mellowのレビュー・感想・評価
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花屋の娘に花を♥意味不明な地雷映画!
あと、1時間。大失敗。
この演出家の作品は見ない。二度と。
ウマシカになる。
『ありがとう。でも、御免なさい』ってこんな汚い髭面じゃ言われないだろ。髭ぐらいそれ!
「男の人なのになんで花屋さんになったの?」てセリフがあったので結構...
「男の人なのになんで花屋さんになったの?」てセリフがあったので結構前の映画なのかと思ったら2020年の映画だった
田中圭のイタい感じを楽しむ映画なのかと思ってみたけど他のレビュー読んだらそんなことなかった💦
さわやかなラブストーリー。
今泉監督のラブストーリーは、浮気や不倫をテーマに
したものが多いという印象があります。普通に描けばドロドロとなる
ストーリーを、軽くユーモラスに表現するのが得意な監督なんじゃないかな
という気がするのですが、この作品はまったく逆。
そういう「いけないこと」をする人が出てこない爽やかなラブストーリー。
R指定になりそうなシーンも出てきませし、誰もが安心して見れる作品
だと思います。いい気分になれました。
ほっこり
ハッピーエンドというわけではないのに不思議とほっこりできて後味の良い映画です。
今泉監督の作品は、独特な空気感があって引き込まれますね。
告白シーンが5回あり、色々なパターンを楽しめました。特に、ともさかりえさんの告白シーンはかなり面白かったです。
おもいやり
2020年。監督:脚本:今泉力哉。
暖かくて寛げてクスッと笑える。
この映画、
「好きです」・・・と、告る。
「ありがとう・・・うーん、ごめんなさい」・・・と、答える。
そんなシーンが、4回あります。
そして手紙での告白が1回・・・こちら返事は・・・持ち越し?
どの恋も、淡いプラトニックラブ。
ラブというより憧れに近いかも。
とても素敵な映画でした。
主人公の夏目(田中圭)は住宅街にある花屋「mellow」の店主です。
クチコミで遠くからもお客の来るのは、店主の夏目の応対が本当にきめ細やかで、
至れり尽くせり・・・だから。
お花屋さんの夏目。
ラーメン屋の若き女店主の木帆(岡崎紗絵)
中3のバスケ部の宏美(志田彩良)
この3人を中心にして「mellow」で交差する人々の群像劇。
夏目は毎日のように宏美のラーメン店に通っています。
宏美の亡くなった父親の仏壇の花を、毎週届けています。
夏目は、
ラーメン店で別れ話をするカップルの話を聞いて、もらい泣きする程心が優しい。
宏美の告白される相手は2人とも後輩の女子なんですよ。
そして宏美がずっと好きで、告る相手は??
それはご覧くださいね。
何気ないエピソードの積み重ねなのに、どのエピソードも会話も今泉マジックにかかると、
ホロっとしたり、「あるある、そんな瞬間!!」
作り物ではない手触りとリアリティなの。
今泉力哉監督のオリジナル脚本の完成度の高いこと。
こんな瞬間、よくぞ、このニュアンス伝わるなぁ・・・と、
さすが恋愛の名手と呼ばれる所以です。
しみじみと気持ちいい映画。
微笑んで、幸せになりたい時に・・・。
ふわふわ優しい映画
出てくる人がみんな優しく配慮があり、見た目は違うがほぼ性格が同じなので、観てて抑揚がない。
そういう要素を集めた映画なんでしょうけど…。
映画的に惹かれるショットも特になかった。
エピもありそうでない(共感できない)ものが多かった。別に笑えもしないし。
なんか設定がふわふわしてて…夏目くんの花屋もあまり仕事してないし実家資産家なのか?って感じだし、中学生が中学生に見えないし、子役みたいに口が達者な姪っ子小学生を車に残したまま配達にいくし、ラスト、ラーメン屋の女の子が留学するっていいだして、え、500円でラーメン売ってる店閉めて留学?お金大丈夫?あ店売るのか…と思って見てるとどうもそうでもなく、結局お手紙で告白してプロポーズ待ちかよ!あざといな…
と思ってると映画が終わりました。
想いを込めて花束を
