「予想以上にディープな映画体験。」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 エクさんの映画レビュー(感想・評価)
予想以上にディープな映画体験。
正直、ハマらないだろうなと思っていた。
現代アニメーションの画そのものに苦手意識があったからだ。
目が複数ある、黒目が小さい、身体がスライム状etc.書いてみるとそんなことでという感じだが、苦手な部類の画には違いなかった。
それでも泣いた。
遠い日の母との約束は泣く。我が身を省みさせてもらった。
道半ばで倒れることをいとわない生き方、素晴らしい。それこそ精進な生き方だと思う。
そして、苦しかった。
挫折を、大きな喪失を経験したものは、みな主人公の気持ちがわかるのではないか。
観ているこちらが苦しい場面が続いた。
しかし、これだけヒットしているのは、現代の人たちがそれだけ苦しんでいるという証拠なのだと考えてよいものなのだろうか。
自分にはわからない。
ただ、映画体験としてはかなりディープなものとなったのは間違いなかった。
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