劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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圧倒的な作画力
25歳の長男に誘われて鑑賞(笑)おそらくアニメは、娘が小さい時に鑑賞したポニョ以来である。
後追いでコミックにハマった口であるが、アニメの作画力には舌を巻いた。こんなに表現技術が向上していたのか。特に剣技の表現は、原作コミックとは異なる次元のスピード感が味わえた。原作の流麗さはやや薄まった感じがしないでもないが、これはこれで見応え満点であった。炭治郎が会得しつつあるヒノカミ神楽だけは、他の呼吸とは異なる静謐なニュアンスを強調して見せてほしかった。そこだけ減点。
主人公をはじめとした中心的人物には、すべて重い過去の業があり、それでも美しく逞しく生きながら成長し、家族や仲間との絆を確かなものにしていくあたり、まさにジャンプの王道である。特に40〜50代の昭和世代には安心だろう。憎き鬼に対してでさえ、最後に共感を示すところも、本作の魅力でありながら、ヒット作には欠かせない要素であった。
愛情で繋がれていながら、封建的でもある家族観は、現代の子どもたちの目にどのように映っているのだろうか。もしかして、失われつつあるものへの本能的な憧憬があるのではないかという仮説を立てながら見ていた。
実は、最も感動したのは、煉獄が中心となる終幕場面ではない。
エンドロールである。
今年、我が地元で創業したアニメーションスタジオが作画に関わっていることを、エンドロールに至って初めて知った。どうして地元の新聞やニュースで紹介していないんだろう。見落としただけだろうか。
いずれ、最もアガったのはここでした。それでポイントがアップしてます。
映像として見る意味があります。
私は鬼滅の刃の熱烈なファンというわけではなく、正直なところ「今、社会現象になるほど流行している作品は一体どんなものだろう。」という興味からこの作品に触れました。
原作の漫画も今回の映画で触れられる8巻までをちょうど読み終え、今回の映画の内容を全て知った状態で映画に行ったため、正直なところ、大きな期待はしていませんでした。
しかし、結果的には大号泣でした。漫画で見たものと、セリフもほとんど変わらず、展開も全く同じであるにも関わらず、音声を通して伝わるキャラクターたちの苦悩や悲しみは単に文字で読むときよりも格段にリアルに感情に訴えかけてきました。
今までそれなりの数の映画を見てきましたが、ここまで涙を流した作品は久しぶりだったので、数年ぶりに心から見て良かったと思える作品でした。
しかし、本作ではその他の有名アニメ映画に見られるようなあらすじ紹介やキャラクター紹介はないため、本作品の設定を理解するためにも原作の漫画を6〜8巻くらいまで読む(7,8巻が映画の内容になります。)か、アニメを視聴してから視聴することを推奨します。
泣けるよ
先日、年長の息子にせがまれ、観てきました。
テレビアニメ見てなかったけど、すんなり入れました。
コアなファンではありませんが、後半、こんな展開するの?と圧倒され、おっちゃんまたまた目から水が出てきました。
後ろの女の子ら、鼻水すごいすごい。
帰宅後、我が子が嫁に「あれは泣けるよ〜」と語っていたので、6歳児でも感動するということがわかりました。
激しいとか気持ち悪いとかいう方もいるけど、自分は親として、見せて良かったです。
男は、仲間は、いざというときどうするのか。
言わなくても伝わったかな。
自分も子供に見せられる背中にならなあかんと思いました。
追記
1月2日に息子と2度目の観賞してきました。予備知識増やしていくと更に面白かったです。
ラスト20分、涙無しでは観られないなぁ。幼稚園児の我が子も涙流してました。
良い作品です。
媚びてない
これまで漫画もアニメも一度も観ていない初めての人も入り易いように、キャラクター設定をまずは説明して・・・などと全く媚びていないところが、非常に好感が持てました! 妹が竹を咥えていようが、半猪人が刀を振り回していようが、違和感なく感情移入出来ましたよね。
ただ、主人公が炎柱の煉獄さんだと思った人は多かったかも。。
作画・音楽は良し。内容はよくある少年漫画
原作は完結まで読んだ。アニメ化は上手く、作画はきれいだと思った。ストーリーは良くも悪くも少年ジャンプだなぁと思う。なかなかうまくつくったとは思うが同時に『こういうの読んだこと・観たことあるなぁ』と思う。 全体的には真面目な内容なのでその雰囲気が続けばもう少し評価は上がるのだがちょこちょこギャグが入るのとたびたび入る説明、突然子供っぽくなり、雰囲気が壊れる。これらがなければもっと上質になるのに品がないなと感じてしまう。物語の途中を切り取った感じなので初めての人向けでもなく単体の映画としての評価が落ちる。作画は良いが作品全体、特に映画としては個人的には不満な部分がある。これがテレビシリーズだったらもう少し評価していたが映画としてはあまり個人的には評価できない。 作画においても物語の作り方においてももっと上と感じる作品が普通に同時期に公開されていてこちらを高評価することができない
