ひとつの太陽

解説・あらすじ

次男の逮捕をきっかけにバランスを失った家族の崩壊と再生を描き、第56回金馬奨で作品賞など5冠に輝いた台湾発のヒューマンドラマ。チェン家の次男アーフーが事件を起こし、少年院に送られた。自動車教習所の教官である父アーウェンは問題児のアーフーを完全に見放し、医大を目指す優秀な長男アーハオに期待を寄せる。母はどちらの息子にも同様に愛情を注いでおり、夫婦の間には諍いが絶えない。ある日、アーフーの子を妊娠したという15歳の少女シャオユーがチェン家を訪れる。さらに追い打ちをかけるように、突然の悲劇が家族に降りかかる。監督は「ゴッドスピード」「失魂」のチョン・モンホン。2019年・第32回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門上映作品。

2019年製作/156分/台湾
原題または英題:陽光普照 A Sun

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映画レビュー

3.5 我が道を選べ

2025年10月13日
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泣ける

癒される

問題を起こして少年院に送られたアーフーと秀才の兄アーハオ、そしてその家族を描いた作品です。

腕をちょん切るなかなかハードなシーンから始まります。完璧そうに見えて孤独を抱えている兄と、兄と比べられる事を嫌っているアーフー。映画タイトルは作中で語られますが「すべての人間に平等なのは太陽の光だけ」というアーハオの台詞からきていると思いますが、恐らく誰にも話せなかったアーハオの孤独感を表すとても大事なシーンです。

父親も不器用過ぎるけどアーフーを守ろうとする姿はじんわり響きます。重いテーマを扱いながらもちょこちょこ笑いの要素を入れてくるので、笑っていいのか分からなくなりますが、台湾らしい人との繋がりや温かさ、自然の多さも印象的なゆっくり心に沁みる作品でした。

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Yum

5.0 台湾が独立(?)出来るように自虐的に撮ったと判断す

2024年3月12日
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マサシ