「THE シンプルで感動的王道ストーリー」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 JOKERさんの映画レビュー(感想・評価)
THE シンプルで感動的王道ストーリー
原作5巻程度止まり、アニメはこの前放送された総集編で初観賞。
社会現象なっていて、彼方此方鬼滅の話題で大盛り上がりで観賞した8割が「映画で初めて号泣した」や「史上最高の映画」など多く見られたので興味本位で見に行くことに。
これでハマったら漫画買っちゃうんだろうなぁーと思いつつ、期待して比較的空いてる時間帯を狙ってソーシャルディスタンスも取りつつ観賞しました。
んーーーー
ハッキリ言ってしまえば普通!!!
スピード重視だったのかな??感情移入する時間もなかったし、泣きはしなかったけど感動はしたし、戦闘描写はアニメでここまで表現出来るんだと思ったし、音楽も壮大感があって良かったよ!!
けどいくつか腑に落ちない点がちらほら。
①上弦の参の猗窩座
ここまで行動と感情が正反対な奴は初めて見たよ。。
煉獄とは初対面でしょ??
あそこまで煉獄に執着する理由なんなの?
それに腹貫けさせといてめちゃくちゃ焦って相手の死を心配したり、既に朝日が近いって分かってるはずなのに何故来たの???
正直言って要らなくね?って思ってしまった。
②煉獄について
これは初見の人から見ても煉獄という人物の物語なんだなと思ってた。
だからこそ煉獄の父との確執が取れないまま終わってしまったので、そこを放ったらかしたままなの!!?
後々原作を知ってる友人に聞いたらその後の話でちゃんと描かれるって笑
おいおい笑
これが煉獄の物語ならそこまで描くべきじゃないのだろうか。
申し訳ないが、ラストのラストの竈門の泣いてる描写は蛇足感があったので、そっちを描いて欲しかったよ。
多分そっちの方が煉獄に感情移入が出来て泣けたと思う。
③音楽とセリフの釣り合いが合っていない
壮大過ぎてキャラが技名を言うところが殆ど何て言ってるのか聞き取れなかった。
ただえさえキャラ名が難しいのに、技名も結構凝ってるのにせめて字幕があった方が良かったんじゃないかって。。
個人的には最高の映画とは程遠いし、それならもっと感動的で泣ける映画があるからやっぱり面白いかつまらないなんてその人次第であってそのことに対して「人生損してる」、「価値観が無い」なんて過剰に反応して言ってくる時点でその時の時間分の人生を損していて、価値もくそったれも無い。
鬼滅が好きでも鬼滅から何も学んでないってことになるね。
愚痴になってしまったが、今の時代にぴったりじゃないのかな?笑
TVでもやってたが、最近の若者は難解な話や2時間程度の映画をまともに見れないらしいじゃん?
そういう人達なら全然面白いと思うし楽しめるんじゃないかな?
けど今後もこういうシンプル且つ王道的な話の映画しか作らなくなってきてしまうと思うと映画好きからしたら心寂しいって思ってしまった。
そういう色々と考えさせられる映画でした。
※個人の見解です。