ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
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久しぶりに良作に出会えた
ポスターの感じ予告編の感じで気になっていた作品
公開されてレビューも3.9と高評価
これは行っててみようと思い鑑賞
最初はダニエルクレイグが名探偵で鮮やかに解き明かすのかと思っていたけど早々に犯人提示されてしまう!
コロンボ方式か!?と思いきや話はどんどん進み先の読めない展開に引き込まれます。
このままでは胸くそ悪い結末だなーと思っていたら急にダニエルクレイグが大活躍!
最後は観客みんな大爆笑のアクシデントを経て完結へ。
久しぶりに良い映画良いミステリを見れて大満足でした!
アナが可愛い!
女優アナデアルマスの覚醒と古典を装った現代的探偵モノ
1.役者
まず本編の真の主役である、女優のアナデアルマスの限界ギリギリまで精神を追い詰められてゆく演技が見事であった。
以前はセクシーなキューバ系の美女というだけの印象だったが、本作で本格的に女優としてレベルが上がったのではないだろうか?
本作を通して彼女のファンになってしまう人も多いだろうと思う。
007の次回作にて、再びダニエルクレイグと今度はボンドガールとして共演を果たすらしいので、これから更に注目を集める女優になるのではないだろうか。
ダニエル・クレイグは最早言うまでもなく、現代のハードボイルド業界を牽引する「顔」でもある。探偵が似合わないわけがない。
かなりできる奴かと思いきや、そうでもないのか?と思わせるところもあり、コミカルなコワモテ探偵といった感じ。
クリスエヴァンスもシニカルでつかみどころのない役だがユーモアにもあふれていていいキャラをしていた。
キャプテンアメリカとは真逆のクズすぎるキャラクターをキャスティングするあたり、なかなか巧妙である。
2. 探偵モノとして
アガサクリスティ的なものを目指したということで、かなり古典的な雰囲気のなか現代的なテンポとユーモアでサクサクとスタイリッシュに進む、丁度いい塩梅。
展開的にはヒッチコック的なサスペンスやサプライズを用いた緊張感の作り方をしていたり、コメディ要素もバッチリでかなり優等生的な作風。
更に移民問題や格差社会などの社会問題も盛り込んでおり、現代のアメリカの病理のようなものが浮かび上がってくる様は、サブテキスト的にもばっちり。
ライアンジョンソンの脚本の力がふんだんに発揮されていたと思う。スターウォーズが嫌いだった人も、食わず嫌いしないで見てほしい。
典型的なのに斬新、ユニークな設定が効果的なミステリー映画の新たな傑作
著名なミステリー作家ハーラン・スロンビーが自身の85歳を祝う誕生日パーティの翌朝、自室で死んでいるのが発見される。誕生日パーティに参加していたハーランの家族、家政婦、看護師は警察による事情聴取のためハーラン邸に集められるが、そこには謎の人物に雇われた私立探偵ブノワ・ブランの姿があった・・・からのミステリー。
アガサ・クリスティに捧げた脚本だというのも納得のかなり典型的なプロットで古い豪邸が舞台ですが、あくまで現代劇。古臭い風景の中でスマホがブルブル鳴りまくる風景はそれだけでかなりユニーク。そもそもこれは自殺か他殺かというミステリーから始まり、個性が匂い立つ名優達が演じる胡散臭い登場人物達が織りなす丁々発止の腹の探り合い、そこに巻き込まれるウルグアイ出身の看護師マルタもまた誰にも言えない葛藤を抱えているといった複雑なドラマがあちこちにばら撒くパズルのピースがパチンパチンと嵌まっていく終盤の展開がスリリングなのに微笑ましい。
特にユニークなのは看護師マルタは嘘をつくと吐き気を催してしまうという稀有な体質だということ。この設定が見事なアクセントになってサスペンスがより立体的になっているのは巧いなと思いました。クリストファー・プラマー、マイケル・シャノン、トニ・コレット他これ以上ないくらいイイ顔の演技陣がとにかく豪華ですが、特に素晴らしいのはマルタを演じるアナ・デ・アルマス。彼女の慎ましかな美しさと優しさが終始曇天の世界で瑞々しく輝いています。あと画面の至る所に色んなメッセージが仕込んであるのを見つけるのも楽しみの一つ。エンドクレジットにシレッと一つヒントがあったのですが、残念ながらそれは本編中に見つけられませんでしたので、次回鑑賞時に目を皿にして探したいと思います。
とにかく余計な情報は少なければ少ないほど楽しめる作品、ミステリー好きならまず大満足の作品だと思います。
ラストまでしっかりオチてる!
