「煉獄さんの勝ちだぁぁぁぁっ!」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
煉獄さんの勝ちだぁぁぁぁっ!
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炭次郎の悔しさが胸を打つ。
あれを聞いた煉獄は嬉しいのだろうと思う。
原作だと割とあっさりだったような煉獄の死。
拍子抜けしたのを覚えているが、しっかりと描いてあり、壮絶な最期であった。
それにつけても、台詞が眩い。
生きる為、生きていく為の心得であったりするようだ。
唐突に現れる理不尽。
対峙する事を余儀なくされ、強制的に戦い、勝たなければ明日は来ない。
それに際し、立ち向かう為の心得。
まずは、踏みとどまらなければ打ち勝つ事もない。
そのなんたるかを見たような気がする。
脚本的には2部構成な感じもするが、強烈だった無限列車が霞む程、アカザvs煉獄は鮮烈だった。
鬼滅の刃のファンではなく、今のブームを若干引き気味で見てはいるのだが、それでも今作にはあてられる。
怯まず
折れず
立ち向かえ。
持たざる者は弱き者ではない。
目を逸らさず、勝ち目を探せ。
諦めるな。
今の自分を諦めるな。
…少年漫画としてはハードなメッセージではあるが、いつか必要になる言葉でもある。
煉獄の死は、色々な事を語ってくれる。
今のようなブームが無ければこのエピソードは埋もれていたかもしれない。
そう思えば、今の時流にも感謝したい。
■追記
「卑怯者おぉぉ!」と炭次郎は叫ぶ。
自分達はいつも不利な状況で戦っている。
いつも対峙する時は、お前らに有利な闇の中だ。日が昇り、全てが見渡せるようになってから逃げるな、と。結果(死)だけを押しつけて逃げるな。
負け犬の遠吠えと一蹴するだろうか?
大人になってからの方が、このシュチュエーションになぞらえる出来事は多いのではないだろうか?
観終わった後も、なにかと引づる今日この頃。
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