8番目の男のレビュー・感想・評価
全28件中、1~20件目を表示
人間ドラマとして面白い
韓国の陪審員制度、第1回が元になっているフィクション。
事実が元ネタで、なかなかのドラマ。
8番の陪審員である主人公は、納得いかないことを
なんとか調べようとする。
初対面の8人は年齢も性別も属性もバラバラで、
そりゃやる気のない人も、早く帰りたい人もいるよね。
素人なのに、現場検証までさせて、
証拠資料も読み込んで判決を出そうとする姿勢にちょっと感動。
韓国版、「12人の怒れる大人」 陪審員制は、ドラマのネタとして美味...
韓国版、「12人の怒れる大人」
陪審員制は、ドラマのネタとして美味しい。
日本の司法での、理念を守る健全性大丈夫?
刑事事件の公判では、有罪率が異常に高く、袴田さんの事件のような事例が山の様にあるのではないか?と訝っている、
法は国民の常識…
果たしてどこまでそうなっているだろうかと考えてしまう。常識も時代と共に変わるし、法もそうなっているだろうか。冒頭は少しコメディ要素もあり、グダグダ感があったが、8番目の男の分からないから有罪無罪を判断できないと言う一言から、他の陪審員も事件を今一度見直す方向へ。法は冤罪を作らない為にある、疑わしきは罰せず、と言う理念がラストは叶い、感動劇へ。思い悩み、真念に従う裁判官ムン・ソリが好演。結局掃除婦はなんだったんだろう。
最初から最後まで面白かった!
裁判員裁判に選ばれた8名が有罪か無罪かを判断するストーリー。
とても面白い展開であっという間でした。
日本で三谷幸喜脚本でリメイクするのも面白そうです。
昨今辞退者が増えているという裁判員裁判制度ですが、誰かの人生を判断しなければならないのは、心労が絶えないですよね。。
面白かった! 実話が元になっているという話だったので、重めなイメー...
面白かった!
実話が元になっているという話だったので、重めなイメージだったけれど、時にコミカルに展開していく流れに引き込まれた
原題は、陪審員たち、そして、いつもやらかし気味の邦題になる、8番目の男が、今回ばかりはよかった
早く終わらせたい感満載の人たちを巻き込み、流れを変えたのは、まさに8番目の男なのだから
陪審員たちの責任の重さ、法とは、人をさばくとは、そういう真面目な視点ももちろんあり
そして最後にくだされる判決に思わずグッと力が入り、笑みがこぼれる
裁判員制度
韓国では2008年から。日本では2009年から始まった裁判員制度。
法律のプロだけでは解決できないのかしらと思ってましたが、人間、力や地位を手に入れると冷静な判断、基本的なことができなくなることもありますからね。
今回、この作品を見て、やはり麻痺してしまうんやなぁーと感じましたが、最後の最後に裁判長が、法のプロとして、納得の行くラストで締めてくれたおかげでスッキリできた。
他のレビューを読んでいると、"十二人の怒れる男"という映画のパクリだとの意見もありますが、私はそっちを見たことがないので、この映画を見て十分楽しむことができました。
自分がもし、裁判員に選ばれたら、、、と想像せずに鑑賞できなかったけれど、人一人の人生がかかっているんですからね。
8番の彼は、たまたま偶然被告人と接触してしまいましたが、実際にこんなことあったんだろうか、、、
そこの出会いが無ければ、あんなラストになったかどうかは怪しくはあるけれど、あそこまで真摯に向き合えるでしょうかね一般人の私達は。
