「俳優だった」きみの瞳(め)が問いかけている Mihoさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優だった
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横浜流星、キラキラな名前にキラキラな立ち位置だと思っていた。が、この映画で彼が俳優であるとしっかり認識した。
吉高由里子、安定的演技。
目の不自由な方と接する仕事をした私にとって彼女の演技はリアルだった。
そしてストーリーの端々にあるディテールもまた印象深い。
色んな波に揉まれると丸くなるシーグラス
盲目者にとって仕事の範囲が限られてしまうこと。顔を触って粘土で彼を思い返すシーン。
反社要素が入るとチープな演出になりがちな日本映画。そして目が簡単に見えてしまうようになり、裕福とまで言えるような生活になったところは少し作品としてイージーになってしまったのでラブロマンスの立ち位置になってしまったが、決して作品が壊れた感覚にはならなかった。
総評して程々に良い映画だった。
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