ハスラーズのレビュー・感想・評価
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華やかでかっこいい弱者の反撃
女性たちが生きるために体を張って金持ちからぼったくる。
華やかでかっこいいジェニファー・ロペス。序盤のポールダンスでは、観客からドル紙幣がこれでもかと浴びせられる。すごい50才。
そして健気なコンスタンス・ウー。香水の強い匂いが漂ってきそうな場面が続く。ぼったくる手口は荒っぽく、バレることを恐れてもいない。
世界はストリップクラブであり、金をばらまく者と踊る者に分かれていると、終盤、J・ロペスのラモーナが言う。
富の偏在と弱者の反撃。弱者の反撃では、この世界の仕組みはびくともしないらしい。もしかすると状況は悪化し続けているのかもしれない。
タバコが似合う映画でもある。J・ロペスのラモーナがかなり吸う。喫煙者は映画を見終わったらまず一本吸うでしょう。うまいだろうな。
禁煙中の者が見るのは辛かった。
肯定したいけど
ストリップショーのダンサーが最初は羽振りがいいんだけど、リーマンショックの後はしんどくなって、軽い薬物使って男をハメていくって話なのね。
最初、主人公が右も左も解らない感じでストリップショーの店に来て、スタッフにがんがん搾取されて「頑張れ!」って気持ちになんだよね。ここがうまい。
そしたら店のエースに「私と組む」って言われて、ここから成り上がってくんだけど、リーマンショックで一回地に落ちんの。しかし再びエース登場で、客に薬入りの酒を飲ませて意識を朦朧とさせて、店に連れ込んでボッタクるシステムを始めんのね。これが図に当たって大儲け。
でも薬物使ってて違法だから、最後はボロが出て、警察に捕まってしまうと。
男と女のどっちが悪いんだってとこなのね。女の人達は不幸な境遇で、這い上がろうと思っても這い上がれない。男たちはウォール街の金融マンで、リーマンショックで多くの人を不幸にしたのに、自分たちの罪は問われない。そんな女を金で自由にしようと思う男と、男をハメようとする女。どっちが悪いんだっていう。
格差の話でもあんの。ストリップショーのダンサーとウォール街の金融マンの。
主人公サイドから描かれてるから、主人公に肩入れしたくなるけど、「でも、それは、やりすぎ」ってとこもあんのね。かといって、札びらで人を叩いてるような金融マンもどうなのさと。
観てて男性側に同情したな。あんな綺麗な人に囲まれたら、正常な判断力失うよ。
それでもし自分が囲まれたら、間違いなくカモになってるから、なんとか逃げだそうと思ったよ。
女性の友情物語として観るべし
犯罪を描く映画は難しい。犯罪なので当然やってはいけないこと、推奨するような内容ではいけない。でも、面白くしないといけない。たしかに面白いクライム・サスペンスはある。犯罪に至る致し方ない理由があったり、スリリングな展開があったり、用意周到な準備があったり、犯罪の被害者となる人間がそもそも悪人だったり…。そして、犯罪を犯す側(主人公たち)がかなりカッコよく描かれていたりする。
さて、このハスラーズだが全体的にそういった要素が少ないのだ。前半部分はわかる。ストリッパーたちのプロ根性や仲間意識、ゴージャスな成功が描かれていて楽しかった。ところが後半になると酔わせてキメさせて朦朧となったところをカードで金を騙しとるという単純な犯罪に走っていく。スリリングさも知的な計画もカッコよさもなく、ただただ金の亡者となった彼女たちが描かれる。
ところがいつの間にか最後は女同士の友情物語になっていた。あんなことがあっても友情が続くことに驚く。
そんな話なら言っておいてほしい。肩透かしをくらった感じだ。
マティーニからの消防士座り👏
女も男もギラギラしていたあの時代・・ 渦中に居た人達は狂乱乱舞の日々だったのだろうなぁ~😅 マネー💰マネー💰マネーの為に肉食力爆裂な自己中女子でありながら友情力もハンパない ラモーナ役ジェニ・ロペ姐さんの彼女史上最強!最高の演技に釘付け! すがり付きたい位かっけぇ~🎵 オスカーノミネートに外れたのが実に悔しい💧💧 女性監督だけに女子あるあるに共感したり考えさせられたりで・・ 幅広い年齢の女性が楽しめる作品だと思えました とにもかくにもジェニ・ロペに大金星☆ですわ!
ジェニロペgood!
