テッド・バンディのレビュー・感想・評価
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IQ160の美しきシリアルキラー!
テッド・バンディを知るための映画と言った感じでした。残虐な場面などもないため、誰でも観れる映画でもあります。エンドロール時に、テッド・バンディ本人の言動や周りの女性のインタビューが流れるのですが、まさに映画で描いたそのものと思える程なので、かなり忠実に描いてはいることは分かりました。
ただ、ちょっと映画として面白みに欠けているなとった感想。予告では、これだけデッド・バンディの言動や容姿を持ち上げているので期待していましたが、デッド・バンディが警察や裁判官を振り回したり、世間を振り回したりといったシーンがあんまり目立っておらず、もっと過剰に描いてくれた方が映画としては面白かったかもしれません。
肝心のデッド・バンディは、単に強がりを言っているホラ吹きだけな人物に映ってしまいます。脱獄も実現はするのですが、すぐにつかまり何だか成功したとも思えず。女性ファンを虜にする姿も突然感があります。それが故に、なんだか消化不良で中途半端な人物映画のような出来栄えでした。
個人的見解として、本作をもう一つ二つ面白いスパイスを加えるとしたら、1つ目は裁判シーンをもっとしっかり描いてほしかった。自分で弁護をする前代未聞な状況ですから、法廷ものとしてもしっかり描いても面白かったかなと。
もう一つは、なんといっても是非是非!!!イケメン俳優ザック・エフロンのシリアルキラーっぷりなシーンが見たかったと思った次第なのです。凶悪な裏の顔との女性受けがいい表の顔とのギャップが感じられた方が、映画としては面白かったと思えます。
酷評はしてしまいましたが、もちろん映画として見ごたえもあります。テッド・バンディと恋に落ちてしまったシングルマザーのリズの心理描写が非常に興味深く描かれていました。愛する人が残酷なシリアルキラーと信じたくない気持ち、相反して判決は死刑判決をくだされて信じれない気持ち、苦悩の様子が痛々しいほどに伝わってきます。(しかし、テッド・バンディは本当に罪な男だと思いますよね…)
現実にあったとは思えない、エンターテインメント的な実在したシリアルキラー存在を知れたことは満足です。
「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロンが、30人以上の女性...
「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロンが、30人以上の女性を惨殺した実在の殺人鬼を演じた犯罪ドラマ。1969年、ワシントン州シアトル。とあるバーで出会い恋に落ちたテッド・バンディとシングルマザーのリズは、リズの幼い娘モリーとともに3人で幸福な家庭生活を築いていた。しかし、ある時、信号無視で警官に止められたテッドは、車の後部座席に積んであった疑わしい道具袋の存在から、誘拐未遂事件の容疑で逮捕されてしまう。また、その前年にも女性の誘拐事件が起きており、目撃された犯人らしき男はテッドと同じフォルクスワーゲンに乗り、その似顔絵はテッドの顔に酷似していた。テッド役のエフロンのほか、リリー・コリンズ、ジョン・マルコビッチらが脇を固める。監督は、同じくテッド・バンディを題材としたNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ「殺人鬼との対談 テッド・バンディの場合」を手がけたジョー・バリンジャー。
荷物を下ろすのを手伝ってと言われたら、他にも手伝ってくれる人を強引に呼びましょう。
かの有名な米国のシリアル・キラー、テッド・バンディの、その当時付き合っていた女性の目線から描いた作品。
この手の作品って 大概つまらないものが多いけれど、この作品は結構〜面白かったかな。
(「ジェフリー・ダーマー」なんて、つまんな過ぎてジェレミー・レナーが可哀想だった)
当時付き合っていた、エリザベスと言う女性の手記を元に作られた作品みたいだけど、この本を読んでみたいなーって感じです。
この作品自体が、どこまでがフィクションで、実際にどれだけ忠実に描かれているのか…知りたいなと。
この作品の中で、バンディはリズのことを大切に?してそうだけれど、実際リズは ボートから突き飛ばされたり、脅迫されたりということもあった様ですね。
後は、なんと言っても ザック・エフロンがスゲ〜テッド・バンディに似てて(笑)!!
気持ち悪かった(笑)←褒めてる。
シリアル・キラーの代名詞的なテッド・バンディ。何故、リズには手を掛けなかったのか?観ていて不思議に思ったんだけど、刑務所に収監されているバンディに会いに行ったリズとの最後のやり取りで、コイツの本性見たりーっ!!って感じでしたね!
