きみの瞳(め)が問いかけているのレビュー・感想・評価
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映像良し、吉高由里子×横浜流星の演技良し、三木孝浩監督の演出良し、BTSの主題歌良し。のラブストーリー映画。
本作は、名作「僕等がいた」(2012年)でタッグを組んだ「吉高由里子×恋愛映画の名手・三木孝浩監督」だったので心配はしていませんでしたが、実際に「映像良し、演技良し、演出良し、主題歌良し」の出来の良い作品でした。
キックボクサーに扮した横浜流星の鍛え抜かれた肉体美も流石で、今回の役柄はとてもハマっていて、ボクシングシーンも迫力がありました。
ただ、そこまで揃っていても、なぜだか強い満足度にまではいきませんでした。
本作は2012年に日本で公開された「ただ君だけ」という韓国映画がベースとなっています。
そのためか、少し「偶然」の多さが気になったり、どことなく既視感のある内容で、何か新しいものが足りないと感じてしまったのが要因なのかもしれません。
とは言え、トータルとしては良く出来ていて、「及第点」の作品であることは間違いないと思います。
途中で観るの
止めようかなって、
思うくらい、、
何か観ていて辛かったけど
出来ることなら2人で幸せになって欲しいと
願いながら観てた。
だから最後まで観て本当に良かった。
これからは幸せに暮らして欲しいと切に願った。
ただ最後に、初めて顔を観た時
一言欲しかったな。
何か観ていて疲れた〜。
この2人が大河の主演を、
連続でやることになるとは、、凄いですね。
キュンと心に染みるストーリー
横浜流星さん、空手で日本一、プロボクサーテスト合格者だけあり、凄まじいボクシングのシーンでした。
吉高由里子さんと、少しずつ距離を縮めていく様子ももどかしくもキュンと心に染みるストーリーでした。
町田啓太さんは爽やかにカッコよすぎて悪役に染まりきらない感がありました。
やべきょうすけさんが、ユーモラスな感じで可愛かったです。
償うことの意味。7つの贈り物のよう。
7つの贈り物のような作品だが、もっと扱う業が深い。でも、本作は横浜流星が最後まで肉体を保てるのが救い。
主人公は、やりたくて悪くいたのではなく、悪縁を切れない生い立ちだったからで、元々優しい性格だからより辛い。
本作もまた、横浜流星が暗い状態からスタートする。
赤ちゃんの頃に母親が海で無理心中し、自分だけ生き残って養護院で育った、横浜流星演じる塁。
しかし、ヤクザ入りした養護院時代の悪い仲間の用心棒として組織の裏切り者に暴力を振るっていたところ、裏切り者は自分でガソリンをかぶり火をつけて転落。そこに警察が来て3年5ヶ月の懲役を受け出所した。
捕まる前は、ボクサーとして育成して貰っていた最中、裏でヤクザの賭けボクシングにも選手として手を出してしまっていた。
出所後、お酒の配達の手伝いをしながら、駐車場の管理人をするアルバイト生活でなけなしの暮らし。
そこに、前管理人のおじさんと管理人室で週1回テレビを見るために訪ねて来ていた盲目の女性、あかりがやって来る。
見えないあかりが感じ取るほど、疲れた空気を纏っていた塁だが、あかりが助けを必要な場面に度々出くわすうちに、あかりを幸せにしたいとの思いから生き方が変わって来る。
アルバイトを掛け持ちし、出所後お世話になったジムに謝罪に行った時はもうするつもりがなかったボクシングを再開してタイトルマッチの賞金を狙い、あかりの助けになればと犬を飼い、毎日あかりの家に帰る。
目の見えないあかりもまた、運転中に上記ガソリン男が火だるまでビルから落下して来たところに目を奪われ、後ろに乗せていた両親と視力を亡くした女性。
それでも懸命に日々手探りで料理し身支度を整えて出勤し生活する毎日を過ごしていた。
おじさんだと思って出会った塁が実は若いと後から知り、上司に襲われそうなところを訪ねて来た塁に守って貰ったり、塁あっての生活に変わっていく。
塁もあかりもお互いが生き甲斐の愛に溢れた生活となり、ボクシングの賞金を手にしたら結婚やあかりが失明前に学んでいた美術の小さなお店を持とうとも話して、前を向いていた。
しかし、塁は自分の起こした事件で追い詰めた相手がガソリンを被り目の前で自殺した様子を見たがために、あかりが失明したと気付く。
