ランボー ラスト・ブラッドのレビュー・感想・評価
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怒りの必殺仕事人
前半のランボーが自身の娘のように育てていた友人の孫の命を奪われ、拷問を受ける場面は辛く感じたが後半の危険な罠や銃を設置し悪党を倒していく場面はまるで時代劇、必殺仕事人のようなカタルシスを感じる・・・どころかちょっと敵に同情したくなるぐらい圧倒的な強さだなと思った。
敵がトンネルに突入して少数になったところを狙い攻撃し本命を最後に残す流れはまるでクリントイーストウッドが出た西部劇「ペイルライダー」のような流れだと感じた。もしかしたらスタローンが参考にしアイデアを出したのだろうか。
ただ最後の重傷を負い「俺は帰る途中で迷ってしまったんだ・・・」と語るランボー生死不明で終わるけれど、一作目の原作小説のタイトルが「ファーストブラッド」で今作のタイトルが「ラストブラッド」
原作の最後ではランボーが死亡する報われない終わり方だったからもしかして死亡したのではと勘ぐってしまう・・・寂しいけれどシリーズの終焉をうまく描き切ったなと思う。
触るな危険
開始早々、終幕に至るまでの起伏が予想はつく。
なので、ドラマが面白いという事はないのだが…裏社会はなかなかにエゲツなかった。事の真偽は分からんが、空想とも言い切れないとは思う。
そういう危険を社会は孕んでるし、驚く程近くにも転がってる。今回の舞台は戦地という特殊な状況ではなかった。
ランボーを演じるスタローンには凄みがあり、あの低い声も舌っ足らずな発音も功を奏していて年輪を感じる。どころか今回は慈愛をも表に出す。
結末が分かるので、その効果をも勘繰ってはしまうのだが、老いというものをしっかり表現するのだなぁと、完結に至る流れに郷愁すら感じる。
アクションは結構なゴア表現もありで、賛否はあるんだろうけれど、原因と結果を誤魔化さない感じもして、昨今のオブラートに包んだような風潮を考えると、随分と良心的だなとも思う。
隠したところでそれらはソコにあるのだ。
見えないっと事と無いって事は同義ではない。
そんな事を公然と語り咎められない作品が一つ無くなっていくのは寂しくも思うのだけど、致し方ない。
ラストアクションは、ゴア表現はあるものの、案外サッパリもしたテイストで、拳を握り込む程の緊張感も時間も感じはしなかったなぁ。
ラスボスの心臓を抉り出すのさえ、なんか達成感は感じなかった。
方法を提示し、その結果を披露するに終始したからなのかもしれない。
それと、ランボーを神格化しすぎた結果かもな。
戦争のエキスパート。
望まないそのスキルを体現できる素質をもった戦士。生き残る為に発揮するしかなかった環境。
街のマフィアとは年季が違うのだろうけど、あんまカタルシスは感じなかった。
弓のカットはカッコ良かったなぁ。
昭和のランボー!!!
賛否、どちらも理解出来ます。
ストーリーは安っぽいし、娘を助け出してすぐに医者に行けよとか、たらればを言い出したらキリがないくらい突っ込みどころ満載です。
でも、それがランボーです!
終盤のアクションシーンも健在ぶりを見せつけていました。
子供の頃に観たランボーが蘇って来たみたいでただただ、楽しかったです。
ランボーシリーズを見たことない人はB級アクション映画と思われるかもしれません。
俺の怒りを味わえ…最期の血戦!
ランボー・シリーズ第5作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
前作は未見ですが、サブタイトルに「最後の戦場」とあったのでてっきり最終作かと思ったら本作がつくられびっくり。
人身売買カルテルに娘のように大切にしていた少女の命を奪われたランボーは、復讐のために元グリーンベレーのスキルを活かして自宅を要塞化、単身壮絶な戦いを挑みました。
ジャングルも無いし、そもそも戦場ですら無いし、なんだかランボーっぽくないなと思いながら観ていましたが、人身売買カルテルと云う許されざる犯罪へ抱いた義憤は誠に彼らしく、一気にランボーの物語になったのには驚きました。
冒頭で少女とランボーの交流を丁寧に描いていたから、怒りを爆発させた後の彼の行動にいちいち説得力がありました。
鬼畜以外の何者でもないカルテルには残虐な制裁を加えてやるまで。とは言え、かなりハードな部類のゴア描写に「ランボーってこんなにエグかったっけ?」と面食らいました。
でもまぁ、ランボーおじいちゃんとナメて掛かっていたカルテルの面々、ものを知らぬとはなんと不幸なのでしょう。
彼が最強のひとり軍隊だと知っていたら、皆殺しの目に合わなかったかもしれないし、少女も死ななくて済んだかも。
ランボー名物の弓矢もきちんと登場し、ボスにトドメを刺すのに使用されたことは最高のカタルシスとなりました。
ですが、満身創痍となったランボー、安楽椅子に座り、奪われた幸せを想いながら揺れに身を任せる姿でジ・エンド。
そのまま彼は、もしかして…?