花束は"想い"をかたちにしたもの。
いつの日も想いをのせて人から人へ届けてくれる。
飾らないやさしさで
周囲を魅了していく花屋男子・夏目。
スーパー穏やか版のモテキかな?ってくらい、
周りの女性陣から想いを寄せられます。
が、特になにも起きないし、
夏目サイドの心のうちはほとんど語られません。
夏目はまったくあざとくなければ、
女たらしで泥沼展開になっていくわけでもなく。
終始、"静"な映画。
その穏やかさが見ていて妙に心地いい。
俳優陣のナチュラルな演技、
そして繊細で可憐な花の描写もその所以なのかな。
今泉監督の映画は、その世界観に
自然と溶け込んでしまう心地よさがある。
さいごに夏目が木帆につくった花束が
あまりにもやさしくていとおしくて。
花束で想いを表現したラストが
この映画らしくてすごくすきでした。
(どの俳優さんも素晴らしかったけれど、
特に女子中学生役の志田彩良ちゃんの
等身大の演技が光っていました。
主演の田中圭はこういう
心やさしい人たらし青年が似合いすぎる。
こんなお花屋さんが近所にあったら
通いまくっちゃうなぁ。)
気持ちがやさしくなる映画
優しいです、さいしょからさいごまでずっと優しい世界。
色んな人の恋模様を見ることができます。
そして最初から最後まで田中圭さんが素敵すぎます。
かなりモテ男です。笑
けどこれはモテますよ、かっこいいしかわいいし
お花が本当に好きで心もあたたかくてすてき。
ラーメン屋さんと結ばれてほしいなぁって
すごい思いました。
最後のあの花束をもってラーメン屋さんに行ったのは
告白しに行ったんですかね。
それとも、お見送りのお花なのか。
結ばれてるといいなぁ。
気持ちを伝えるのって勇気がいるけど
ステキなことですね。
気持ちを言葉にして伝えることのたいせつさを
描いているすごくステキな優しい作品でした。
旦那さんがいる前で、告白するって異例すぎて。笑
けど旦那さんがお嫁さんをとんでもなく
大切にしていることがわかりました。笑
優しい映画でした。
告白は時に 前に進むのに必要
mellow
芳醇な 熟成した まろやかな 落ち着いた 豊かで美しい…
そんな意味がある「mellow」という ちょっとオシャレな雰囲気の ちいさな花屋さんを営む 30代半ば?の独身 夏目青年の周りの ちょっと苦くて、ちょっと甘くて、良い香りがするカフェオレのような…作品…だと思った。
ちょっと 引っ掛かる 点を除けば…。
私は花が好きだ。花屋さんをのぞいて 見たことがない花に出会うのが楽しみ。
そして、「mellow」の 和風モダンな一見、花屋?みたいなオシャレな佇まいなら…行ってみたい。でも、「mellow」は店先(外)に花を置く事をせず、磨り硝子格子の戸を閉ざして商売してる。ちょっと 入りにくそう…って思った。でも、ちゃんと常連のお客さんもいて、SNSなどで評判を調べて店を訪ねる人もいたりする。今は、評判さえ良ければ、遠かろうと、閉ざした扉でも開けて入って来る、行ける時代なんだ…と 今更な感慨(笑)
彼女いない夏目が、何故か同時期に二人から好きだと告白される。その一人も別の人から「告白」される。そして また別の人からは手紙で夏目は告白される。その人も亡き父から手紙で…と
「告白」のドラマなんだな…って思った。
「告白」心にある想いや秘密を隠さずに打ち明ける事…
「告白」って、する本人は…勇気も要るだろうし、必死?であるから、当然かもしれないけど、この映画の中の何人かは…凄く自分本位。相手の気持ちは置いといて、自分の気持ちを押し付ける!エゴイスト。
<ここからはネタバレになります。>
映画 始まってすぐ、女子中学生が女子の先輩に「告白」
いきなり「先輩が好きです。付き合ってください」と「mellow」の花束を渡す。
女の子が女の子に憧れる?惚れる?という経験が、一切無い私は、その後の二人の仲良さを見て、この子にとって「付き合う」と「仲良くする」の違いって…何?男女間なら…付き合う段階でキスしたり…?が「付き合う」前提になってたりする…けど。そういうこと?
