「セリフはめちゃかっこいい」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 はららさんの映画レビュー(感想・評価)
セリフはめちゃかっこいい
映画というより30分尺のアニメを4話連続で見たような作品だった。
物語の核となるシーンへと向かって物語が進行していってる感じがまるでなかった。ラスト30分くらい(正確な時間は分からない)はもはや「無限列車」とは全く関係のない話だなと思ってしまった。
「無限列車」とは関係のない所にクライマックスを持ってこられても正直ついていけなかった。
また、蒸気機関車の使い方ももう一捻りあって欲しかったな思わざると得なかった。そもそも映画と蒸気機関車の相性は抜群で、西部劇をはじめ様々な映画で蒸気機関車は登場する。
その理由は(個人的な意見だけど)
動いているだけでシーンが映える
走ることによって起こるイベントが多い
・トンネルに入れば列車の上に立っている人が危険
・列車が暴走したら、どうやって止めるのか
などがあると思う。(個人的な意見です)
しかし、この映画の蒸気機関車は走行してるシーンこそあれ、 戦闘のシーン中(ここは列車の上に立って戦ってるシーンが多かった)に列車が走っているからこそ起こるイベントが一切なく、なんなら戦闘中に列車が走っていると思わせる瞬間は1度もなかったのが非常に残念だった。いい設定なのに活かしきれてないと感じた。
セリフの1つ1つはとてもカッコよく、心に残るものが多かっただけに、そのセリフが引き出させるまでの経緯がいまいち雑になってないか(少なくとも2時間の映画という見方でみれば)と感じてしまった。
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