考えられるのはその魔力を使ってって戦争をすることくらいですが、龍の玉を盗んでも各国なにもしません。
そもそもハートの人々は龍の玉を持っているにもかかわらず何もしていません。要するに龍の玉を持っていても何も出来ないというのがどこの国の偉い人でもすぐ分かると思うんですけど、分からないようで、壊して盗み出します。そしてドルーンが出てきてしまいます。
各国々は盗むことに成功し、それを使ってなにかするのかと思いきや、先程も言った通り何も出来ずにただ持ってるだけの状態になります。
「なら返せし!」と心で叫んでしまいました。
なんのために盗んだのか。
盗んだメリットもなく、ドルーンという強敵が現れるだけならさっさと返せや!と…w
何を6年間やっていたのか…w
各国何故かわかりませんがその欠片を大事に持っています。なのでラーヤが集め、世界を救います。アホすぎますほんとに。
また、ファングの国の杖を持った女はほんとにくそだと思います。何がしたいのか分かりません。「皆を生き返らせれば私は殺される」みたいなことも言っていました。そして「シスーと龍の玉を手に入れれば許される」と。何を言っているのでしょうか。欠片を渡せば全て元通りです。既にラーヤが集めているのですから、ファング側が渡せば全て解決するのに、自分のことしか考えてなくて、死ぬほどイライラしました。またその娘(ナマーリ)も然りです。
ナマーリがシスーを殺めてしまうところでは「これしかないの!」など言って皆を脅して殺めます。こんな時に何がこれしかないのでしょうか。何がしたいんでしょうか。
世界観はとてもいいのに内容が…もったいない…
大人目線ではやはり楽しむには少し苦労するかと思います。子供に見せる分には適任かと。
私はDisneyが好きなので、いつか内容が凝っているDisney作品が出たらなと思います。
主語のデカさが物語とリンクしてないのが残念
ディズニー+で鑑賞。
「モアナと伝説の海」以来のオリジナル作品ながら、制作時期とコロナ禍が重なり、リモートでの製作とアフレコ、公開の延期や公開と同時にディズニー+での配信が決まったことで上映をボイコットする映画館もあり――などなど、何かと恵まれない作品だったことには同情せざるを得ない。
作品のテーマはまさにコロナ禍による分断が続く現在(いま)に向けたものではあるのは分かるけど、その主語の大きさが設定や物語と上手くリンクしておらず、近年のディズニー作品同様、説教臭さ(というかディズニーとしての姿勢の表明?)だけが残ってしまうストーリーテリングが残念。
「シャンチー」のオークワフィナが龍のシスーを演じているのは良かった。
映像「は」綺麗でした
少し思うところがあったので初めレビューしました。
飛行機で見ました。
ストーリー終盤でシスーがナマーリ(とラーヤ)に打たれるシーンがあるんですが、すぐ後に「シスーが死んだ、ナマーリが殺した」等々シスーが完全に死んでて生き返らないという展開になってました。
「信じる」ということがテーマなのに「シスーが生きてる」ことを信じなかったり、諦めたりしてるのがモヤッとしました。
また、誰とは言いませんが、「このキャラいる?」って思ってしまうキャラがいますし、ストーリー中盤はだいぶ盛り上がりに欠けるストーリーになってしまいました。
あと、どのキャラもそれぞれ「余計なことしてるな」って思ってしまいました。
例えば終盤のラーヤだったらナマーリが引き金を引くのを辞めようとしてるのに、無駄に攻撃したので引き金を引いてしまってシスーが打たれたり
タロン国にてシスーが「ものを渡せば龍の石を返してもらえる、信じれば大丈夫」と言ってラーヤの言うことを聞かなかったり……
あとは、シスー。「人を疑うこと」も自分の身を守るための手段なのに、それを完全否定し、自分の考えを押し付けるところにも嫌気がさしました。
そして何より劇中歌が全くなかったことに不満を持ちました。ピクサー作品なら劇中歌がないことには納得いくんですが、ディズニーさんが作るので、ミュージカル展開になると思ってたのに一切無かったのが不満でした。
ただ、流石のディズニーさんクオリティ、映像はすごく綺麗でした。
特に水の描写は目が離せないほど綺麗でした。
他にも龍の石が綺麗で割れても綺麗に見えて好きです。
トゥクトゥクもめちゃくちゃ可愛いです!
でもやっぱりストーリーに不満があったので私自身はあまり好きな作品ではなかったです。
信じあう心の大切さが伝わる映画
以前から気になっていた映画だったので視聴。
率直な感想としては、よく出来た映画でお互いに信じあう心が大切だという事が伝わってくる映画で、ディズニーらしい内容で良い作品でした。
物語の冒頭、主人公のラーヤは友に裏切られたことで人を信じると痛い目をみるといった猜疑心がトラウマになっていたが、5つの国を旅し人との出会いを通して成長する中で、信じあう心が大切だという事に気付く過程が上手く描かれている。
将来、子どもの情操教育に良い作品だと思えたので一緒に視聴しようと思います。
信じ合う心
魔物達に襲われる世界。
500年前に龍達が力を合わせ世界を救った。
しかし守られて救われたはずの人間達が
お互いで争い合い再び魔物達に襲われる世界に…
主人公ラーヤは世界を取り戻す旅に出る。
展開はディズニーならではの王道。
テンポ良く進むのは良い。
珍しくヴィランらしいヴィランはいない。
あえて言うなら敵はお互いの心。
如何にお互いを信じられるかがこの映画のポイントだと思う。
印象に残るシーンは少ないように感じた。
最後まで飽きずに見れたのは良かったと思う。
良い意味で、イマドキな作品
世界や時代が違うだけで、最近のコロナ禍と似通っているな…と感じた作品でした。
ラーヤの猜疑心、ナマーリの背徳心、シスーの正当化など…現代にそのまま反映出来る人物像が作品として好印象でした。
作品はハッピーエンドでしたが、現実も同じであってほしいですね。
気になって…
まずシス-の姿と声が、自分には合ってなくて、ずっとむず痒かった。
そしてファングの長が唐突に仲良くなってるのが違和感あった。
何で考えが変わったんだ?
娘が説得したとかのシーンが欲しかったなぁ。
あと、仲間の龍たちは、シス-に感謝の声かけて欲しかったなぁ。
「大切なのは信じ合う心」。情操教育には最適な、冒険ファンタジー。
【賛否両論チェック】
賛:いがみ合っていた国の人々が、お互いを信じることで危機へと立ち向かっていく姿を通して、「信じ合う心」を描いているので、情操教育にはピッタリ。
否:展開はお約束のご都合主義で、ツッコみどころも多い。小さい子が怖がりそうなシーンがあるのも難点か。
魔物の脅威に再び襲われた世界で、ヒロイン・ラーヤ達がいがみ合ってきた5つの王国を旅しながら、それぞれの国の者達と力を合わせて、魔物へと立ち向かっていく様が、痛快でカッコいいです。
そんなラーヤ達の姿を通して、「人を信じること」「信じ合う心」という、実に単純明快かつ分かりやすいテーマが描かれていくので、まさに情操教育にはうってつけの作品といえそうです。
展開がご都合主義なのはお約束ですし、小さい子が思わず怖がってしまいそうなシーンがあるのも難点ではありますが、是非家族揃って御覧になっていただきたい、そんな作品です。
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