「ぜんぶ読んでみようかなと思わせた」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
ぜんぶ読んでみようかなと思わせた
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《カムイ外伝》ってマンガに『柳生編』っていうのがあって、その中で主人公が柳生新陰流の型を教わるんだけど、そこ、なんか「おお!」ってなるのね。剣術の型ってそういうカッコよさがあるよね。
そういうカッコよさが担保された中で、竈門少年と煉獄さんの事情を描きつつ戦いのシーンだから面白いね。各登場人物の心情描写を全部モノローグでやっちゃって「モノローグ便利だなあ」と思ったの。
この話で思ったのは、術にかかって寝てる時間長くないかな。もっと早く目覚めてアクションシーンにいって欲しかった。寝てる間に事情説明して、感情移入させてるけど、ここまで長くなくて良い気がしたな。
あと「列車たおしたあ」と思ったら、上弦の参が出てくるじゃん。これ、話として、いるのかな。「この映画の主人公誰なの?」感がちょっと出たし。長い話の中で見ると必要なのかな。
でも、ここで竈門少年と仲間が泣き叫ぶのを見て「僕らはみんな竈門少年なんだ」と思ったな。すごくできる人を見ながら「いつかはあそこまで」と思いつつ、一歩進むのに四苦八苦する。だから、主人公に感情移入がいくんだろうね。
いきなり映画観ても面白かったし、原作を全部読んでみようかなと思ったよ。
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