期待し過ぎてしまった
家族も大ファンで漫画も見てたし...みんながすごい感動した、映像が凄い、興行収入が、観客動員数が、なんて言うんで家族で見に行った。でも、なんていうかパッとしなかった。よっぽど他にもいい映画がいっぱいあるのに何故って感じ?鬼滅フィーバーがちょっと異常なのかなって、ただ、決っして面白くないわけでは無いんだけど過剰な期待が満たされなかった、テレビで十分かな。家族で映画に行くイベントとしては良かった。
ファン向け映像集かな
これ小学生向け?ってくらい映画作品としては薄く幼稚。原作の一部を切り取ったものみたいですけど、この内容で映画にする価値はないでしょう。
ファンにとっては動いてる、絵がきれいってだけでうれしいんでしょうけど、それ以上のものはありません。
これから長く残る作品ではないし、初めて見る人には見る価値ないです。
原作はマンガもアニメも途中まで鑑賞済み
マンガは途中まで読んでいたが、正直いまのブームになるほどの内容かな?とは思いつつ、特段贔屓目線にはならないです。
この映画の内容までは原作は未見です。
今回はお付き合いで見てみました。
煉獄さん、なかなか只者ではないかんじですが敵の術中にかかり居眠り。
みなさん術中にかかりますがそこは主人公はしっかり目覚めます。
中盤いきなり目覚めた煉獄さん、無類の強さを発揮しますが
突然なんの脈略もなく上級鬼登場です。
本当に突然でてくるのでなんで?という感じ。
とってつけた感動シーンを作る為にでてきたとしか思えず。
登場人物がやたら説明する描写が多い、よけいな説明、冗長なシーン。
鬼滅ファンならささるのかもしれませんが、
自分的な評価としては声優さんの演技、とくに猪の人の泣きながらの終盤の演技に何故かグッときました。
色々アラもありましたがジャンプのテーマにしっかりとそった内容で続きが気になりましたね。
まだ8巻とかそこいらの内容だったのね、あんなに上級鬼との差があったら厳しいもんね
10代の頃ならもっと楽しめたのかもしれないけどおっさんになるとやっぱり刺さるものが変わってしまうようです。
全集中!密の呼吸!11/1の券!鑑賞 !!
笑いアリ、涙アリ、キャラクターの役割分担もハッキリしているので老若男女が楽しめるのもうなずけます。
バトルシーンは迫力の画力!
ただし、予習必須ですっ!
🎬"千と千尋の神隠し"を越えてしまうのかと思うと複雑ですなぁ。
なんか、
マンガの内容忘れてたから、色々よくわかり面白かった。
テレビシリーズ観た時も思ったけど、もうオッサンだから、アニメーションくらいの情報量がないと、特に戦闘場面の理解が追いつかない。
どっちがいいとか悪いとかじゃなく。
確かにいい作品ですが…
小学生の甥と姪にせがまれて鑑賞してきました。といっても、子守のためにいやいや行ったわけではありません。原作未読ながらテレビアニメは全話視聴済みで、公開を楽しみに待っていたファンの一人として観てきました。
本作は、テレビシリーズ26話の続きが描かれるのですが、その復習的シーンはなく、全話視聴済みが前提であるかのような展開がいっそ清々しいです。まあ予備知識がなくても、観ているうちになんとなくわかるとは思うのですが、一見さんは覚悟して行ったほうがいいでしょう。
ストーリーは、命令を受けた炭治郎、善逸、伊之助らが、多くの行方不明者を出している無限列車に乗り込み、煉獄杏寿郎と合流して鬼を倒すという、ごくシンプルなものです。しかし、敵である魘夢が血鬼術によって、炭治郎たちの内面を抉るところがなかなかエグいです。そして、そこからのバトルも劇場版ならではの迫力のある仕上がりなっていたと思います。
しかし、本作の見どころはさらにその後にありました。それは、煉獄VS 猗窩座のバトル!これがとにかく熱いです。本作の主役は完全に煉獄ですね。煉獄の男気、柱としての矜持など、炭治郎ならずとも心打たれるものがあり、目頭が熱くなりました。せめて最後はなんとしてでも猗窩座を討ち取ってほしかったのですが…。
「鬼滅の刃」のいちばんの魅力は、それぞれのキャラの背景として人生がしっかり描かれていること、そして炭治郎のやさしい眼差しを通して視聴者もそこに共感できるところにあると思っています。それは、たとえ相手が鬼であってでもです。だからこそ、琴線に触れる作品に仕上がっているのだと思います。しかし、本作では炭治郎との絡みが少なかったためか、そこがやや薄味だったように感じたのは残念でした。
あまりの混雑ぶりに公開から1週間待っての鑑賞でしたが、それでも場内はほぼ満席で、あらためて鬼滅の人気ぶりを確認しました。確かにおもしろい作品ではあるのですが、社会現象と言ってもいいほどの異常な人気ぶりなのには、首を傾げたくなります。なんとなく供給側のビジネス戦略に乗せられてる気がしないでもないです。本作もよい作品ではありましたが、テレビで第2期として放映してもよかったのではないかと思います。本作の続きはまた劇場版なのでしょうか。できればこの続きは、またテレビで最終話まで放映してくれることを望みます。
