グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇のレビュー・感想・評価
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なんだかちょっと幸せになれる物語
未完の太宰の最後の小説、グッドバイを元に作られたオリジナル
濱田岳が出てきたときにこの役では収まらないでしょと
思ったら案の定、金歯男w
前半は太宰っぽいです
数多の美しい女性たちとグッドバイしていく物語のドタバタ劇かと
思ってたら違うんですよね
役者さん、小池栄子は脇の方が光ると思うんです、
見終わった後もその感想は変わらないのですが
この映画では他の役者さんたちのバランスなのか
大泉さんとの組み合わせとても良かったです
大泉さんはすごいよな、画面に負けない強さがある
華がある
ストーリーも意外性というほどではないけれど、飽きさせない展開で
キチンと間が持ってました
今はどこともお金がない中で、あの終戦後の雰囲気
頑張っているなと、映画って良いですよね
その昔ヤクザ映画作ってた人とは思えないな、監督
今は暖かい系ですね
終わり方好きです
グッドバイ
優柔不断な男を通して女性の強さ美しさが映える。
出てくる女性キャラクターが多彩でとても良い。
優柔不断男・田島周二(大泉洋)とお金にがめつい担ぎ屋・永井キヌ子(小池栄子)の恋愛ものでもある。
舞台は見た事ないのですが小池さんは舞台にも出演されていたようですね。
この映画でのキヌ子の芝居、ちょっとガラ声で芝居していますが舞台ではどうだったのでしょうか。
キャラクター的にそうしたのかもしれませんがやっぱりちょっと違和感があり、自分としてはいらない味付けかなと感じました。
ただ、それ以外の部分であまりある好きな点があるのです。
いいなと感じた点。
・展開がループじゃないのがいい。
愛人が複数人いて別れを切り出すループにはなっておらず飽きない。展開が違うのも女側の思想やスタンスの違いによって引き起こされているのが好き。
・キヌ子の人柄がいい。
親に捨てられ少し(?)常識がなかったりガサツな面はあるけど、ただの金にがめつい女ではなく、ピュアな部分をもちあわせているのが好感もてます。キヌ子を好きになるきっかけに十分なる。
・田島のどうしようもないキャラ(性格)
部下の清川伸彦(濱田岳)に言うセリフ。
「しかし、女はもっと素晴らしい。俺には女の素晴らしいところ以外目に入らないんだよ!」
人間味というか二面性というか、人には隠しておきたい部分をぶちまける田島が好き。
・脇を固めるのはやっぱり松重さん
文豪・漆山連行(松重豊)
田島の妻を横取りしておいて
漆山「許してくれるよな。後腐れないよな」
田島「…」(あるに決まってんじゃん!)
漆山「そう言って貰えるとありがたいよ。よしっ、来週でもあたり飲もう」
で、最後の笑顔。もう最高です。
・田島とキヌ子が近づくシーン
キヌ子が乱闘騒ぎを起こし、田島が署に迎えにいく。そことそのあとの飯屋のシーン。
などなど。
※以下はかなりなネタバレなので本当にネタバレOKな人だけ読んでください。
田島が死んだってなった時に、あぁこれは夢オチじゃ無ければいいのにな、と思ったのですが(夢オチは裏切られた気持ちになるので好きじゃない)、
田島を偲ぶ会あたりで、あ、これは死んでないなと安心。
実は絹子と一緒になってるのかな?とも思ったのですが、そうではなく、強盗に殴られ一時的な記憶喪失になっており、死んだと思わせるミスリードがあるだけで、嘘ではない実際の時間の流れがそこにある。こういう作りは好きです。
ありきたりな展開でもあるのですが私はベタ好きなのでとても好きな展開でした。
面白くないわけじゃない
1番小池栄子、2、3が無くて、4番橋本愛、5番木村多江、でしょうか?
ドタバタはいいのだが…
おんな前!
