悪人伝のレビュー・感想・評価
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チラシ、ポスターに偽りあり
ヤクザと警察が合同で連続殺人犯を追うという、奇妙奇天烈な展開が繰り広げられる物語です。マ・ドンソク主演かと思いきや、大半は華が全く無い刑事の方が出番が多いので、マ・ドンソク目当てで足を運ぶと肩透かしに遭います。でも、映画自体は面白かったので、良しとしますか。
追記:ハリウッドでシルヴェスター・スタローン製作によるリメイクが決定したそうです。
ドンチャン😃
ダークなドンソク兄貴を堪能
マ・ドンソク演じる暴力団の親分を襲った連続殺人犯を追うために警察と暴力団が手を組むというアクションサスペンス。
ドンソク兄貴の魅力のうち、コミカルな部分が本作は抑えめ。その代わり兄貴っぽさと暴力的な強さが全開で、作品の雰囲気にマッチしていた。手を組む刑事と兄貴と犯人の3人の絡みが本作の核になるのだが、刑事と犯人はアクが弱く力不足だったかも。
それでも、刑事と暴力団の絆が生まれかけるシーンとかは好きだ。魅力のある目上の人間には敬意を払ってしまう国民性はネタにしやすいのだろう。
アクションシーンもたっぷりあって、最後のオチもなかなか。正直、それほど大きなインパクトがあるわけではないが十分楽しめる韓国サスペンスになっていた。
超一級のエンタテイメント!
すげー面白かった
マドンソクのワンマン映画になると思いきや予想に反して警察、ヤクザ、犯人、それぞれの思惑が絡み合って面白かった。
特に犯人の得体の知れない不気味さや武井壮ぽい若手刑事もしっかりと大活躍。賄賂大好き無能警察なイメージを払拭してくれた。
退屈しない話運びがこれまたすごい。傘のシーンはただマドンソクの優しさアピールじゃなくて後に効いてくる。
メモの件もよかった。なるほど都合よく切り取るのね。
犯人の動機がいまいち不明だが本当にただのサイコパスなのかな?裁判のシーンでも不敵極まりなくなかなかの存在感だった。
ラストまでよくできていて、刑事にもヤクザにも感情移入できるし久々に目が離せない作品を見させてもらった感じでした。
切り札
賭博絡みで名を馳せる裏社会の大物が、刑事と協力し犯人を追う話。
ポンコツ警察はまだ、連続殺人事件とは扱っておらず、一人の刑事のみがそれを主張するも相手にされずという情況下、ヤクザの親分が襲われて、犯人をみつけてカタをつけたい唯一の目撃者であるヤクザと、警察内で浮いてしまい為す術がない刑事が、互いに足りないものを補う為に情報を共有することになっていくという流れ。
当然まともな訳はなくて、それに乗じてやらかしたりもあるヤクザ。
しかし「契約」があるしヤクザの持ってくるネタがないと手も足も出ないしね。
サイコな犯人に武闘派ヤクザにチンピラ刑事というキャラの立つ登場人物に、乱闘やチェイスやヤクザ同士のいざこざと、終始騒がしい展開で飽きさせない。
設定の割にドロドロ感は殆どないしね。
科学捜査や権限とかをいったらツッコミどころ満載だし都合もかなり良いけれど、笑いもあるし、捻りも効かせてニヤリとさせてくれるしで、とても面白かった。
結末が気に入らない
バイオレンスが足りません
#53 ヤクザと刑事が手を組んで
連続殺人犯を追うってのが新しい。
結構お客さんも入っててマ・ドンソク氏が筋肉隆々で人気な俳優さんだって初めて知った〜。
私的にはコメディアンな感じだったのに〜。
あとヤクザ映画は大抵釜山が舞台なのに、忠清南道が舞台ってのも新しかった。
天安は行ったことないけどあんなに都会なの?
グルメも観光名所も出てこないけど、坂道を駆け上がる刑事が出る韓国っぽい韓国映画を観たい方は是非‼️
話の流れがかなり面白い。 ラストも、同じ刑務所に移送された 無差別...
なぜGレーティング?と思わず首をかしげる、安定の暴力描写。
どう見ても暴力が売り物の作品なのに、レーティングがG(全年齢対象)であることを不思議に思いつつ鑑賞。
「マブリー」ことマ・ドンソク主演でもあるし、アートワークの印象とは異なって控えめな描写なのかな、と思ったら、冒頭から全開の暴力描写でした。マ・ドンソクは登場場面からして、「強烈」の一言。ドンソク自ら「創意工夫」を凝らして暴力をふるうし、ふるわれもするという役柄。一応生身の人間という設定のはずだけど、どんなに痛めつけられてもマーベル作品のヒーローのように不敵に微笑む姿は、彼以外の役者では全く説得力を失うでしょう(彼のファンは寿命が縮むでしょうが)。まさに彼のために作られた役、演出だと言えます。裏返せば、本作の魅力を作り出す上で彼の存在に頼りすぎてしまった、とも言える訳ですが。
作中の暴力団の主要な武器は、出刃包丁。銃器はほんのわずかしか登場しません。もしかしたらレーティングを下げるための演出上の工夫なのかも知れませんが(もしくは韓国の暴力団は実際に出刃包丁をメインウェポンにしているとか)、おかげで「肉を斬る」感覚が一層画面から伝わってきて、むしろ暴力描写としては過激さを増しているんじゃないかと。
犯人の絡み方が今ひとつ分かりにくいといった点は気になるものの、十分楽しめる作品でした。
ただし家族連れでの鑑賞は要熟考!
コワモテ度では敵う人はいない
宣伝ポスターが全てを物語っている。
マ・ドンソクの顔芸を楽しむ作品。
英題では「ヤクザ・刑事・悪魔」で、三者が並立するようなイメージだが、彼の存在感が他を圧倒してる。
あの顔がアップになったら、その説得力たるやハンパない。しかも、プロレスラーみたいなあのカラダ。
Vシネの帝王の竹内力や小沢仁志が可愛く見えてしまうほどのド迫力。
内容的には日本のVシネマみたいな流れで少し軽い雰囲気もあるけど、どっしりと重しのように押さえつけてる。
刑事とヤクザが互いの経済的利得でなく、それぞれのメンツのために手を結ぶというのもあまり見ない展開で、なかなか面白かった。
進行に無駄な場面がなく、中だるみすることなく非常に濃密な2時間。
良作な韓国映画の典型だ
バイオレンスは韓国映画
後から後から面白い作品ばかり湯水の如く発表され続ける韓国映画界は圧巻だ。物凄いエネルギーが韓国映画界を席巻しているのは周知の事実である。カメラワーク、CG、脚本、俳優、セットetc、もはやどれを上げても国際的なレベルである。テンポも良いし、多少のアラがあったとしても、それをものともしない仕上がりには必ず満足を覚える。特にアクションシーンは秀逸である。これがハリウッド等の洋画になると拳銃や機関銃で簡単にバタバタと人を殺すが、韓国映画は素手、鉄パイプ、刃物等での肉弾戦。これはかなり興奮する。ナイフではない、ドスでもない。細見の刺身包丁で相手を突き刺し、斬り付けるのである。これはとても新鮮だ。簡単に人物を処理せずに、双方血塗れになっての格闘シーンはエゲツなさも相まって、かなり見応えがある。マッチョなマ・ドンソクがそんな血塗れの格闘シーンに登場すると、これは画になる。見ようによってはサディズム丸出しの変態とも映らなくはない。そんな、血塗れ、傷だらけの凄惨な姿で立つ彼の次回作が楽しみだ。
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