誇るべき映画
予習が終わったので、ようやく鑑賞した。この映画を楽しむためには、予習が必須である。登場人物の説明などは全くなく、この世界のルールやこれまでの物語も一切語られていないからである。アニメだと 26 話見る必要があるので結構大変だが、コミックスなら6巻まで読めば良いのでお勧めである。その程度の手間を惜しんで、話題になってるから見に行くという安易なことでは、折角の傑作を全く楽しめないに決まっているのである。
アニメは原作コミックスに忠実に作られているので、内容はどちらも同一である。その忠実ぶりは徹底していて、台詞まで全く同一であり、追加も削除もない。台詞に非常に魅力のあるこの作品では、それが何より有り難い。劇場版映画も全く同様であった。
この作品を見る気になったのは、 20 代の娘がどっぷりハマっていて、共通の話題を持とうと思ったためであるが、一緒に見ていたアニメの第1話の冨岡義勇の台詞「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」が非常にツボったために、コミックスを読み始めたのである。何という素晴らしい台詞であろうか。「殺すくらいなら殺されよう」とかポスターに書いている悪質な政党にそのまま投げ付けてやりたいほどである。
劇場版にも震えるほど素晴らしい台詞が沢山あるが、中でも、煉獄杏寿郎の母親が語る「生まれついて人より多くの才に恵まれた者は」で始まる台詞は、義務教育の教科書に掲載すべき価値のあるものであると思った。この台詞で我が身を振り返れば、自分が他人のためにどれほどのことをしているだろうという反省しきりであった。この作品を今の日本で多くの若者が熱心に見ているということには、非常に頼もしいという思いを禁じ得ない。
テレビアニメとの一番の違いは背景や風景画のクォリティが格段に上がっていることである。初めはキャラクターの絵柄とのギャップが気になったが、次第に慣れた。炭治郎の心の中を描いたシーンの美しさには度肝を抜かれた。敵の鬼にまで同情を寄せる炭治郎の精神性は、古来より日本の武士の価値観そのものであり、大東亜戦争中の日本軍兵士にまで継承されたものに他ならない。
無限列車編を映画化したのは大変な好判断だったと思う。各人の夢を見せることで各人物の人柄や価値観を示すことができ、それぞれの持つしがらみやモチベーションなど、非常に深く描くことができたからである。これによって、各人物のかけがえのなさが感じられ、喪失感なども大変なものになる。
人物の思いに寄り添い、包み込むような音楽がまた素晴らしかった。特に、エンディングでテレビアニメのテーマ曲が流れて来たら、かなり感動を損なってしまう恐れがあったが、この映画のために書き下ろされた「炎」は、観客を慰撫し、感動を高めてくれた。大したものだと思った。
劇場を出て、夕食を食べようとはま寿司に入ったところ、タッチパネルの応答する音声に非常に聞き覚えがあると思ったら、紛れもなく炭治郎の声であった。思わぬサプライズに非常に嬉しくなった。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出5)×4= 100 点。
映像美!
しばらくいってなかった映画館。
これは大画面で見るべき映像美でした!
クオリティが凄すぎる。
煉獄さんは熱い男から男気ある人に変わってどんどん目が離せなくなってました。
猗窩座との対決シーンは圧巻でした。
猗窩座の出方が少し唐突感があったので、出て来て熱烈な煉獄さん勧誘になった背景を少しは入れてもいいのかなーと思いました。
自分ふくめ周りは泣いてたのですが、上映後ちっちゃい女の子が感想聞かれて何で皆泣いてたのって言ってましたw
その子にはまだ煉獄さん早かったみたいで…
原作もアニメも見た事がなかった。家族が映画を観たいと言ったので、T...
原作もアニメも見た事がなかった。家族が映画を観たいと言ったので、TVの2時間スペシャルの1回目を観てから映画を観た。帰ってからすぐ2時間スペシャルの2回目を観た。Netflixでアニメを観ようと思っている。ハマっていく自分が怖い。
全編に溢れるフェアネスの精神‼️
だからこんなに胸に突き刺さるんですね。
持てる力を全て出し切って闘う。
当たり前のようですが、チーム内での役割分担、仲間を信頼し、そこで自分がなすべきこと、個々の能力に応じて出来ることを最大限にやり切る。
全員が各々の〝責務〟を純粋に果たす。
そのフェアネスに貫かれた描写が、どれもこれもいちいちど真ん中ストレートでこちらに向かってきました。受け止め切れないほどに。
ちょっとずるいことをした経験のある大人。
映画を見た後もそんな風なことはなにも意識していないのに、どこかで直観的に伝わってきて、清々しく襟を正された感じがするのだと思います。
全884件中、521~540件目を表示