刑務所では刑を償ったが「償う」とはなんなのか。
養護院でのシスターの「できることをすれば良い」と聞いた時、断ち切ったはずのヤクザからまた賭けボクシングの誘いが来て、表のボクシングより賞金が多額なので、網膜剥離も新たに起こしているあかりが視力回復手術を受けられるよう、一度だけの条件で誘いを受けてしまう。身元も捨て、死ぬ覚悟で挑み外国人相手に勝利はしたが、組の上位層の中では勝ってはまずかった試合。約束通り賞金は入り、あかりは手術を受けられるが、塁は報復を受けて刺されてしまった。
手術後、累が帰宅しないのであかりは立ち退きにギリギリまで応じずに待ち続けていたが、塁は別名で後遺症患者になっていた。
あかりは陶芸でお店を出し、店名は累の洗礼名アントニオ。休みの日は塁のケアを通して覚えた理学療法マッサージで病院にボランティアに行く日々。
ある日、見えるようになったあかりは、患者として塁のマッサージをするが、累が一言も話さないし名前も変わっているので、身体に触った感覚であれ?とかすかに塁の感触に気付くが、わからなかった。
もう陰であかりを資金支援し身を引く気持ちでいた塁は、あかりと偶然再会できたのに、名乗れない。
それでもあかりはまた、塁にリハビリを頑張る希望をくれた。冬になり、退院して松葉杖まで回復してお店を訪ねる塁。あかりはお昼を買いに出ていてすれ違いだったが、愛犬すけが塁を追って走り出す。
そこでもあかりは再会した塁に、前に病院でマッサージした人としか気付かなかったが、お店に置いていた、塁の育った養護院から届いたオルゴールに累が涙していたと聞き、やっと気付き後を追うも会えない。
前に累が連れて来てくれた、母が心中した海をあかりが訪ねてみると、そこで心中をはかる塁がいた。
やっっと再会でき、「ただいま」「おかえり」を交わす2人。
横浜流星がとても自然に、
・人として迷いがありながら、居場所がないので不良行為を重ねる
・その罪で、相手の家族や目撃者など、派生する犠牲者とその事情心情を本当の意味で理解した時、どうすれば本当の意味で償えるのか、苛まれる
・相手の幸せを心から願う時、死の覚悟もでき、幸せになってもらう為に、身を引く
・明るい居場所を求めながらも、そんな事を求める資格がないと律する
それぞれの重く難しい感情を表情で伝えて来る。
鑑賞中一度も、演技上手いな〜とは思わなかった。
元々塁にしか見えないから。
こんな素晴らしい横浜流星が、
一度足を突っ込んだ反社から命がけでも足を洗えるかの恐怖を伝えてくれるし、心の底から足を洗うきっかけになるあかりとの出会いの後、目が見えないため嗅覚が敏感なあかりの指摘で、一生懸命足を洗って、真っ白なスニーカーに履き替えている。
本当に足を洗い、新しい人生を生き直そうとしている様子が映像描写もされていて、良い演出だなと思った。
塁は元々、悪い事に罪悪感を感じるし、
出所後も遺族や迷惑をかけたボクシング場に謝罪に行っている。あかりに過去を聞かれ咄嗟にあかりに意地悪を言ってしまった時も、後から謝っている。
そういう素直な性格にも関わらず、もうボクシングとは距離を置きたいと思っていたにも関わらず、ボクシングが身を助けあかりを助け、収入源にもなりながら、ヤクザとの関わりを断てない理由にもなる。
それでも、養護院のシスターが育ててくれた素直さが、人生を導いてくれたと思うし、同じように素直なあかりとうまくいったし、あかりが塁が振り込んでくれたお金で陶芸のお店を出しつつ塁のために学んだマッサージも続けてボランティアをしていたからこそ、あかりとまた出会うことができた。
偶然また会えたあかりに、声も出せず、気づいて貰えないけれどマッサージされるシーンが、途轍もなく切ない。こんなことになった原因も全て自分で、因果応報が辛すぎる。
養護院のシスター吹雪ジュンが神様の使いのように、塁を助けていく。
辛い時に温かさをくれる場でもあり、塁の話を聞いてあかりへ伝わる場にもなり、シスターが大切な人にとシュシュをくれて素直に届けに行ったからあかりが襲われるところを助けることができ、そのシュシュをつけてボランティアするあかりと、シスターが送ってくれたオルゴールが繋いでくれた。
救いようのない絶望的な状況でも、助けを求めて素直にまっすぐにいれば、業を心から反省し償えた時、神様が巡り合わせを起こしてくれるのかな?