この子は先輩ヒロミが「女の子」を好きかどうかを 全く無視してる。先輩に好きな人がいるかどうかを 探る事もしない。いきなり「好きです」そりゃ、ダメだよね。でも…それが中学生なのかな😊
でも…、青木夫婦はイカン!イカれてる?!
夏目の気持ちを確かめる前に 夫に別れを切り出す?妻の真理子。夫も その話に疑問を持つも、何故か気持ち悪い程に冷静で…お前を愛してるからお前の好きなように…なんて言うけどさ、なんか変!これって、ダンナの美意識?「こういう愛し方ってかっこいい」みたいなプライド?
CMじゃないけど「そこに愛はあるんかい?!」ってなった(笑)
人の良い夏目も、さすがに その異常さに反論する。タバコも吸いたくなるよ!
でも…木帆に「俺はいいけど、花が可哀想…」には、感心。確かに、真理子のエゴの為に花が利用されただけだから。
ヒロミからの告白に「ありがとう。でもごめんなさい」多分、20歳くらい離れてる中学生。当然の結末。中学生の頃って…私も父親でもおかしくない歳の映画スターや先生に憧れを持ったな…と 懐かしくなった(笑)
優しい夏目の言葉にヒロミも歩み出す。
最後まで、自分の想いを「告白」するシーンが無かった(映画のその後に有りそうだったけど)夏目だけど、木帆がラーメン店を閉じると知って「誰かが悲しむから」と張り紙を勧めたり、閉店の際に客に感謝の意味で渡す薔薇を100本.、熱心に丁寧にこしらえる姿に、木帆への愛を込めている!薔薇の花100本は、まさに夏目の「告白」なんだと思った。エンドロールを観て ますますそう思った。
木帆も夏目が好きなのに、そんな素振りも見せず、黙って留学しようとする。も、夏目に打ち明ける。夏目が何故今留学?と問うと「憧れかな」と。最初、どういう意味?と思ったけど、花への愛と人への優しさ愛情を持った夏目の生き方への憧れなのかな?と思った。自分も何か愛を持てる仕事に付いて、人々を支えたいと、そういう「憧れ」なんだと。
田中圭さんの映画を今年は二本観た。そして再来週も「総理の妻」を観る予定。「ヒノマルソウル」も良かったけど、田中圭さんは「おっさんずラブ」のような人の良い役柄がとても似合う。この夏目にもピッタリだった!
今泉監督は、女優さんを凄く素敵に魅せる方だなと「街の上で」の時も感じたけど、この映画でも思った。
表情が良いというのは、役者さん自身の演技力もあるけど、何より、良さを引き出す監督の演出や現場の雰囲気が重要なんだと最近思う。そして、その表情を確実にcameraで捉える手腕。
ヒロミが「mellow」の花束を見詰める笑顔が、夏目を想って愛しそうで、ハッとする程 可愛かった!この女優さん、この先楽しみです!
真理子を演じたともさかりえさん。
「金田一少年の事件簿」の頃から見てるが、大人になって素晴らしい女優さんになられて、嬉しい。母親役がとても良い!
でも、この真理子、多分、子はいないのだろう。夫に告白するシーンのソファーでの佇まいが、ズルい(笑)
クッションを抱え、膝を折り、体を丸めて、凍えた小動物のよう。
夫からの怒りに備えているようでもあり、夫に甘えているようでもある。浮気したけど、正直な私を赦して…と。
この姿は演出されたモノだと思うが、本当に真理子の性格(狡さ)が出ていて面白い。ともさかりえさんの演技もいい!夏目を見詰める目も恋する人の眼差し。キレイ。
でも、真理子は嫌い(笑)
木帆の岡崎紗絵さん。最近、チラホラドラマなどで見掛ける方だけど、ちょっと地味な印象だった😅のが、この映画では とても魅力的だった!さすが、今泉監督!
