「劇場公開中止だったのが悔やまれるくらいの名作」ソウルフル・ワールド k elowさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場公開中止だったのが悔やまれるくらいの名作
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人生の生きる意味とは。なにをするまでに生まれてきたのか。人間とはなんなのか。
その答えを教えてくれるような作品。
魂の世界を描くとなったら普通、死後の天国か地獄かを舞台に選びそうなものだが、生まれる前の世界で性格や個性が決められていく過程を描くのだからやっぱりピクサーの想像力はレベルが違うと思った。
自分の好きなこと、夢、きらめきは決して生きる意味ではない。何々をしていなければ生きる意味がないということではなく、今生きているこの瞬間、感覚、感動を楽しんで生きていこうというメッセージ。
そして、『海を探している魚』のお話。
自分がいるところは海ではなく水だという魚。
ひょっとしたら自分が探しているものはすぐ目の前にあって、もしかしたら既に手に入っているかも?やっていることかもよ?と気づかせてくれる作品。
夢が叶えられなかったら今までの人生が無駄になる、ではなく自分の感じてきた感情、感覚、今までの全てがきらめきであり生きた意味である。
無駄な瞬間などなく、一瞬一瞬を大切に。
良いテーマ
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