「王道の強さを見る(原作未読)」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 るいこすたさんの映画レビュー(感想・評価)
王道の強さを見る(原作未読)
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そんなにヒットするほどかどうか見てやろうという、斜め上から目線で鑑賞。結果としては良作だとは思った。
(これほどの興行収入に値するかはまた別だが)
結局のところ、前半戦の夢使いの鬼との戦いはダシみたいなもので、面白いのは、上弦の鬼が出てきて、煉獄さんとの死闘が繰り広げられるところ。上映時間からして、まだひと転がりあるだろうとは思ったが、これはどうしたって盛り上がるし、涙せざるを得なかった。
どことなく既視感を覚えたので、よくよく考えてみると、これってブロンズ聖闘士たちが、ゴールド聖闘士たちの戦いをただ見るしかないという聖闘士星矢の構図とよく似ている。
つまりこれはジャンプに受け継がれてきたヒーローものの王道パターンのひとつであり、その王道パターンは、結局、人の心を掴むということ。
ヒットしすぎなのは、コロナ禍による影響が大きいとは思うが、それでもジャンプの漫画家たちが作り上げてきた歴史が良作を生み出したことに対しては、賛辞を送りたい。
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