演技力もあり、これからも期待出来る女優さんだと思う!表情も豊かで美しい。
特に 閉店間際に来た、老人を見送る表情が なんともいえず良かった!、最後に「親父さんと同じだな…」と言ってくれた父を知ってるという人に食べてもらったという、小さな奇跡?への喜びと 無事やり遂げたという安堵感と、閉店への寂しさ?が入り交じった想いがリアルに感じられた!
夏目の可愛い姪っ子がとても存在感有った。白鳥玉季ちゃん。ドラマで活躍してるのを見ると、本当に姪っ子の成長を見てるようで(笑)
この子役さんは、人を見抜くような鋭さを感じる目をしてる。このサホも、周りの人の想いにとても敏感😊こういう役がとても似合う!素敵な女優さんになってね!
色んな想いが、「告白」を通して描かれたほんのり温かな余韻が残る作品だった。想いを打ち明ける事は、良くも悪くも、人が前に行く為に、必要な事なんだと思った。
主人公が魅力的
夏目さんがカッコつけてないのに、飾ってないのにさりげなくカッコよくて優しい
バスケ部の女子高生が明るくて優しい
登場人物みんな優しい
エンディングでひたすら薔薇の花をセットしている田中圭がずっと観てられた🌹
花とラーメン
『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』など恋愛映画に手腕を振るう今泉力哉監督。
今年も2本の恋愛映画を手掛け、その1本。
これまた良作!
作品的には『アイネクライネナハトムジーク』のような恋愛群像劇。
小さいがお洒落な花屋の店主と古いラーメン屋の店主を主軸に、通う常連客たちが訳ありの様々な恋愛模様を繰り広げる。
花屋の店主の夏目。「恋人は花」と言うほどの変わり者…いや、心優しい青年。
ラーメン屋の店主の木帆。亡くなった先代の父親の跡を継ぎ、一人で切り盛りする美人店主。
普通なら逆だが、花屋=男、ラーメン屋=女というのがユニーク。
花屋には常連客がいっぱい。
近くの美容室の中学生の娘、宏美。実は、夏目の事が好きで…。
そんな宏美も学校では人気者。後輩の男子…ではなく、女子2人から想いを寄せられている。
困ったのは、花を玄関に届けに行くお宅の美しい人妻。夏目に密かに想いを寄せ、夫に離婚を切り出す。しかも、夫婦と夏目で話し合い。ありえねー! 夏目も思わぬ展開に呆然で、しかも夫から妻を傷付けるな!…と言われる始末。え~…。
ちょっぴり切なかったり、ヘンなコミカルだったり、十人十色。
皆大人なのに何だか不器用で、そんな中で、夏目の不登校の姪っこがおマセさん。
見てるとすぐ分かるが、夏目と木帆はお互いに想いを寄せ合っている。
でも、お店に花を届けるお得意さん、お店にラーメンを食べに行くお得意さん。昔馴染み、友達…。
この関係を壊したくない。
最も不器用なのはこの2人。
ちょっとした視線、表情、仕草。
それらでこの人はあの人に想いを寄せている。この人はこの人に想い寄せていると充分伝わってくる。
今泉監督の恋愛演出は本作でも遺憾なく。
田中圭の好演。まるで素の本人を見ているかのよう。って言うか、「恋人は花」と言う彼女ナシの割りにモテモテでしょ。
ほとんど知らぬが、岡崎紗絵がとにかく可愛い! モデルらしく、スタイルもメチャメチャ良し! 友人と会食時は別人のようにお洒落だが、自分は仕事中の汚れてもいいようなシャツにジーンズのラフな姿も嫌いじゃない。こんな美人店主のラーメン屋なら毎日通いたい!
女の子3人も充分可愛く、中でも志田彩良が好助演。
私的意見ながら、魅力的なともさかりえ奥様に想いを寄せられるなんて何て羨ましい限り!