エンドロールに流れた名場面の数々に思わずうるっとなりました。ランボーの人生はベトナム戦争で狂わされ、その苦しみを生涯抱えながら生きることとなってしまいました。
やっと掴んだ幸せな日々さえ、平穏に過ごすことが出来なかったなんて、なんと過酷な運命を背負わされた男なのか。
なんだかやるせない気持ちになりました。
ひとり軍隊・・・最後まで貫く《孤高のヒーロー像》
シルベスター・スタローンは「ロッキー」シリーズと、
「ランボー」シリーズのふたつ、性格の違うのヒーローの生みの親です。
ロッキーは万人に愛される正義のヒーロー。
対する「ランボー」は怒り出したら手がつけられない男。
ランボーに程よい闘いなんかない!
ベトナム帰りの元グリーンベレーは、爆破も警官襲撃も厭わないPTSDを患う
半分くらい狂気の男です。
ブレーキの効かない「怒り」がランボーのランボーたる存在価値。
(御行儀のいいスマートなヒーローをお望みなら、やめたほうがいいです)
「ランボー」5作目ののシリーズ最後の完結編は、立派に「ランボー精神」を貫いた
真正の作品・・・
老いたスタローン精一杯のアクションと「ひとり軍隊」の真髄が見られます。
1作品目の「ランボー」の原題は「最初の血」
そして最後の5作目は「ランボーラスト・ブラッド」
その名も奇しくも、「最後の血」なのです。
レイティングはR15。
目を背ける残酷シーンも盛り沢山。
復讐に燃えて全てを復讐に捧げる「老いた獣」
やはりランボーの怒りを消す消化器は、最後の最後まで機能しません。
敵の血の、最後の血が一滴も無くなるまで、戦い抜きます。
故郷アリゾナの牧場で悠々自適に暮らすジョン・ランボー。
ベトナム戦争の悪夢は未だに忘れることがない。
しかし家事一切を任せる身内のような家政婦のマリアと孫娘の
ガブリエラをランボーは娘のように愛していた。
そんな穏やかな日々が突然変わる。
ガブリエラが幼い時別れた実父をメキシコに探しに行き、
人身売買カルテルに誘拐されてしまうのだ。
いてもたっても居られず、老骨に鞭打って救出に向かうランボー。
潜入した部屋で再会したガブリエラは、麻薬漬けにされて、ボロボロの
抜け殻だった。
一度は、麻薬カルテルの男たちにメタメタに痛めつけられたランボーだったが、
「手負いの獣は、逆襲の、復讐の炎を倍返しどころか、10倍返し!!」
メキシコからアリゾナの牧場へおびき寄せることに成功する。
ランボーのアリゾナの自宅の納屋は地下に、迷路のようなあり得ないほど広い地下要塞・・・なのだった。
とんでもない数の銃と爆薬(ダイナマイト)武器としての・・(槍など)
周到に準備された闘いは壮絶を極めて釘付けになりました。
ひとり忍者のように神出鬼没のランボー。
その殺戮のバリエーションの多さと、悪党たちの断末魔。
最近のスタローン作品のクオリティに較べると格段の完成度でした。
エグくて、残虐、やり過ぎ感はあるものの、
「帰ってきたランボーは、老いても健在」
そしてエンドクレジットで流される若き日のランボー。
筋肉が盛り上がり実に美しい・・・思わず見惚れるエンドロールでした。
それもあって、席を立った時は満足感で一杯でした。
(私は暴力や復讐を礼賛する気持ちはなく、エンタメとして楽しみました)
過激なバイオレンスアクションシーンが最高!
