「ランボーリテラシーが必要!」ランボー ラスト・ブラッド 90'sさんの映画レビュー(感想・評価)
ランボーリテラシーが必要!
ランボーはやっぱり穏やかにハッピーにはなれない。アメリカンニューシネマ的なシリーズラスト。(本当にラストかは疑問)
突っ込みどころがないわけではないが全く気にならないカタルシス。ランボーサーガに思い入れがない人は理解できないかもしれませんが。
本当にこれがラストならこちらの予想を超えてきた大団円。全作観てから観てもらいたい。いい意味で期待や予想を裏切る作品。だから映画鑑賞はやめられない、楽しい。
シリーズらしさもちゃんと用意されてます。ためにためてラスト30分以降のこれでもかというランボー劇場。前作、最後の戦場同様のグロゴア描写満載。
海外批評家や一作目の原作者からはこの残虐描写が原因で叩かれたらしいが最近の緩いアクション映画が大嫌いな自分にはどハマり。
ストーリーは最近のユルいハリウッドアクション大作とは全く違いかなり重くてハード。救いようのない話です。ロッキーとは真逆なのがランボー。現実は人は変われないし人生は厳しいまんまなのかもしれない。
ファンの期待に沿う作品作りにスタローンの映画人としての才能が垣間みえる作品。
クリードでアカデミーの舞台にたったけれど大脱出2みたいな駄作に戻るみたいなスタローン自身の人生とも重なる。
今作だけ初めて観た人はなんだこの残酷アクションはって感じでしょう。一作目からしっかりと観て、ランボーに想いを馳せてから、劇場で観るべきです。そうでないと真に理解できない作品。
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