リズとリズの娘は、バンディにとっては ただの隠れ蓑でしかなく、きっと本当はリズのことも殺したくてウズウズしてたんだと。
ゾワッっとした瞬間でもありました。
ただ、この作品を観ていて…もしかして本当は犯人じゃないのかも?!ってルートも ちょこっと浮かんでくる程、テッド・バンディの話術(心理操作)は巧みだったんだと思った。←褒めてない。
最後の裁判長のセリフ、何ていうか…コイツも話術に騙されてるだろ?って感じ(笑)。
現実を想像できる者は少ない byゲーテ
IQ160以上の頭脳と美しい容姿を持ちながら、30人以上の女性を惨殺し、全米を大きく揺るがした元祖シリアルキラーの実話を元にした作品。
なんとも言えない。
これがシリアルキラーというものか。
この殺人鬼は決して肯定できるものではない。
しかし、この映画を観た感想として完全否定もできないのだ。
内容とは裏腹に斬殺シーンや裏の顔の表現をほぼ省き、テッド・バンディの人間らしさを追求する。
容姿や立ち振る舞いはもちろんのこと、自ら弁護人となり自身を弁護しようとする姿に、途中から彼が連続殺人鬼だということを完全に忘れてしまった。
実際、当時の世論もそうだったのだろう。
あんな賢く優しそうなイケメンがこんな残忍な事件を起こすわけがないと。
何故彼はリズだけ殺さなかったのか。
はじめは彼が初めて見つけた本当の愛なのだと思ったが、結局のところよく分からない。
あんなに愛していたはずなのに、避けられると途端に愛は冷め、獄中でさえ他の女に乗り換える。
とはいえ、彼にとってリズは確実に特別な存在だったのだろう。
劇中最も惹きつけられた面会シーン。
彼をずっと信じ続けて、電気椅子に座る何倍もの苦しみを負ったリズの怒りや憤りの詰まった問いかけに、彼の心は揺れて、あの瞬間彼の作り上げた嘘が崩れ落ちたはずだ。
演じたザック・エフロンを通して、テッド・バンディ本人に欺かれた。
彼に少しでも人間性を認めてしまったことが間違いだった。
ただ、きっかけは本人でも彼を邪悪で凶悪で卑劣な殺人鬼に仕立て上げたのは、他の要因だったのかもしれない。
報道により捲し立てたマスコミ、3度も脱獄させてしまった刑務所、彼の思いなど全く無視し捜査を行なった警察、信頼関係がまるでなかった弁護士。
テッド・バンディの悪は否定しようがないが、処刑を知り喜ぶ人々の実際の映像を見て、なんだかやりきれない気持ちになった。
たとえ悪が倒れても、リズを含めた被害者の無念が晴れることはない。
太っちょおじさん西郷!
映画本編としてはそこまでグロいものではありません
むしろWikipediaを読んで戦慄する人が多いのではないでしょうか
映画との中身としてはドラマティックな感じなので、演出表現としてはややパンチの足りないと思うところもありました。しかしWikipediaで事件をイメージし、「こいつやべえやつやん!!」と見始めると面白くなってきたように思います。
多くの人を惹きつけたのは事件性だけでなく、特徴的な名前、容姿、そしてカルト的なカリスマ性にあったのだろうと思います。それが演技としてよくできていたのではないでしょうか。
あとリズ可愛かった。
個人的にリズが太っちょ陰キャおじさんと一緒にサンドイッチを食べながら、「ふふっ!ぼくは冬休みは予定もないし、友達もいないから寝ながら過ごすよ!!」という場面。愛らしく、可愛らしくて、少しさびしくて心打たれました。
間違いなくこのシーンが映画全体をとても緩急にあるものにし、イケメンではない非モテ男子も分け隔てなく映画の中に引き込んでくれたのではないでしょうか。
あと最後も衝撃的でかつスッキリでよかった
殺人鬼でも心があるのか
まさかのザックさんが演じるというので恐る恐る観てみた。
スプラッターと違って連続殺人鬼にはキッカケがあったりする。だから怖い(*_*)
相手役がリリーさんってことで更に驚いたけど、ハマっていて最後まで観られた。
殺人鬼でも本当の愛が分かるのかな~
何とも言えない‥
なんかなぁ。実話が元だから仕方ないけど、ひねりは一切なかった。
こういう猟奇的な事件があったのね、という感じ。
指で文字を書いた場面は本当にあったことなのかな。そのシーンがこの映画の肝かと思う。
テッドバンディ本人は役者同様にまったく猟奇的な感じがせず、逆に恐ろしい。
今、映画化された意味は何かあるのかな。キャロルと子供は平穏な暮らしを送れてるのだろうか。
みんなそっくり
アメリカに実在したシリアルキラーの語源になった人の映画です。
アンビリバボーとか仰天ニュースとか好きで見てる人は、もしかしたらこの人の存在を知っているかもしれないですね。
いつもと少し違うザックエフロンとめちゃくちゃ美人で目の保養になるリリーコリンズ。
素敵でした。
見始めは恋は盲目、途中で罪悪感だったのかと納得して、最後の面会したところはゾッとしました。
そしてキャロルは最後まであなたは本当にそれでいいのかと小一時間問い詰めたい感じでした。