小池栄子、今じゃ良き女優さん
文芸雑誌の編集長が愛人たちと縁を切る為、お金に目がない女性キヌ子と手を組み、愛人たちに別れを切り出す話。
約20年前イエローキャブ時代グラビア水着でMEGUMIと雑誌表紙を席巻していたあの時代。
思い出すなぁ〜。
それが今では映画やTVドラマで名演技する小池栄子。
この映画では女性ながら喉が少し潰れた様な声を出し、他とは違う女優面を観せてくれるのだが、声質はちょいやり過ぎで普段通りの口調で良かったのにと思えてしまう。😩
上記気になった事以外を除けば、ユーモアも含まれた文芸映画だと感じ取れるし、物語が進むに連れ「キヌ子が偽嫁じゃなくても良くね?」「もう別れ話じゃなくなったなw」展開に馬鹿馬鹿しさを感じれて面白い。
若者向け作品ではございません。
「基となる舞台版もなんだか面白そうだ✨」
そう思わせるしっかりした脚本ではあります。
グッドバイから始まるアイラヴユー
原作は太宰治の未完の遺稿。
それを基にしたケラリーノ・サンドロヴィッチの舞台劇。
それを成島出監督が映画化。
成島作品でこの魅力的な主演2人にも拘わらず、何故か劇場公開時はさほど興味惹かれなかったが、見たらそんなのとは“グッドバイ”。
笑えて、意外や感動も。ほっこり面白かった。
終戦後のある男と女の物語…。
文芸誌編集長の田島は疎開させた妻子と再び暮らす為、幾人もの愛人との関係を精算。が、どうしたらいいか…。
昵懇の作家先生から美人に偽の妻を演じて貰って別れを告げるよう提案されるが、そんなちょうど良く居るものか。
居た! 街で見掛けた美人。
何とその女性は、田島と知り合いのキヌ子。普段は顔中汚れて仕事し、ダミ声で、大飯食らい。が、磨けば見とれる美人に!
金にがめついキヌ子に頼み込み、偽装夫婦で愛人を一人ずつ訪ね始めるのだが…。
何と言っても一番の魅力は言わずもながな。
大泉洋と小池栄子。
この2人の掛け合いは見る前から面白そう。いや、面白いに決まっている!
だらしなく、優柔不断。なのに、愛人を多く囲み、その関係はズルズルと。
情けなく、ダメダメなんだけど、憎めない。
それをさすがの巧演とコメディセンスで。
大泉洋のハマり役!
あ、いや、別に、大泉洋自身がそんな人って訳じゃなくて役柄が…ね、分かるでしょう??
大泉洋もいいが、その言わば“あげまん”の小池栄子。
彼女の魅力あってこその本作!
舞台版からの登板で、大泉洋以上にハマり役!
男勝りな姿と、美しく着飾った姿。どちらも素の小池栄子を見ているよう。
成島監督とは3度目のタッグなので、見事彼女の魅力を抑えている。
言うまでもなく、こちらも抜群の巧演とコメディセンス。
男勝りな小池栄子とレディな小池栄子。どちらもいいが、敢えて言うなら、前者かな。
だって、分かるでしょう??
この2人の掛け合いが最高!
まさしく、夫婦漫才!絶品芸!名舞台を見ているかのよう。
何度も共演しているように思えるが、これが本格初共演なのが驚き!
演技の巧さや相性の良さだね。
周りも演技巧者たち。
作家先生役の松重豊、田島の部下の濱田岳もなかなかクセ者だが、やはり百花繚乱の女優たち。
メンタル不安定の緒川たまき、怖~い兄がいる挿絵画家の橋本愛、クールな女医の水川あさみ、そして肝が座っている本妻の木村多江…もうタジタジ!