今年のスーパーボウルのハーフタイムショーでパワフルのステージィグを見せたジェニロペ。この映画では頼れる姐御役とダンスを見事に披露。エンタテイメント映画では存在感ありあり!頑張れジェニロペ、応援しちゃう📣
詐欺師、賭博師
無知な私、恥ずかしながらとんだ勘違いをしていました。 ハスラーって、ビリヤード選手の事だと思っていたんですよ、この映画を知るまで。詐欺師や賭博師なんですね。 ええ、ポールダンサーじゃなくて、ポール・ニューマンさんの映画の印象で勘違いしていました。 そう考えてみると、『ハスラー』って賭けビリヤードの映画ですもんね。 でも、『ハスラー2』は、お金も賭けていましたが、ポール・ニューマンさんとトム・クルーズさんの関係を中心に描かれていたと思うんです。 私、こちらの印象が強いので、ハスラーの意味を思い違いしていたんだと思います。 長い間、勘違いをしていましたが、この映画のおかげで間違いに気付く事が出来ました。 最後にひとこと、アメリカの人はトム・クルーズさんに似てるとおだてられると、やっぱり嬉しいんですね。
ジェニファー・ロペスは本当に50歳なのか?というぐらいセクシーで美...
ジェニファー・ロペスは本当に50歳なのか?というぐらいセクシーで美しい😍 テンポよく仲間!友情!そしてみんな美しくカッコいい!音楽もすこ😆
えっ!アッシャー出るの??!!
ニューヨーク・マガジンの記者ジェシカ・プレスラーによる、ノンフィクション記事から着想を得た作品ではあるが、金融危機が物語の背景にあるというテイストはプロデューサーのアダム・マッケイの影響も強いだろう。 今作、ジェニファー・ロペス主演・製作であるが、メインとなるのは『クレイジー・リッチ!』のコンスタンス・ウーである。若手女優やアーティストが多数出演する中で主人公がアジア系女優であるというのは、画期的で時代を感じさせる。 コンスタンス・ウーが個人的に美人には思わないし、『フェアウェル』などで注目されるオークワフィナの人気の根源がよく分からない。『パラサイト 半地下の家族』の人気もあったり、ハリウッドがアジアンバブリーであることは、間違いない。 祖母に育てられた孤独なデスティニーが働くことになった、ストリップクラブでカリスマトップダンサーのラモーナと出会ったことでキラキラした毎日に変化していくというガールズ・ポップな入り口から、リーマンショック後の不況が民間にも押し寄せてくる現実によって、犯罪映画になるという2層構造の作品となっているが、全体的なバランスはあまり良くない。 客もお金を使わなくなり、店の経営自体も危うい、中には黙認で性的サービスをする者もいる。トップダンサーのラモーナも日中はファストショップでバイトをしている有様。 腐敗しきったストリップクラブが再生していくのには、犯罪に手を染めるしかなかったというのは皮肉満載ではあるが、犯罪映画にしたいのか、エンターテイメントにしたいのかが、終始見えにくい作品になっている。 しかし、ずっと底辺で生きていた人にとっては、不況になっても気持ち的なギャップはそこまでないのだが、キラキラしたゴージャスな毎日を経験してしまった人が転落したギャップというのは、どうしても諦めきれない。「不況になったのは、ウォール街のお金持ちのせい」と犯罪でも突き進むしかないと徹底的に開き直ったラモーナと、罪悪感に苦しむデスティニーとの両目線が交差してドロ沼化していく様子はスリリングである。 ジャネット・ジャクソンやブリトニー・スピアーズといった、2000年代前半の曲が効果的に使われているのだが、2000年代前半といえばジェニファー・ロペスも全盛期なのだ。何故、彼女の楽曲を使用しなかったのかが不思議である。 キャスト面としては、『リバーデイル』のベティ役でお馴染みのリリ・ラインハートがメインキャラクターとして劇場で観られるという喜びはあるが、ジェニファー・ロペスが50歳にしてダンスシーンがあることは、別に目新しくない。 先日もスーパーボールのハーフタイムショーでパフォーマンスを披露していたし、ジェニファー・ロペスは常にダンスミュージックの一線で活躍している印象が強いため、今更言うようなことでもないからだ。 それよりも第62回グラミー賞の最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞したリゾや『キャッツ』にも出演していたメッテ・トーリーなど若手スター達の姿を観るだけでも価値のある作品と言えるだろう。 本人役で登場するアッシャーのカメオ出演にも注目してもらいたい!! アッシャーとジェニファー・ロペスの関係は複雑で2005年に発表されたジェニファー・ロペスの曲「Get Right」は、すでに発表されていたアッシャーの「Ride」を同じプロデューサーであるリック・ハリソンが本人に無断使用していた曲であることが判明し、物議を呼んだという過去がある。 アッシャーの出演は関係が修復されたという証拠なのだろうか...
J.Loキャリア最高の演技!
