「【”美女と野獣 ジャングルカスタイマイズバージョン” ジャウム・コレット=セラ監督とディズニーのタッグが生み出す安定した品質の作品。ディズニーの名作のエッセンスも巧みに織り込んでいます。】」ジャングル・クルーズ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”美女と野獣 ジャングルカスタイマイズバージョン” ジャウム・コレット=セラ監督とディズニーのタッグが生み出す安定した品質の作品。ディズニーの名作のエッセンスも巧みに織り込んでいます。】
ー 今作は、明日から配信でも観れるようだが、
”映画は、映画館で観たいよね!”ということで、映画館へ・・。
クルージング映画ならばという事で、4DXで鑑賞。ー
◆感想
・アマゾン川で、観光客向けのクルーズ船の船長フランクを演じるドウェイン・ジョンソンのムキムキ筋肉と、漂い出る人柄の良さは、役にピッタリ嵌っている。
・イギリスから、遠路はるばる”奇跡の不老不死の花”を求めて、弟マクレガーとやってきた、”考える前に行動する!”と言う能動的な植物学者リリーを演じるエミリー・ブラントも、お得意の”闘う女”の風情をややコミカル要素も加えて演じており、魅力的である。
・今作の時代は第一次世界大戦中と言う設定
ドイツ貴族の末裔で”ゲルマン民族万歳男”ヨアヒムをジェシー・プレモンス(太ったか?)が、憎み切れない真っ赤な軍服が印象的な悪役を演じている。
ヨアヒムも又、”奇跡の不老不死の花”を求めて、アマゾンへわざわざ潜水艦まで持ち込んでやって来る・・。
・フランクのサービス精神旺盛な迫真の”ジャングルあるある”の仕込みなども、オモシロイ。
・フランクと、過去の悪行によりジャングルの魑魅魍魎に取り入られたアギーレとの関係性が明らかになる過程や、フランクの正体が分かるシーンなどは、多少ストーリーが粗いが面白く鑑賞。
・映像はVFX満載だが違和感はなく、流石のディズニーの映像技術も大画面で堪能できる作品。
<今作は、ディズニー映画の中では小品になるのであろうが、ディズニーの名作のエッセンス
ー 分かり易い所では、「白雪姫」。男女が逆ですが・・。ー
なども巧みに織り込んだ、コミカル要素の強いアドベンチャー作品であった。
私は、千葉のネズミがうようよといるTDLには敬して近づかないが(ディズニーの関係者ではないという事が言いたい・・) 今作はご家族、恋人、一人でも映画館で観たいモノである。
クルージング映画なので、出来れば4DXで鑑賞すると、面白さは更に増すかと思います。>
NOBUさんの〝消されたレビュー〟をきっかけに改めて考えてみたら、映画の豊穣さ=多様性への寛容という構図が、この小さな世界では脅かされていることに気がつきました。
以前は、常連、初めてを問わず、映画毎に色々な方の、斬新だったりユニークだったりというレビューがトップに来てたので、いつも〝新発見〟のときめきみたいな楽しみがあったのに、最近は取り敢えずスルーが半ば習慣化してます。
私自身のマインドも狭小化しつつあるのと合わせて、なんだか嫌な感じです。