それから、あの姪っこちゃん、売れっ子人気子役なのね。どうりで上手い訳だ。
両店の雰囲気がとてもいい。
自分はさすがに花屋には行かないが、ラーメン屋は行く。
ああいうラーメン屋って夏場は暑いが、メニューは絶対美味しい。
実は最近、昔よく食べていた馴染みのラーメン屋にまた通い始めたばかり。このレビューを書いている今日も夕食で行く予定。
あのラーメンも是非食べたい!
愛情、感情、友情、同情…様々な“情”。
同情は都合のいい情。
愛情は成就しなければ無意味。
でも、本当にそうだろうか。
あの2通の手紙には涙腺を刺激させられた。やはり、手紙っていいね。
全ての情は優しさや温もりに満ち溢れ、自分の本心に通ずる。
ラーメン屋を畳み、本来の夢であった建築を学ぶ為イタリア留学を決心した木帆。
が…
ラスト、結局行かないんかい!
人によっては評価分かれるかもしれないが、それは好きな人への想いの表れ。自分で決めた自分のやりたい事。
若い女性がラーメン屋。男が花屋。男性監督が恋愛映画を撮り続ける。
自分のやりたい事をやる。
それでいいんだ。
劇的な出来事は一切起きない。退屈に感じる人も居るだろう。だけど、
昨日まで仕事が忙しく、休みの今日、本当に心底癒された。
今泉監督は個人的に今、連続ヒット中!
みんな田中圭が好き。
作品中でモテモテの田中圭。そして見てるこっちも田中圭が好きになる。なんだろう、特に何か事件を解決するわけでも、英雄的なことをするわけでもなくて、ただ穏やかにみんなの話を聞いたり、花束をつくったりするだけなんだけど…。その中で、こんな人現実にいないでしょ!っていうくらいの爽やかさ、優しさ、真っ直ぐさが伝わってくる。あれはモテますね。
たまたま前日に「殺さない彼と死なない彼女」を観たのですが、テイストは違えど、どちらも「好きと言うか、言わないか」が重大テーマで、通じるものがあるように感じました。
「殺さない彼と〜」はもっとみんなこじらせてるけど、こっちはより爽やかで、優しく、温かな世界。
今回、「愛がなんだ」「アイネクライネナハトムジーク」「his」に続いての今泉監督作品。今泉作品は、いかにも!な決めセリフよりも、本筋と関係のなさそうな日常的な些細なやりとりが印象に残るなと思いました。(その分、キメのシーンはちょっとできすぎかな。。って気もするのだけど。最後の手紙とか)九九の七の段を何度も言ったりとか、美容院でのおばさんときほちゃんのやりとりとか、ラーメン屋の最終日に二人で一緒に看板下ろしたときドキッとしたかなあとか。
飛行機!
今泉監督作品が好きで、あの淡い恋模様を鑑賞するのが大好きです。前作「アイネクライネナハトムジーク」は個人的に微妙だったのですが、あれは原作ありだったので致し方ない…今作はオリジナルなので胸踊らせて観に行きました。(踊るほどないけど…)
もうずっとニヤニヤしてました。
登場人物全員が不器用で、かわいいんです。
ずっと顔に笑顔があって、でも考えは冷静で取り乱すことなく、平然を装ってるけど心の中じゃモヤモヤしてる。
たまらない!特に志田彩良さん演じる宏美がかわいかった!普段は女子から告白されるようなイケメン女子なのに、田中圭さん演じる夏目さんに対して好きという気持ちを伝えるのに戸惑ってるときに乙女になる瞬間に惚れ惚れしました。
青山夫妻と夏目さんの面白喧嘩は、笑いをこらえきれませんでした。青山夫妻がズレすぎてて、会話が全然噛み合わない、本来ならシリアスになる部分がコミカルに描いていく監督の力がすごいと思いました。
とても柔らかく、まろやかな作品です。公開してる劇場も少なくなってはきていますが、もし近くに劇場で公開してるなら観に行ってほしい作品です。
スキです、スキです、スキです。な告白大会。
「想いのほどを告げる」ってのがテーマな、今泉劇場。
「女店主で、つぶれかかったラーメン屋」と「男の花屋さん」と言う対比が面白そうだったし、岡崎紗絵さん好きだし、時間的に丁度良かったし。だけど途中、オジサン的にはちょっと辛い内容の時間が長かった。
妹が中学から女子高で、あんな事があるってのは聞いてましたが、今もアレなんですかね。中学生だしね。高校生になると「今晩、そっちに泊まった事にして!」電話が来るようになります。我が家、カラ宿泊ホテルでしたもんw
「そういや言われてねーな」「そういや言ってねーな」なオタ恋の後の鑑賞だったもんで、そのギャップにニヤニヤしてる間にクライマックス突入。夏目は、どんな言葉で思いを告げるのでしょうか。って言うか、多分、言葉では言えない、言わない気がして。花屋ですからね。「手紙待ってます」「帰って来るのを待ってます」的な。でも花言葉じゃあざと過ぎかw
取りあえず、ラーメンを食いたくなる映画だった。ラーメン屋さんパートが良かったし。
それと、冒頭の別れ話エピソードって要るの?