それから、戸田恵子の言う事は守りましょう。
初のコメディ映画で、主演2人の魅力を存分に活かし、成島監督の演出は軽快。
昭和テイストもノスタルジック。
偽装夫婦に成り済まし、訪れた愛人先で珍騒動。
実際、そうだった…中盤までは。
ある人物からまさかの裏切りに遭い、あっという間に妻から離縁。
人生どん底。そんな時想う君は…
彼女の元へ急ぐ。
が、思わぬ悲劇が…。
太宰治の原作は映画中盤の愛人巡りまで。
確かにコミカルな前半から突然のトーン変わりの後半。
でも不自然ではなく、そこは名脚本家・奥寺佐渡子の巧みな語り口。
ダメ男とガサツ女のドタバタ艶笑劇と思っていたのが、映画オリジナルの思わぬ感動の結末へ。
グッドバイからアイラヴユー。
嘘から始まった人生讃歌であった。
荒唐無稽。。。
太宰治の未婚の原作を、ケラさんが舞台化し、それを映画化と。
舞台版は仲村トオルさんだったらしく、何故?映画版で?大泉さんに?
ま、それは良いんだけど。。。
一言で表すなら?そう、荒唐無稽。
めちゃくちゃだよ、これ。
いや、映画は荒唐無稽で良いのよ?
・火星人が攻めてくる、とか〜
・スパイが毎回空から吊り下がる、とか〜
・採掘家達が地球を救う為宇宙に行く、とか〜
問題なのは?その世界観に入り込めるか?どうか!
脚本の方は、ちゃんとした方きちんとした方らしいんだけど。
でも、これは→無いと思う。
素晴らしい演者さんが数多出てて、当然皆さん演技も上手くて。
でも、申し訳ないけど全然面白くなかった。。。
何で?どうして?
こんなプロットで?こんな着地になったの?
この作品の良さが分からない俺が悪いの?
不完全燃焼、もったいないよ?なんでこんな出来に?
小池栄子さんと大泉洋さんは、わざわざ言うまでも無く素晴らしい。
濱田岳さんはじめ、演者の皆さんも素晴らしかった。
何故??????????
小池栄子がとても良い!
絵に描いたようなドタバタコメディ。昭和テイストの愛憎物語!!
【賛否両論チェック】
賛:ニセの夫婦を演じるうちに、次第に本物の夫婦のようになっていく2人が、どこか微笑ましい。笑いがブラックでも清々しさを感じさせる不思議な魅力。
否:不謹慎な笑いが結構多いので、好き嫌いは分かれそう。ラストもやや強引な印象を受けてしまう。
何でしょう・・・、内容的には結構不謹慎な笑いが満載のはずなのに、観終わってどこか清々しく感じるような、不思議な人間ドラマです。
愛人達と別れるために、お金でニセの夫婦を演じることになった田島とキヌ子。そんな2人が凸凹夫婦を演じて立ち振る舞っていくうちに、次第に本物の夫婦にも似た関係性を築いていく様が、微笑ましくもありちょっぴり切なくもあります。
ただラストは強引さがすぎるというか、無理やり感がなきにしもあらずな印象も受けてしまいます(笑)。
一緒に観る人はやや選びそうな作品ではありますが、沢山笑えてほっこりする人情ドタバタコメディを、是非チェックしてみて下さい。
いとをかし
総体的には喜劇なのだけど、不思議なうねりを感じる作品だった。
女房の他に十数人の愛人を抱える田島という男が主人公なんだけど、こいつがどこか憎めない。そういうキャラを演じるに大泉氏は抜群のキャスティングで他にいないだろうなと思える。それと対になる絹子を演じる小池さん…全く見劣りしなかった。
作品のカラーもあるかもしれない。
お芝居の質もどこか誇張されてる部分もあって、最初は鼻につくものの世界観が助けてくれる感じ。どこか自分達とは違う空気感がそこはかとなく漂う。
戦後という時代背景や、言葉使いがそう感じさせてくれたのかも。
太宰治がそうさせるのか、ケラリーノ氏の脚色がそうさせるのか…不思議なうねりを感じてた。
喜劇なのだけれど、相当に悲劇でもあるのだ。その悲劇を悲劇として描いてはおらず、誰もそれを悲劇だと受け止めてないような。
そこに出てくる占い師。
俺は感じた事はないのだが、宇宙の意志がそこに作用でもしてるかのような錯覚。
そんな登場人物がいるせいかなんなのか、妙な浮遊感を作品が帯びていて、なぜだか物語を俯瞰してしまえるように思う。
なんちゅうか、人の世を達観してしまえるような…自分自身ですら、どこを根拠にそんな事を考えたのかはよく分からない。
まぁそれでも、鑑賞中は楽しかったし、捨て犬のような目をする大泉氏に「似合うなぁ」とクスリとせずにはいられなかった。
「悲劇は喜劇」とかなんかそんな標語も思い出しはするのだが…悲劇も喜劇も、その人次第だなぁとも思う。
おかしいな、なんか哲学的な感想になっちゃった。太宰のせいかもな。
鼻につく小池栄子の芝居
小池栄子、いいです。
あれ? カトリーヌ山岸 出てた?