とにかく、内容は重たいのに、ちょいちょいクスッと笑わせてくれる要素があって、そこと裁判長の堅物な雰囲気がギャップとなって楽しめました。韓国映画の実に得意とするところだなと感じた。
パク・ヒョンシクはなんか心がピュアな雰囲気があるので、この役もとても似合っていたと思う。どの役者さんも個性的で演技がうまくて、これだから韓国映画はやめられない。
陪審員の役目は何処まで
第一回陪審員を採用する裁判
初めての陪審員8人
解らないまま裁判に望む
もう有罪確定で刑務所の任期を陪審員の意見を参考にすると言う
硬い裁判劇かと思ったら意外と
笑えて軽く観られた
韓国🎬は演出が上手くて
エンタメ性がある
陪審員6人は直ぐに有罪としたが
8番目の男が異を問いかけた事により
事件を現場検証することで
…もしかしたら
違った見方をしたために判決が
証拠不十分となり無罪となった
(もの凄く感動)
陪審員の意見が通ったのだ
日本ではあり得ないかなと思った
中盤で陪審員たちの自分達の判断で無罪有罪が決まってしまうことに
心のケアも必要な事と言っていたのが
…印象的でした
陪審員の責任は決して軽くない
オモシロ~かった
社会性、ユーモアもある法廷ミステリー
以前、映画館で何となく観たら凄く面白いと感動しました。数年たって、Amazonプライムで改めて見直しましたが、やはり素晴らしい映画でした。
韓国で陪審員制度が導入されて最初の裁判という設定。裁判に参加することに慣れない8人の陪審員たち(普通の人々)が、殺人事件の有罪・無罪を判断することになり、戸惑いながら互いの意見、疑問、本音などをぶつけ合い、真実に近づいていく様を、事件当事者の置かれた社会的背景なども織り混ぜながら描いていく。
ストーリー展開も非常に上手いのだが、8人の陪審員たちが、最初はバラバラな人たちの集まりだったのが、映画の終盤には、見る者に一人一人の個性をクッキリとした印象で残していく。また裁判の場面では法の番人としての威厳と誇りを持つ裁判長が、陪審員たちの判定に耳を傾け、最後は裁判官としての原点に立ち返って判決を下す。
これらのストーリーを、硬すぎず、所々にユーモアも織り交ぜながら、緊張感を保ちつつ最後まで一瞬たりとも飽きることなく見せる展開、韓国映画の幅の広さを改めて思い知らされる一作だった。
バランス絶妙
韓国映画って、バランスうまいなぁ。
世界で売ろうと思ったら、「人間が普遍的に共感できるポイント」は必要で、そこはきっちり押さえてる。
そのうえで、「んなことあるわけないじゃん」みたいなことも軽めに放り込みつつ、韓国の陪審員制度の問題点を突いてくるんだからすごい。
アメリカ映画はわかりやすい勧善懲悪大好きだけど、結局、「人類」が勧善懲悪好きなのかもな(だから稼げる)。
裁判長かっこよかった。
娯楽フィクションと割り切れば
実話を元にしているとうたいながら、非現実的なことが多いです。弁護士や検事が仕事しなさ過ぎ。陪審員は弁護士と検事の主張から判断するもので、自分たちが現場検証し出すのは違うのでは...ってモヤモヤします。それを言い出したらドラマHEROみたいな検事もいないわけで、娯楽作と割り切れば面白く楽しめました。
Amazonプライムでみた!日本と差が着いたね
これ、拾いもんの映画でした!
韓国映画は普通にクオリティ高いと思う
演者にヘタクソがまずいない!
内容も面白いつくりで楽しめました
ほんと、日本も頑張らないと、差をつけられてるよ
お涙系ややっすい恋愛もの
ナントカ作品委員会系は卒業して、お金掛けて
上手い演者さんばかりで作って欲しいと切に願うわー
初心忘れるべからず?
