劇場公開日 2019年12月20日

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「悪魔がいるとするならば」テッド・バンディ アンディ・フクさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5悪魔がいるとするならば

2019年12月27日
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怖い

「シリアルキラー」という言葉が生まれたくらい有名な殺人鬼テッド・バンディ。ドキュメンタリーから彼にインスパイアされたフィクションサスペンスやホラーまで数々の作品に取り上げられたけど、残虐な話や映像をほぼ使わずに、無実と信じる恋人から見た彼の姿を描いたのが面白い。

ザック・エフロンは誰もが惹かれるイケメンぶりでブイブイ魅力振り撒いてるし、フィル・コリンズの娘のリリー・コリンズはやさぐれてもキュートで美人、ハーレイ・ジョエル・オスメント君は色々と大きくなったけど優しそうな笑顔は健在だし、大好きなジョン・マルコヴィッチは相変わらず味のある素敵な演技で引き締めていて、なにげに豪華な出演陣でした。

今なら科学捜査でもっと確実な証拠が出るだろうけど、当時はこれで精一杯か…何が真実なのか、誰を信じていいのか分からないのが何よりもゾッとする。これだけ見ると最後の最後まで冤罪だと信じてしまう。悪魔がいるとするならば、彼のように魅惑的で恐ろしい生き物なんだろう。
それにしても、なぜ彼女は殺されなかったのか。観終わっていろいろと調べたくなった。

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アンディ・フク