ともさか夫妻の「イカレタ告白」で「オトナの告白パートは充分でっしゃろ」、とは思いました。
記号の消費
叶わない好きの表現、素敵でした
「ありがとう、でもごめんね」
に対する「私と一緒だ」は
とても純粋で、監督のこだわりなんだろうなと劇中、強く感じました
ですがラーメン屋の痴話話だったり、
煙草だったり、
夏目さんの人柄はよく現れていましたが
最終的には木帆ちゃんの手紙のフレーズに持ってきたいだけなんだなと見終わったあと感じました。
床屋の存在も、木帆が24歳であることくらいしか情報が得られず腑に落ちませんでした
女子中学生3人もキャラと役があってないなあという印象です
本人達にとってはただの日常会話に過ぎないであっても観客からしたら「わかってるよ…」みたいな台詞の繰り返しで飽きました
ストーリー自体にも不自然な箇所が多く
最後の1玉のラーメンだったり、
ラーメン屋店主のお見舞いに夏目さんがいくことだったり
多少現実離れが激しかったと思います
とにかく人物像が浅い。
ストーリーも浅い。
セットも数箇所でここ、次ここ、という感じで
映画である必要はあるのかなあと思いました
(シーンしすぎてるので)
ただ、現場の役者にとっては居心地がいい、
そんな意味でのMELLOWと捉えるならば素敵な監督さんだなあと思います。
恋ドラというより笑いあり涙ありのコメディー
2020年映画館鑑賞4作品目
mellowといえば椎名林檎
mellowといえばメローイエロー
mellowはまろやか
まろやかといえば四角い顔ペヤングソース焼きそば
田中圭演じる花屋を営む夏目がモテまくるけど断るので結ばれることはない話
ラーメン屋で別れ話をするカップルに涙する夏目がおかしかった
最初見たとき伝わるオーラが違うのでやっぱりあの男女はエキストラじゃなかった
特に動いてなくても喋らなくても雰囲気だけで芝居なんだ
夏目の姪さほ役の玉季ちゃんが表情が豊かで演技がうまい
なんで男なのに花屋なの?という質問にはちょっとカチンときたけど
青木夫妻と夏目のやりとりが最高に面白い
高級なコントを見てるよう
宏美&陽子と夏目のやりとりも良かった
告白するときと体育館で後輩を応援するときの宏美役志田彩良の表情の芝居が最高
団子っ鼻の女の子が宏美と陽子の様子を陰から見つめてるシーンも好き
陽子がお人形さんみたいな顔しているのにもう1人の下級生は面白い顔
床屋役の唯野未歩子さんも随分老けましたね
誕生日が一緒なんで昔から親近感あるんですけど
木帆が営むラーメン屋のメニューが安い
ラーメンが500円で味噌ラーメンとタンメンとチャーハンがそれぞれ650円でチャーシュー麺は750円でかた焼きそばが800円
かた焼きそばって焼くんじゃなくて揚げるんだよね
ベビースターラーメンに八宝菜みたいなものをかけたものだけど好きじゃない
ラーメンは美味しそう
LINEとかメールとかデジタルな時代だけど直接話しにくい長めの思いを伝えるにはやっぱり自筆の手紙の方が胸を打ちますね
最後の木帆の「飛行機」は照れ隠しかな
全般にわたって彼女の笑顔が素敵
その笑顔の裏に葛藤がある
心に残るメロウな映画
Mellowがどんな映画かと聞かれて、主演の田中圭さんは『メロウとしか言いようがない』と何処かで仰っていたように思いますが、確かにMellowはとってもメロウな映画でした。
誰かが誰かを好きになる。告白をする。そして、実らない。それだけのお話。でも、ただそれだけのお話の中に流れる空気が、とても優しくて柔らかくてメロウで心地が良いです。