どんな界隈にいても、その世界に染まらないって難しいと思います。
法廷はそんなこと許されない場所であるべきだけど、それでも人の働く場所なんでそこの慣習などに染まるのでしょうね
だから、この映画の基になった陪審員裁判があったんだから。
裁判長の心の変化を表情で演技されてるところにグッときました。
シリアスな内容の映画なのに随所にコメディな雰囲気もあって楽しめました。
えぐい描写もあって見たあと考えさせられることもあるけれど、その後のご飯は全然美味しく食べられる、みたいな良い意味でずっしりくる映画でした。
ノンフィクションの重い?題材の映画ってそれだけで覚悟持って見た結果無論引きずるから、この映画もそうなるのかなって鑑賞中思ったけどそうもなりませんでした。
自戒を込めて
悲惨な事件がマスコミによってセンセーショナルに報道されているのを見る度に、いつも複雑な気持ちになります。そもそも、報道は本当なの?容疑者の判決が出る前なのに、報道で感情を煽られて良いの?
社会が感情に左右されると健全ではなくなるということは、長い人類の歴史の中で発明された叡智なのですよね。今作でも、裁く側の責任を考えさせられました。
法は誰のためにあるか?韓国版「12人の怒れる男」とも呼べる名作。
映画の内容に関する事前知識はほとんどなく、レンタルDVDのパッケージに書いてあった説明を読んで「面白そうだなー」とジャケ借りした作品です。陪審員を主人公にした作品ということで、私の大好きな「12人の怒れる男」を想起しつつ鑑賞いたしました。
結論。めちゃくちゃ面白かった。個性豊かな陪審員の8人だけではなく、韓国初の国民参与裁判に挑む裁判官や官僚、そして容疑者の男やその娘など、多くの人々の思惑や考えが絡み合い、裁判は思わぬ方向へ転がります。ラストシーンで現れるテロップも衝撃的で、思わずハッとさせられる映画でした。
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2008年に韓国で初めて実施された国民参与裁判(陪審員裁判)をモチーフにした作品。韓国初となる国民参与裁判はメディアの注目を集め、母親殺しの罪で起訴された男の裁判でいよいよ実施されることになった。目撃証言・動機・自白が揃っている量刑を決めるだけの簡単な裁判だったはずなのだが、裁判中に被疑者が突然嫌疑を否認し始めたために有罪無罪を決めるという難しい内容に変わってしまった。注目を集める裁判である故に中止にすることもできず、8人の陪審員たちは情報を洗い出しながら、事件の真相に迫っていくことになる。
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主人公である陪審員8番の男は非常に優柔不断で、陪審員控え室で最初に行われた有罪無罪の投票で有罪無罪を決めることができず、有罪7票無投票1票という状況に。事件の資料を漁ってみると、ところどころ当初予想されていた事件概要と矛盾する箇所がいくつか見つかってきて、最初は有罪派だった人々も、段々と事件に疑問を持ち始めるようになる。
概要だけ聞くと、それこそ「12人の怒れる男」です。「怒れる男」でも、最初の投票で唯一無罪に投票したのはヘンリー・フォンダ演じる陪審員8番の男でした。ところどころ「怒れる男」のオマージュのような部分が見受けられたので、この作品の監督も意識していたのだと思います。
しかしながらストーリーに関しては、「怒れる男」とは全くの別物。今作は8人の陪審員以外にも厳格な女性裁判官とか、世間体を気にする裁判所のお偉いさんとか、そして事件の容疑者の男とか。様々な人々の思惑や価値観が交差するストーリーになっており、その辺は12人の陪審員だけで成り立っている「怒れる男」とは大きく異なります。
最初は有罪だと信じていた陪審員たちが8番の主張を受けて事件の資料を再度吟味し、段々と考え方が変わっていく描写は本当に素晴らしかった。何をきっかけにして有罪から無罪に主張が変わるのか、そこに陪審員8人の個性が出ていて、非常に見応えがあります。
脚本のプロットも見事で、冒頭に登場した台詞が後半の重要なシーンで使われたり、何気なく登場していた証拠品が事件解決の糸口になったりして、一時も目が離せないストーリー展開でした。
ほどよいギャグシーンも差し込まれてて、どうしても難しくなりがちな裁判モノですがギャグシーンで緊張が緩和されるため、あまり肩肘張らずに観ることができるのも良いですね。
そして、ネタバレになるので詳細は伏せますが、最後に流れるテロップ。裁判も終了し、「良かった良かった」と観客が胸を撫で下ろしている時に、不意打ちの如く現れるテロップ。あれを観て、「本当に良かったんだろうか…?」と思ってしまう人は私だけじゃなかったはずです。
実に面白い作品でした。
国民参与裁判の良い点と悪い点。「法」とは何か・誰のためにあるのか。真実はどこにあるのか。
笑って感動して、そして考えさせられる素晴らしい映画です。オススメです!!
