「映画じゃない」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 FAFDM名無しさんの映画レビュー(感想・評価)
映画じゃない
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アニメ鑑賞。原作未読。
最初にザックリ言ってしまうと、ヤムチャがサイバイマンをボコしたのち倒される如く、噛みつき犬的な映画だと感じました。この映画の展開や登場人物のやりとりも全て少年誌特有の既視感があり、序盤から疲労が溜まってしまいました。
この映画の裏主人公の炎柱さんは鬼殺隊の中心メンバーっぽい感じの人物で、戦闘力も強く人望があり竹を割ったような、イワユルなテンプレステレオ正義漢。そんな出来上がった焼き増しキャラ故に終始何も感じとることが出来ませんでした。
観終ってから「薄いな。映画にするほどでもねえな」というのが正直な感想です。
その他、映画じゃないなと思ってしまった理由として挙げると、若手3人のうちの誰とでもエピソードがないところと、炎柱の母がニューヨークの蜘蛛男のベン叔父さんとおんなじことを言ってしまい興醒めしてしてしまったところです。大いなる力には大いなる責任が伴う論を炎柱母が吐いた瞬間、まさに僕はエンムのケッキジュツよろしく深い夢の奥底に落ちてしまいそうになってしまうほどでした。
鬼滅の刃は原作が完結しているそうで、オリジナルストーリーが出てくることは無さそうですし、映画としての鬼滅は上記の通りの感想なので、今後劇場化されても観に行くことはなさそうです。但し劇場に足を運んだキッカケはネトフリで観たアニメなので、次回作や続編はネトフリで待つことにします。あと単行本も読みたいかな。
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