恋愛系の作品で、一番好きな作品。
吉高沼に落ちた作品
過去にDVDが新作4本セット料金で借りてハマった作品。
それまで吉高由里子をいい女と思ったことはなくて、これを見た後に吉高沼にハマってしまいました。
見返すと共に、沼る理由は共演者に光を当てる演技だと言うこと。
吉高自身より共演者に光が当たる演技で、この作品も含め共演俳優が皆、いい男に見えます。また相思相愛に感じられます。
決して星5ではないのだけれど、ストーリーもベタで韓国映画の脚本どおりだし、横浜流星も下手だし、全体的なバランスは出来てます。
これは吉高由里子の力量だろうが、それが画面に写っていないところが凄すぎる。
吉高由里子には沼っているが何に沼っているか未だに理解できない部分がある。
ポンコツなのか天才なのか、サッパリわからない。
最後まで目が離せない展開でした
見よう見ようと思いながらずっと見そびれていて、やっと鑑賞した作品でした。
いやー……素敵な作品でした。
結構序盤でラブラブモードになるのですがその反動からか途中から一気に雲行きが怪しくなり、そこからは最後までどっちに転ぶのかなかなかわからず昔日テレ系でオンエアされていたドラマ「星の金貨」的なラストになってしまうのかそれとも……?と、ドキドキヒヤヒヤする思いで見てました。
実は主演の吉高由里子さんと横浜流星くんのお芝居をきちんと見たのはこれが初めてだったのですが、ふたりとも今年来年とそれぞれが大河ドラマで主役を張るのはダテではなかったです。
そして今回は思いっきりヘイト役の野間口さんと最近はヘイト役が多い町田くんは、安定安心のスパイスが効いていました。
⭐︎3.9 / 5.0
吉高由里子惚れてまうやろ
タイトルなし(ネタバレ)
フィクションではあるけれど、あかりの事故とその原因が繋がり過ぎ。あと、刺された時点で亡くなったそうなのにそうじゃないのと、2年後に再会するのは時間あき過ぎでは…
お店の開店とか軌道に乗ってるタイミングを考えると、仕方ないけれど…
でも、目が見えないという役からか、吉高由里子さんの屈託のない自然な美しさが光っていましたね。
泣ける映画
「あなたを許していないのは、あなただけ」
「きみの瞳が問いかけている 僕はそれに答えなければ」
シスターの言葉「あなたを許していないのは、あなただけ」
自分自身の過去をどうしても許せないでいる人は大勢いるように思う。
ルイもその一人
昔は、悪事ばかりをしていた。
しかし、償いきれない罪を犯したことにようやく気付いた。
半グレどもの勝手な掟 「裏切者には徹底的に打ちのめすまで」
リンチにかけた男が焼身自殺を図った。
人が燃え落ちていくのを運転席で見たアカリは、事故を起こし両親が死亡、自らの目もほぼ見えなくなった。
彼女が手術しないのはお金がないからではなく、事故の罪を自分の所為だとしているから。
ルイは彼女に連れられて行った墓参りでその事実に気づく。
「何も、償えていなかった」
衝撃の因果に茫然自失となったルイ
さて、
この作品はリメイクのようだ。
オリジナルは見ていないが、プロットに違和感はなくよくできている。
孤児院からルイ宛に届けられたオルゴールの中の音楽は、偶然あの曲だったのだろうか?
それとも、ルイがリクエストしたのだろうか?