ある意味、斬新。
一言「面白かった!」。
◎よかった点◎
・裁判員ものといえば、数多くの名作もあるし。たいてい外さない。
閉ざされた密室での議論云々、まよくある話かなと思いきや。
途中から「ええ!」な、斜め上を行く展開に釘付け。
・最初は「よくわからないから」と「有罪か無罪か」を登場しない裁判員8番。
正直「はっきりせーよ」と思ったけど、8番の小さな疑問が他の裁判員にも派生して。
「これは、はっきりさせないと」と裁判員が動き出すところが。
驚きでもあり、でも納得でもある。
・裁判員それぞれのエピソードも挟みつつ、判事の心の動きも描いている。
また裁判の話と並行して、事件の真相を挟んでいくのもナイス。
判事(裁判長)にもスポットを当てるって、あまり見ないような。
この女優さんが、個人的にツボ。クールさがかっこいい。
△イマイチな点△
・フィクションだから仕方ないのですが。
裁判員は審議室で電話をかけていたり、報道フラッシュを浴びるのは。
お国柄なのかしら?。
たまにコミカルな点があるのに、最後涙が出たのに自分で驚きました。
機会があったらおすすめ。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「疑わしきは被告人の利益に」。
韓国の陪審員制では、陪審員の評決は参考意見に過ぎず、裁判官はそれに...
韓国の陪審員制では、陪審員の評決は参考意見に過ぎず、裁判官はそれに拘束されることなく独自の判決を下すことができるらしい。
驚いたな。
いったい何のために陪審員を選抜して討議させるんだ。
本作品の場合、陪審員があれほど熱心でなければ冤罪が生まれていた可能性が高い。
まあ、無罪判決が出た時は泣いたが。
疑わしきは被告人の利益に
日本では2009年から始まった裁判員制度。2008年には韓国で国民参与裁判が始まった。韓国の場合は8人で日本は6人。それ以外にも違いはあるが、それはさておき、『十二人の怒れる男』にそっくりやろ!てな感じで、ちょっとしたことから疑問が生じ、ちょっとチャラ男的な8番目の男が有罪無罪を保留したことから全員が悩み始める。
6番目の男がいきなりの退廷、裁判官(ムン・ソリ)への金槌事件など、問題山積状態で裁判は進むのですが、自白を強要されたことや金槌に血痕がなかったことなど疑わしい点が続出する。被告人が母親のミスにより大やけどを負い、彼の人生においてもマイナスとなったことも大きかった。
10人の犯人を取り逃がすのと、1人の冤罪を作るのは・・・色々司法制度の問題点をえぐっているかのような社会派法廷劇でもあり、捜査の杜撰さや事なかれ主義的で「長い物には巻かれろ」といった矛盾をも感じる。11時から始まった裁判も、6時には帰れるかと思ったのに、現場検証までやっちゃうことになり、意見がまとまったのは朝の4時。初めての国民参与裁判がこんなに面白くなるとは!どこまで本当なんでしょ・・・
被告人の指がないところや、火傷の痕が痛々しくてたまらなかった。偏見を持たずに逆の可能性を常に考えることがいかに大切か痛感しました。
全28件中、1~20件目を表示