銀座でホステスをしているのでリーマンショック以降の店に閑古鳥が冷めた声で鳴いているシーンの空気感が痛いほど分かる。 あの後から銀座はずっと下降線… その後、東日本大震災があり益々冷え込むばかり。 そのうえ増税で私が働くような、昔からある小さなお店は大打撃。 愚痴はこの辺で。 そんな時だからこの映画は染みた。 90年代後半、祖母を養うためにストリップの世界に飛び込んだデスティニーは、店の看板ダンサーラモーナと仲良くなる。景気も良くいい暮らしが出来ていたが、2008年にリーマンショックが起こり金づるのウォール街の男たちが店に来なくなりデスティニーやラモーナも店を離れ普通の仕事につくが生活は厳しい。 そんな時に疎遠になっていたラモーナと再会したデスティニーはリーマンショック以降も稼ぎ続けているウォール街の男たちから金をかすめ取る仕事をしようと持ちかけられる… 「マネー・ショート」や「バイス」のアダム・マッケイ制作。アダム・マッケイと言えば「アザー・ガイズ」でバカな警察官が本当に悪い奴らはウォール街の男たちだと逮捕する映画を作った過去がある。 この映画では制作に回り、監督をローレン・スカフェリエ、主演に「クレイジー・リッチ」で飛ぶ鳥を落とす勢いのアジア系の星コンスタンス・ウー、助演にキャリア最高の演技を見せたジェニファー・ロペスの座組みで、実在の犯罪をイケイケでブリンブリンなガールズムービーにして見せた。 彼女達のやった事は悪いけれど、私達の真面目に働いたお金をかすめとってるやつらはもっと悪い。 彼らはその富ゆえに捕まらない。 私たちが底辺から這い上がるにはどうしたらいいか… この映画はそのジレンマをスカッと殴り倒してくれる。 J.Loがとにかくかっこいい。 それだけで見る価値がある! 今年50歳の姐さん、ほぼ紐でポールダンスしてます。 J.Loに声をかけられて出演しているカーディ・Bも最高!
ゴージャス感を楽しむ映画
「グッドフェローズ」かはたまたゴージャスなギラギラ感は「カジノ」なのか、と期待して鑑賞。 前半は叫びたいほど楽しくて爽快。だけど後半はクスリを使ってのカードフィッシング。新宿やミナミでよくあるぼったくりバーでの事件とさほど変わらないことにモヤっと。。もう少し豪快な手口でオトコを騙してほしかったけど実話ベースだからこうなっちゃうのか。 完璧なポールダンスを吹き替えなしで披露するジェニファー・ロペス御トシ50歳には圧倒されるばかり!彼女に目が釘付けでした。 音楽は最高。リアーナやブリトニーなど2000年代のヒット曲だけでなくいきなりセリフに「フランキー・ヴァリ」が出てきてフォーシーズンズも2曲かかって嬉しくなった! グッドフェローズやカジノのようなスコセッシ感を期待すると肩透かしを食らうけど映像もスタイリッシュだしスカッと楽しめる一作であることは間違いないね。
ジェニファーロペスが全く年齢を感じさせない
パフォーマンスはこないだのスーパーボウル🏈のハーフタイムショーの方が上。 主役の人はガーディアンズオブギャラクシーのマンティスじゃないのか。 ポールダンス リーマンショック前と後 どんどん雑になるデート強盗 MDMAとケタミン混合粉末
広い意味で同情するが結局犯罪
金融危機に対する復讐という文脈だが、結局は犯罪を犯している。 事実からは離れるかもしれないが、もう少し話を変えて、ストリップのシーンを増やした方がエンターテインメント性があったと思う。 バーレスクみたいになるけど。
期待はずれでした
アト6でジェーン•スーとかがスゴく褒めて盛り上がっていたので期待して見たのですがサッパリ面白くない胸糞映画でした。ストーリーや演出もつまんないのですが、金儲けの仕方がただの犯罪で、儲けた金もつまんない事に使って全く同情する気にならないのです。そもそもJ.Loだけで儲けていたのにあの子を誘って危険な事やる理由がない。ジェーン•スーがものすごく持ち上げたJ.Lo登場シーンも思った程でもなかったし、アカデミーにカスリもしなかったのも、公開規模が小さいのも、もの凄く理解できる。もつと面白く、同情させたりする演出はいくらでもできたろうに。まったく残念な作品でした。
女ってパワフル!!!
生活のため、家族のため、欲望のため、 この映画に登場する女性たちは煌びやかな舞台を求め続けます。 大事なもののために突っ走る姿は、 とってもかっこいい♡ あと、女性は集団になると・・・ 無敵です。
一線を超えたストリッパーズ
ジェニファー・ロペスの神がかった肢体を存分に楽しむ能天気な作品かと思いきや、シリアスで重い作品だった。 ニューヨークのストリップクラブ。2008年のリーマンショックでウォール街の男たちの、そしてクラブで働くストリッパーたちの生活が一変した。 大金を得るために犯罪を繰り返す終盤は結構落ち込む。そこが作り手の狙いなのだろうが。
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