この時間差という技も素晴らしい。
ただ、
ショップに帰ってきたアカリがルイに気づいたとき、なぜ犬を連れて行かなかったのだろう? ここだけが唯一指摘される点だった。
犬と一緒に探したにもかかわらず、ルイが姿を隠してしまう別の方法が欲しかった。
さて、
事故でも何でも人が死ねば償うことなどできない。
ルイは半グレとの中で追い詰めた男の焼身自殺そのものに対する償いをしたいと思って生きてきた。
受け入れてもらえない苦しさ。
これが彼を辛気臭くさせ、アカリには48歳、または36歳のおじさんに感じさせたのだろう。
もしかしたらこのようなことの積み重ねが人を老けさせる最大の原因かもしれない。
半グレともキックボクシングとも縁を切った。
自分の好きなことをやめることが、ルイができる最大の償いだと考えたのだろう。
自分に罰を与えることが必要だと思ったのだろう。
そんななか出会ったアカリ。
ルイは次第にアカリに恋をする。
アカリのためになりたいと考える。
この部分のプロットもいい。
会社の上司に襲われそうになったアカリの前に突然現れたルイ。
上司を殴り脅すが、「どうして私の言うことを聞いてくれないの? 仕事を探すのどんなに大変かわかる?」
「アカリを助けるから」
「それって、余計に私をみじめにしているのわかる?」
ご都合主義的なプロットではないことがわかる部分だ。
さて、
ルイはアカリの手術代等を稼ぐ必要性に迫られるが、半グレがどんな奴らか知っている。
アカリがアパートを出されたのも半グレが関係しているかもしれない。
彼はアカリとのすべての痕跡を消し、ジムの先輩に送金を依頼した。
地下格闘技のシーンもあれくらいでいいと思う。
そして奴らの標的はルイ一人に絞られる。
車ではねられ、ナイフで刺される。
目が見えるようになったアカリは、ルイが消えた喪失感に見舞われるものの、店を出すことまでできるようになった。
アカリが車に乗っているのは、自分自身を許したからだろう。
当然ルイに対するネガティブな感情など微塵もない。
そして、休みのときのボランティア
実際日本ではなかなか難しだろうが、ここは物語。
ルイの真実をシスターが伝えるというプロットもなかなか。
視聴者は俯瞰する。
本当に俯瞰すれば、「あなたを許していないのは、あなただけ」というのがよくわかるものだ。
「僕には資格がない」
多くの人がする言い訳。
そしてルイは「答えを出さなければならない」
それがあの海辺にいたルイを見つけ出したアカリの「瞳が問いかけている」
なかなかよくまとまったストーリー
面白かったし素晴らしかった。
もとキックボクサーの男性と視力を失った女性の純愛
匂いを感じさせてくれるので好き。
構図が良いので好き。
実際の排泄シーンがなくても、「ちょっとトイレに行ってくる」等のセリフがあるので好き。
主人公が美男美女で好き。
塁(横浜流星)が『るろうに剣心』の剣心のような強さと雰囲気で格好良かった。
塁と明香里(吉高由里子)の二人のやりとりを見るのが楽しい。
挿入歌の『Your eyes tell』(BTS)が流れたとき鳥肌が立った。
エンディングテーマも同じ曲のフルバージョン・・・あ・・・まあ、この曲は好きだから嬉しい。
『ロミオとジュリエット』に出てくるセリフが映画のタイトルになっている素敵な作品。
リアルに見えるキックボクシングの試合の場面で、今更ながらBGMが映像を繋げる役割も果たしているということに氣が付いた。
終盤にヒロインが走る・・・あ・・・まあ、吉高由里子さんの走る姿を見れて嬉しい。
面白いが非現実的
演技演出さすがの一言。台無しにする辻と褄の合いすぎ
リメイク元となった韓国作品はどうだったんだろ。
吉高由里子の演技が素晴らしいのは見る前からわかっているけど横浜流星の立場的に"後に引けない"力の入った演技も吉高由里子に負けていないと思った。
ちょい難癖つけるなら町田啓太も好きな俳優だけど人の良さ感は隠せなかったところ。この声質ならば瑛太の方がヤバさを出せる(笑
酷いのはその場限りの辻褄の為の仕掛けが目立ちすぎて(はいはい、そうなるでしょうね)と白けさせたこと。
その場限りと書いたのは物語の始まりからして唐突すぎる。もっと突っ込んで言うならこの物語のために失踪させられた(笑)おじいさんの行方の方が気になるというもの。
リアル感のある物語というのは当たり前の存在が当たり前でなくなることなのに仕掛けが全てはじめから当たり前でない存在だった。
そんな真剣に見る映画ではないのかもしれないけど、横浜流星が頑張っていただけに実にもったいないな〜と。
ラスト15分、2人の演技に感動しちゃった
ずっと観たいと思っていた作品
最近の流星くんの演技で「流浪の月」を観て
それ以来とても気になっている存在
結果…今年の報知映画賞で主演男優賞とってる
この作品では影のある演技の中にも
透明感があって引き込まれました。
ボクサー役…結構、彼のハマり役ですね!
吉高ちゃんは難ある役を見事に演じていて
素敵な俳優さん
そして、やべきょうすけさんは
あの様なアニキ的な役柄が合いますねぇ👏👏
クローズZEROを思い出しちゃった
重ためな印象の中、観進めていたら
だいぶベタな恋愛映画に映ったんけど
ラスト15分の話の展開には
久しぶりに映画で号泣しちゃいました。
ラストの流星くん
死んじゃうの?
ここで終わっちゃう??…って思いながら
観進めていたけど…
光の差し込む感じや風景も良かったし
大好きな横浜の風景が出てくるだけでも良き良き👍⭐️
ハッピーエンドに終わるあたりは
安心感に包まれホッとするし
観て良かったなぁと思えた😊
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