公開時に観たが、BSで再鑑賞。
ランボーシリーズでは、「最後の戦場」から戦闘シーンの過激さが急激に上がった。 今作もそれに劣らずの迫力。 基本が勧善懲悪なので、少々のグロシーンにも逆に見応えを感じる。 メッセージ性の強かった一作目に比べると、もはやエンターテイメント重視の作品になっているが、 これはこれで大変に楽しめた。 バイオレンスアクション系が好きな人には、 かなり面白いゾ! と言ってお勧めしたい。
少し残念だったのは、今回、テレビ用に過激なグロシーンが一部カットされていた事。 ゴールデンタイムの放送だから、というのが理由だろう。 制作側の了承も得ているのだろうが、観てすぐに分るほどカットするぐらいなら放送しない方がいい。
作品を編集することで表現者の意図を歪曲してしまうことは、非常に危険な行為だ。 この種の仕事に関わる方々には、著作権といった法律的な解釈だけでなく、芸術表現に対する見識をもっと深めてもらいたい。 どうしても編集するのであれば、細心の配慮をした上で、必要最小限のカットに留めて欲しいものだ。
ついでに細かい事をもうひとつ。 激しい戦いを終えたランボーが、父親の愛用していたロッキングチェアーに傷ついた身体を沈め、心の声を語る最後のシーンがある。
映画館で観た時の字幕では、「思い出を守るために俺は生きる―」だったのが、 テレビ版では、「思い出を守るために戦う―」という吹替えになっていた。
些細な違いのようだが、これだけでランボーの心象風景から作品全体の印象・意味までが全く違ってくる。 どちらが正しいかの判断は英語が堪能な人に委ねるが、私は、映画版の翻訳の方がセリフとして自然だし作品の真意を突いていると思う。
まさか、セリフまでがテレビ放送上の都合という名目で意図的に加工されたのではないと思いたいが…。 脚本家シルベスタ・スタローンのファンでもあるので、ちょっと気になった。
今の時代のランボー
起承転結の分かりやすいプロットを押さえつつ、ランボーファンを掴んだアクションだったと思います。
ボロボロになりながらも最強兵士の力技は往年のファンに、刺さります。
個人的にはグロさはもう少し抑えていてもとは思いました。
急に見たくなって・・・・スッキリ
ウクライナ、ロシアで物々しいというか怒りと悲しさに毎日のニュースが辛い。
もしこんな人がいたら・・・と真っ先に思ったのがランボー❗️
ストーリーはアメリカのアルアルで家族や愛する人が酷い目に遭って怒り狂うヒーローネタなんだけど、ゴルゴ13みたいに1発の弾丸で安楽死させない、恐怖という罰で徹底的に罪を償わせるというのが、このラストブラッド。
世間では子どもが親に、とか、教師が教え子に、とか、信じられないニュースが日常的に流れ、新型コロナで鬱屈した毎日にロシアのウクライナ侵攻、自然災害など、世紀末のような事だらけ。
強く生きよう。心を強く持って精一杯生きよう。今が孤独でも誰かが心の中に住んでいる限り。
ランボーよ、スタローンよ、永遠に
ランボーよ永遠に
最後の復讐のシーンは ランボーらしい仕掛けアクション満載です。 エンドロールでランボー1からのシーンがでてくるところはグッときますね。自分はまだランボーは続編があるのではと思っています。
後味が悪すぎ
女のコが死んじゃうのは、必要なのかい?
女のコを助け、
悪党を皆殺しにして、
ジャーナリストが全て暴き、
ランボーが力尽きる…
ってストーリーで良かったのでは。
あと、悪党がバカ過ぎ。
どー見ても罠が仕掛けられてる地下道に入るって、どんだけバカだよ。
ランボーじゃなくても良かった
もっと敵の恐怖感描写が欲しかった所。
復讐にしてはあっさり殺してて少し拍子抜け。
シリーズを重ねるに連れてどんどんランボーからズレて行ってたけども、今作で完全にランボーじゃなくても良い内容になってましたね。
アクション映画としては楽しかったけども…うーん…。
男は愛を知り、狂気の一線を超えた
平凡ながら幸せな日々を生きるランボー。
そんな彼は未来を奪われた時、狂人へと変貌した。
地獄はまだ、終わらない。
それはランボーの頭の中に、今も戦場の記憶がこびり付いているからだろう。
ランボー版ドントブリーズと言うべきか
ランボー版、硫黄島の戦いと言うべきか
ともかく終盤のアクションは凄まじく
良くも悪くも後味が非常に悪いものだった。
彼のトラウマは、彼自身が死なない限りなくならないのかもしれない。
そう思うとゾッとすると同時に悲しくもなった。
これは終わりではなく、始まりなのかもしれない。
深いトラウマを抱えた人間は永遠にもがき苦しむことしかないのだろうか。そんなの余りに悲しすぎる。しかしそれがジョン・ランボーという1人の男の人生なのだろう。
ランボーが今戦うとしたら何だ?