殺人鬼の話ですがそんなに怖い描写もないです。
エンドロールで当時の実際の映像と映画が比較で流されていたのですが皆さんそっくりでした。
きっと何度も何度も見て頑張ったんだなと思います。
大きい感動とか驚きはないかもしれませんが見てみてほしいです。
「人間性の完全なる無駄遣い」だったが、違う人生でも結末はきっと変わらない。
実際に起きた事件・犯罪を映画化。特筆すべきは“視点”が主役のテッドではなく、マスコミに近い第三者的なところ。なので、テッドが何を考えて行動しているのかを想像するのが楽しい。そして「サイコパス」で「シリアルキラー」な題材にも関わらず、驚く事に殺人のシーンはほぼ無しでストーリーは展開していく。
次々と知らない所で殺人が起きていくが、テッドは恋に落ちたリズと幸せに暮らしている。が、リズは一抹の不安を感じつつ、目の前の幸せを信じようとしてしまう。何が本当で、何が嘘なのか。テッドのとてつもなく高いIQが見え隠れする話し方、判断力、切り返し。直感で『怖い』と感じているはずなのに、つい近づいていってしまう恐ろしい程の『魅力』。
良く言えば、事実に基づいて忠実に、且つ鑑賞者を楽しませ考えさせる作り。
悪く言えば、淡々と事実に基づいて忠実に、起きた出来事をなぞっている作り。
テッド・バンディ本人及び事件について予め知っているかどうか。自身は予備知識無しでの鑑賞だったが、予想通りのラストにも関わらず“衝撃”を覚えた。
ザック・エフロンのテッド本人と見まごう程の演技力、リリー・コリンズ演じるリズの可愛さの中に見え隠れする不安と葛藤。だが脚本次第でもっと大きな起承転結で盛り上がり作れたはず。前代未聞の劇場型裁判を上手く活かしきれなかったのが残念。ラストに実際の映像が流れるのだが、本作の再現度が想像以上に高く感嘆。殺人鬼の生涯に興味が沸いたら是非。
エフロンがハマリ役すぎた笑
これ殺人のシーンってほとんどない。この犯人の特異で注目すべき点はそこではなく、その状況でも女性を狂わせ、さらに大衆に晒される状況で無罪を頑なに主張し、自ら弁護もやってのけた、その異常な自己肯定、自己欺瞞の能力。
そこに焦点を絞った、その狙いがよくわかる構成がとてもよいと思う。
それにしても、エフロンがハマリ役すぎた笑
あんな感じで、朝、子供をあやして朝食作ってたら、どうか?そりゃ、もっていかれるんじゃないか、と。男目線でも説得力があると思ってしまう。さらに自ら弁明する姿には若い女の子が集結する。ギリギリの状況でも見捨てず子を身ごもる女性が存在する。
殺人鬼でありながら女を狂わす魅力を秘めている、エフロンはばっちり演じて違和感がない。
最初に匂わすのは犬を萎縮させるシーンだと思うが、あれをさらっと無表情でやる演出もこの男の性質をよく表しているようで良い。
面白くなかった
テッド・バンディってタイトルなので、サスペンスものだと思ったけど、法定物というよりもう寧ろヒューマンドラマみたいにされてた。ネトフリの殺人鬼との対談 テッド・バンディの方が面白いと思う。まぁ同じもの作っても仕方ないから違う切り口なんだろーな。ニュースやメディアでリアルはアメリカの人は見飽きてるんだろーな。
ちょっと飽きた
裁判モノは難しい。
本当に人は人を裁けるのか、とか。
万が一、億が一、犯人じゃなかったとしたら、とか。
実話なのがびっくりだけど、ちょっと中だるみというか、飽きてしまった。
関係ないけど、オスメント氏の変貌ぶりには笑ってしまった。ちょっとオリエンタルな雰囲気(笑)
面白かった
映画自体はシリアルキラーを扱ってるにも関わらず
割と軽いタッチで描かれていて見やすかった。
結局テッドバンディは本当にやっているのか?
と言う空気感で引っ張って行くけど、
やってる事は事実なので、
平穏な生活、逃亡の中で殺人を繰り返していた
と言う作りでも観たかったなと思います。
映画観ながらWikipediaを観ると結構恐ろしい。
公開裁判もこんな事が本当に起こっていたのか!
と驚きがありました、まるでいつか映画になるのが
分かっていたかのような振る舞いで怖かった。
割と軽めに描かれてる中で裁判長の
ジョンマルコヴィッチがとても良くて映画が締まった気が
しました。
テッドバンディを封じるのはこの人しかいない!
って感じの配役。
ザックエフロンもテッドバンディに似てて良かった。
面白く見れたけど、もう少し怖さがあっても良かったかも
しれない。
なし
ザックエフロンの演技が良いのと
リリーコリンズがとっても綺麗。
色気シーンもあり。
実在したシリアルキラーを主人公にした作品なので
共感も感動もできる題材ではないが
殺人鬼の人間性に迫っていく話はとても深いと思った。
またそんな彼に惹かれる女性たちと
彼に大事に扱われた女性。裏切り。
現代にも通ずる人間関係のシーンを
より過激的に描かれ、人間性の紙一重さを
考えさせられる作品でした。
全81件中、1~20件目を表示