登場人物たちも、みんな可愛らしくて愛おしかったです。
陽子が好きです。甘い砂糖菓子のような雰囲気の女の子。でも強い意志があって勇気があって素直で愛おしい。
宏美が好きです。凛とした美しさのある女の子。真っ直ぐで強くて清らかで可愛らしい。あのファイトと言うシーン、すごく印象的でした。
青木夫妻が好きです。奇妙で可愛くて可笑しい麻里子。奇妙で愛が深くて可笑しい修二。ぴったり磁石がひっつくようにお似合いのお二人なので、どうか、あのままご夫婦でいて欲しい。あのシーン、とっても面白かったです。
さほが好きです。とても賢い子。子供らしい可愛いらしさと真っ直ぐさがあって、ときどき鋭く真理をついた発言をする子で、どきりとさせられました。
木帆が好きです。優しくて控えめ、でも、芯が強くてしなやか。木帆は、最後のラーメンのお客さんにバラを渡すときに『お邪魔じゃ無かったら…』と言い、夏目さんへの手紙でも『ご迷惑でなかったら、手紙を出してもいいですか?』と言うような子。ラーメン屋も、はじめは黙って閉店してしまおうと思っていたような子。そんなに控えめにならなくても良いのに。でも、そんな子。髪型の僅かな変化を夏目に気付かれて、少しだけ恥ずかしそうに笑う木帆。夏目に手紙を渡すときに、一瞬だけ意を決したような顔をする木帆。ラストシーンの木帆の表情もすごく良かったです。可愛くて愛おしかった。
夏目が好きです。あんなにお洒落でカッコいいお花屋さんだけれど、中身は木帆と同じくらい控えめで地味な人のように感じました。穏やかで静かな日常を愛する人。小学生のさほとのやり取りで『あ、これ可愛いじゃん』と優しく笑う。小さな細やかな可愛さを愛する人。理不尽で奇妙な言いがかりに心を乱されて、堪らず深く深く煙草をふかし、少し悲しそうに笑う人。翌日まで落ち込んで、ションボリと背中を丸めてラーメンを啜る人。どこか人間味を感じてとても愛おしい。可愛い。ひろみも言っていたけれど、本当に、カッコよくて可愛い。
劇中、たくさんの告白が出てくるけれど、夏目だけが自分の気持ちを言っていない…でも、私はあの最後の夏目が作った花束が彼の気持ちを語っていると思うのです。あんなに柔らかくて優しくて可愛い花束。花を一本一本選ぶ夏目のシーン、愛おしさが溢れていて、胸がいっぱいになってしまいました。
結末は描かれず、観るものに委ねられている形ですが、私は、夏目の告白はやはり『ありがとう、でもごめんね。』と言われてしまうと思っています。だって木帆は、これから海外に行くと決心しているのだから。きっと夏目もその事をわかっていて、それでも気持ちを伝えたくて告白するのだろうと。それでも良い、と思える物語でした。
私はとても好きな映画です。今泉監督の他の作品も観てみたくなりました。
穏やかで癒される。みんな、かわいい。
2回観た。1回目は寝てしまった。多分疲れてたから。
私の周りの人たちが、この映画を何回も観たくなる気持ちが少し分かった。
何か大きな事件があるわけでない、普通の日常の一部を切り取ったような、でも、どこか幻想的な映画だと思った。
夏目さんはいつも穏やかで、夏目さんの周りの時間はゆっくりと流れているような、不思議な感じの人なんだけど、でも、ツッコミを入れたり、青木夫妻の行動に対して怒ったりと、生身の人間なんだってちゃんと思わせてくれる田中圭はすごいなぁと思った。
青木夫妻の言葉と行動、たしかにおかしいんだけど、どこか納得できる。あんな演技をするともさかりえさん初めて観た。あの話し方、ツボです。あんな人、本当にいそう。