もしやリーアムニーソン(96時間の)?と序盤思ってしまう。しかし心に傷を負ってなんぼのランボー。やっぱそっち行くか、と納得する。
どうなんだろうか、これは。所謂、戦場ではない、それを敢えてやったのであって、もしランボーが今戦うとしたら何だ?そんな問いに応えようとした結果なんだろう。だから、これもランボーとして観るしかないと思う。
そう整理した上で、個人的にどうかというと今一歩。ということになる。それはこれまでの評価があるしランボーとしてる以上は比べるから。独特の不条理な世界そのものへの行き場のない怒りではなくどストレートな個の怒りである点がランボーにしてはちょっと薄い。。
軽い気持ちで観てはならぬ
ランボーは金曜ロードショーなんかで子どもの頃に流し見してたくらいの記憶しかなくて、
エクスペンダブルズみたいなノリで見始めたら
あまりにもハードな展開にたまげました。
よくある展開だと、
女性が囚われてて、暴行されそうな時に
ヒーロー登場あるいは電話がかかって来て免れる。
とか、別にそのシーンかー観たいわけではないけど、
この状況だと犯されるだろって状況で何も起こらない
のがアクション映画の常識なのかなと思ってたけど
全て覆された。
マジでビックリして
前半はホラー映画より怖いと思いました。
前半のカルテルのこれでもかと言う恐ろしさと、
ランボーを怒らせたら知らないぞと言う期待を込めた中盤
復讐するランボーの後半で
映画としてもとても楽しめました。
わざわざランボーシリーズじゃなくても…。
今までランボーは軍隊相手に戦ってきたのに、今回のお相手はドリフのバカ兄弟を彷彿させるチンピラ軍団。これじゃあ相手にならんじゃないの。娘のように育ててきた子を取り戻す為に、敵のアジトに何の策もなく乗り込んで、案の定、袋叩きでボコられる姿はもはやランボーではない。殴られてあんなに腫れ上がった顔はランボーではなくロッキー。ランボーが捕まるんなら、磔にされてブタの糞尿まみれになるか、電流ビリビリにしてくれよ。
ロッキーはジャーナリストに助けられて、売春宿にリベンジかましに行くんだけど、武器がトンカチ一本。トンカチ無双するならはじめから武器はトンカチ一本で良かったんじゃないですかね。
結局助けた女の子は死んじゃうから、更にそこから復讐劇が始まるんだけど、そこからはR指定のホーム・アローン。トゲトゲ作ったり爆弾仕掛けたりする件はプレデター。弓矢が出てきてやっとランボー。準備完了したところで、バカ兄弟の弟を首チョンパ。怒った兄貴が仲間連れて、トラップ引っ掛かりにいざ鎌倉。全員見事にトラップ引っ掛かったところで、兄貴の心臓引きちぎってエイドリアーン。
んで、この映画はなんなんだ?
最後に無理やりランボーダイジェストが流れますが、どうなんだろう。
単なる復讐劇にラスト・ブラッドは相応しいのか?
幸いまだランボーは生きていて、馬に乗って何処かに行ったので、続編に期待。
だってチンピラ相手に2発もくらって、これで最後はないでしょ。軍隊一つ壊滅させるくらいじゃなきゃランボーじゃないよ!!
次は派手にヘリや戦車、戦闘機も出して派手にジャングルで暴れてくれ!!
これ、アクション映画?…ですよね?ゾンビ物じゃないですよね?
これ、劇場で観てきたのですが、プライムビデオでも無料配信始まったので、もう一度観てみました。
結構面白かったので。
ゴア表現に特化した作品ですので、グロいのが苦手な方は要注意です。
今作のランボーさん、つい笑ってしまうほど躊躇も容赦もない。
それ、復讐のためというより、ほとんど趣味でサックサクと惨殺していますよね?
あたかもゾンビを屠るが如く、屍累々のスプラッター描写ぱねぇです。マジ卍ぶっ飛んでいますし。
“怒りの”とか言う割には何に対して怒っているのか、さっぱりな前二作と比べて今回は怒ってもいい理由がシンプルかつ納得でした。
“最後の”とか四番目で言ってたくせに、やっぱり違うし(笑)
にしても、ランボーさん本当に容赦ない。
死体を二度も三度も四度も…グッサグサと止めを刺すわ、粉々のミンチにするとか ヒィィィィ∑(゚Д゚ll)
今回はランボーさんに感情移入しやすかったので、罠を仕掛けるカットで「これでどう屠るのかな?」とワクワク♪して観ていました。
きっとランボーさんも心の片隅ではウキウキ♪していたはず?
したら、予想を遥かに上回るえげつなさっぷり! (笑)
ヒィー!!(((゚Д゚)))ガタガタ
「心臓をえぐり取ってやる!」って比喩じゃなしにリアルにやったんや!
私、こういうシンプルな復讐劇大好きです。必殺シリーズとか『破れ傘刀舟』とか。
でも本当にこれで“ファースト”を継承してからの→“ラスト”ブラッドなのかな?
スタローンさん、さすがにもう年齢的に厳しいと思うけれど。
でも、なんかまだもう一作くらいは撮ってきそうな気が(笑)
映画界で信じちゃいけないものの例として
「全米が泣いた!!」だの「原作者も絶賛!!」だの「最後のorラストorファイナル」ですからね。
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