「戦い、泣き、歌う。」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 ほとはのかおりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0戦い、泣き、歌う。

2020年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

娘が
大好きで
本はすべて読み
アニメも観て
この映画の内容もわかっているんです。
なのに
観たいと。

私はてっきり
新しい話と思ってたら違うって。

どうなるかは
わかってるけど
カラーになって
声がついてるのが
観たいんだと。

ふ~ん。

何も知らない私には
そんな感じでした。

予習することもなく
読んだことも
観たことも
誰が誰かもわからない状態で
観ました。

それでも
よかった。
泣きました。

きっと
泣くポイントは
人それぞれ。

いろいろあるんです。

家族 夢 勝負 生死

鬼VS人間
だから
人間は、なんとかかんとか
って
すっごいいいこと言うの。
だから
メモしたかった。
メモしてないから
一言も覚えてないけど
ハーって、そうだなーって
思う言葉がたくさん出てきます。

いろいろあるから
世代とか関係なく
どこかでグッとくる
心にささって
涙がでるとこがあるはず。

私は
母親のセリフでした。

「あなたみたいな強い子の
母になれてよかった」

まったくこの通りでは
ないけど
こんなセリフがあって。

私も
上の子と下の子の
母になれてよかった。
できることなら
二人が大人になるまで
見届けたい
と思った。

って、なんか変でしょう。
病気でもないのに
見届けたいとか思うって。

この映画
今まで観た映画と
すっごく違うとこがあって
それは
自分がその世界に
はいってしまったこと。

今まで映画観たとき
誰か登場人物に
感情移入してしまう
(人魚の棲む家の篠原涼子さんになりきる。みたいな)

娯楽として楽しむ
(ハリーポッターとかパイレーツオブカリビアン観てすご~いとか、カッコイイって思うような)
かんじだった。

それが
この映画は
自分が自分として
一緒に列車に乗り込み
戦った~。
もう本当に
すごい戦いでした。
そして
最後

歌った~

ホントに歌ったわけじゃないですよ。
歌番組で2回くらい聞いてた歌。
だけど
気持ちは
私が戦いのあと
歌った。

バカでしょう。
自分でも笑う。

で、話をもどすと
戦いの途中だったから
もう生きられないかもしれない
みたいな思いになって
大人になるまで
見届けたいと
なんか変なかんじに
なっちゃった。

だから、どうして
こんなふうに
自分が戦ったか
考えてみたんです。

まずは
アニメの技術。

始まったとき
あれ?実写?
と思うくらい
綺麗。
風景が本当に
綺麗でした。

そして
声優さん。

他のアニメ映画って
ゲスト声優とかいって
声優じゃない
芸能人をつかうでしょう。
それが
なかった。

だから
違和感がない。

途中で
「えっ」
「誰?」
ってならない。

それで
す~っと話に
入り込んじゃったんだと
思う。

で、最後きわめつけに
歌。

ピッタリ

こんなに話にピッタリ合う主題歌
初めて。

タイトルが
『炎』って
そういうことか。ってわかる。

歌詞も何もかも
この映画のための歌。

だから
戦い終わった私が
歌ったんだ。

観終わって
家に着いたのは
夜10時半でした。

それから
水筒洗ったり
お風呂入ったりして
布団にはいったのは
0時すぎ
起きるの4時だから
ちょっとしか寝れ~ん。
早う寝らんば。
と思うんだど
寝れない。

相当な興奮状態だったんだろうな。
あんだけ戦ったから。

で、この時だけでなく
しばらくの間
今もまだ残ってる感じなんだけど

もう戦いたくない。
平和に暮らしたい。

って
ふとしたときに
そんな気持ちがよぎるんです。

新聞に
無限列車を再現した
SLの写真が載ってたんだけど
その列車乗ったら
鬼出てくるんじゃないか
戦わなければ
と思った。

そして
『炎』が聞こえると
涙が出てくる。

どんだけ
入り込んだんだろう。

まだ観てないかた
観てみて。
きっと
あなたも
列車に乗り込み
戦って
泣いて
最後
歌う。

ほとはのかおり