陽子と宏美の話も良かった。私も中学生の頃、女子の先輩が好きだったことがあるから、懐かしかった。「ありがとう。でも、ごめんね」いいな。大人になると、告白の前に探りあいがあるから、こうやってちゃんと断ることもない。この映画は、「好き」という気持ちをちゃんと伝えることが大事なんだと言っている気がする。でも、木帆の「ほとんどの好きは表に出ることはない」みたいな言葉もたしかに!!と納得した。
さほちゃんがとにかく可愛い。画面いっぱいのさほちゃん、すごい。
この作品は上映劇場数が少ないのがもったいないなって思った。
年相応&自然体のケイタナカ
話題になった例のドラマの、年齢不相応に騒がしいケイタナカではない、ナチュラルで朗らかで穏やかなケイタナカを久々に堪能できました(*´ω`*)
ラーメン屋のお嬢さんの人生ストーリーについては感動ありでしたが、他のストーリーがどうでもいい…特に、最初のラーメン屋の中での痴話喧嘩のストーリー、要ります?不愉快な話を聞かされた上に何一つストーリーに絡まないあの下り要らないです。どうしても、お付き合いで出さなくちゃいけない俳優さんとか女優さんだったの?と変な勘ぐりまでしてしまいました。
あと、青木夫妻(ともさかりえ夫妻)も、個人的に要らなかったです。あれも、モヤモヤ感しか残りませんでした。車の中での、あの角度からの、煙草を吸うカットに繋げるストレス的一騒動がほしかったの?とか
" 自分の気持ちを真正面から相手に伝える大切さ"を描くことに気持を傾けておられる故の、だと思うのですが…思うのですが。モヤモヤ感しか残らないものよりも、せっかくの甘くてホッコリな造りなら、その世界観を貫く方向がほしかったです。
考察の甘い人間ですいません。あんなくだらない下りを入れるくらいなら、もっとラーメン屋さんのお嬢さんとの話を熟成させた方が良かったように思えますし、夏目さん個人のストーリーを入れてほしかったです。
【自分の気持ちをきちんと相手に伝える事の大切さを優しいトーンで描く。花を愛する心優しき男を田中圭さんが絶妙に演じる作品。】
年に数度だが、馴染みのフラワーショップで花束を買う。
花束を大切な人に贈るのが好きなのである・・。(気障というなかれ・・)
今作は、洒落たフラワーショップを営む心優しき、夏目(田中圭さん)に自然と魅入られていく女性達と夏目との、優しい会話が心地良い物語である。
[夏目に惹かれていく女性達]
・お金持ちの奥さん(ともさかりえさん)
奥さんと、離婚を切り出された夫と夏目君の三つ巴の噛み合わない会話はくすりと笑える。
・父から受け継いだラーメン屋を営む若き女店主、木帆。(岡崎紗絵さん)
亡き父から夏目に託された自筆の手紙と木帆が想いを夏目に伝える手紙のシーンは沁みる。
・夏目の店の中学3年生の常連客、ヒロミ(志田彩良さん)。
とヒロミに憧れる2年の女子2名。
[番外]
・小学校をさぼって、母親と店に来るさほ(白鳥玉希さん 大きくなったなあと親戚の叔父さん視線で見てしまう・・。)
誰もが相手に対する想いをやきもきしながら抱え、告白するかどうか悩む。
そして、”決意し”想いを伝える。
<花束を介して、大切な相手に想いを伝える数々のシーンが爽やかで、夏目を始め登場人物たちが交わす会話が実に心地良く感じられる作品。
今泉力哉監督が書く脚本は矢張り良いなあと、再認識した作品でもある。>
全22件中、1~20件目を表示