最高じゃないか!
なぜ、今、このジャンルなんだろう・・・
私自身のこの手のジャンルがあまり得意な方じゃないのですが、好きなダニエル・クレイグが出ているので見る事にしました。
しかし、なぜ、今の時期にこの手の古典的な推理映画なんでしょうか?また、本作品にまぜ、ダニエル・クレイグなのでしょうか?また、ダニエル・クレイグは、ジェームスボンドのイメージをしっかり払拭出来るのか・・・・疑問を持ちながら本作品に臨みました。
ダニエル・クレイグの他にクリス・エヴァンスまで出ているので、ある意味大変に豪華!クリス・エヴァンスもダニエル・クレイグと同じような疑問を持ちながら言えるのが、ダニエル・クレイグは、そのもので出ていますが、ジェームスボンドのような超クールない面もなく、クリス・エヴァンスもしっかり本作品の役をこなし、私が描いていた疑問にはぶつからず安定して見る事が出来ました。
また、内容の方もなんか懐かしさを感じるよりは、普通の内容であり、もう少し、出ている全員のキャラクターが地から足が5cm浮いているような内容なら、ラストももっと生きたのではないか・・・・・
なんか、凄く真面目な作品のなか、この手のジャンルに囲った異色作品にしたかったのか、制作の意図が分からず・・・・
しかし、内容は退屈する事も無く安定して見る事が出来ました。
日本に昔からある横溝正史流の内容ともいえるでしょうか・・・・しかし、なぜ、今更なのか・・・・
しかし、残酷感や怖いさなどはありません。
my house,my roles,my coffee
こういうのを観たかったんだ!
お見事
偉大な名探偵たちと比べてはいけないのかも
たとえばシャーロック・ホームズといえば薬物依存症(コカイン中毒)の社会不適応者で、天動説と地動説の違いも分からないような世間知らずの男
エルキュール・ポワロはというと病的なまでの潔癖症、おしゃれ好きなナルシスト、自惚れが強い自称フェミニスト(おまけにメタボなヒゲ親父)
極めつけは「見た目は子供頭脳は大人」で有名な、日本一生意気で理屈っぽい小学一年生・“江戸川コナン”
こうした異常性・非日常性が探偵の魅力としてきちんと描かれてさえいれば、ストーリーやトリックの陳腐さなんかも多少は許されてしまうものなのですが……
今作品はというと、とても上質なミステリーなのは間違いないのですが、“名探偵のキャラ付け”が弱く、さりとて事件のトリックも想定の範囲内で意外性があるわけでもなし
そのため、あまり余韻は残らず、物足りなさのほうばかりが残ります
期待が大きかっただけに残念でした……
シンプルで面白いミステリー
続編シリーズにすべし
出演者達のクセが強くてそれが作品にとても合い良かったです。
予告編を観て本編を観に行って、
ダニエル・クレイグ氏はボンド(アクション)より探偵(静かな演技)の方が合うと感じた。
クリス・エヴァンス氏は絶対正義のイメージが強過ぎる為、役的には残念でした。
この作品シリーズ、寅さんのように何十作品作っても良いと思います!
美的センスが光るクセ強ミステリー
痛快。楽しかった。
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