「気持ちを伝える大切さ。「花」が彩る温かな人間ドラマ。」mellow 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちを伝える大切さ。「花」が彩る温かな人間ドラマ。
【賛否両論チェック】
賛:色々な形の片想いを通して、想いを伝える大切さを教えてくれるよう。「花」という存在が、時として気持ちを伝える手助けになっているのも魅力的。
否:ストーリー自体は非常に淡々と進んでいくので、興味を惹かれないと思わず眠くなってしまうかも。
町の小さな花屋さんを営む、誠実で心優しい主人公・誠一。そんな彼を中心に、町の様々な人達の様々な片想いが群像劇として描かれていくのが印象的です。それが時にクスっと笑えるくらいおかしかったり、時にホロっとしてしまうくらい切なかったりして、ものすごく感情移入してしまいそうです。
そうした彼ら・彼女達の姿を通して伝わってくるのは、「自分の気持ちを伝える大切さ」です。そのために時には花の力を借りたりして、例え想いが叶わなかったとしても、思い切って気持ちを相手に伝えることがいかに大切なことかということを、色々な登場人物の恋模様を通して教えてくれます。
ただ物語そのものは、非常に静かに淡々と進んでいくので、ラブストーリーなんかに全く興味がないと眠くなってしまうかも知れません(笑)。気持ちを伝えたい大切な人と、是非一緒にご覧下さいませ。
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