緒川たまき、橋本 愛、水川あさみ、木村多江、戸田恵子と女優陣がエレガントだった。
終戦後の闇市や買い出し列車のモノクロ映像で始まったけど、女優さんたちの品の良さで大正時代に戻ったような錯覚に。
なかでも、水川あさみの女医さんが良かった。髪型も良かった。色っぽかった。オレもお腹触って診察してもらいたかった!白衣の婦長(師長)役より断然いい。
松重豊、濱田岳とテレ東の深夜ドラマのほっとする感じもグッド。ついでに安田顕も出てたらなぁ。
もちろん、主役のお二人も良かったですよ。とくに小池栄子。最近めきめき頭角を表して来ましたね。バディがすごいから存在感あるね。
でも、日本のコメディアン、コメディアンヌの少なさには危機感を感じるなぁ。
西田敏行死んじゃったらすごく悲しいだろうなぁと・・・・いまから。
大人の恋は青春ドラマの様にはいかない
ちょっとだけ、雑談をさせて下さい。。
やっと...やっと、試写会以外で2月の映画を見ることが出来た...。
1月がホントに忙しくて映画を見る暇がなかったんですよ。しかし、1月は豊作で見たい映画が溜まりに溜まってしまいました。金曜日にカイジを見てようやく2月の映画に入れました(まだ、パラサイトとかがあるけどね)
長々とすいませんでした。本題に入ります
さて、この作品。見ようかどうかギリギリまで迷ってた。なんか予告を見た限り作りが雑な感じがして。
大泉洋出てるから見よ!っと決断し劇場入り。
よかったよかった。見てよかった。
意外にも綺麗な作りで飽きずに最後まで楽しめた。
とある出版社編集長の田島という男は、
女たらしで意気地無し。
弱い所を見せるから女が寄ってくる。
大泉洋が何も出来ない男ってのが珍しい。
ハッキリしてる役ばかりだから、新鮮。
こんな役もええやんけ。
恋心にはどんな人間でも逆らえず、
それをハッピーな人生にする道具にする人もいれば、
逆にそのせいでアンハッピーな人生となる凶器を作ってしまう人もいる。
濱田岳は相変わらず。
この人はいつでもどこでもおんなじような役だな〜。
でも何故か安心する。いいキャラしてる。
松重豊も同じく。
見ててほっとする。大泉洋との噛み合いがスゴい。
濱田岳と松重豊はサブキャラとして最強。
ただ、やはり雑なところも多々。
本妻やキヌ子のことをもっと詳しくまとめて欲しかった。情報が少なくてあまり感情移入できない。
そして仕事の方も。
あまりにも本題を追求しすぎてそれ以外の所がかじる程度に。
最後は流石に嘘に騙された。
なんか太宰治ぽいというか寄せてるな感があった。
カツベンみたいな終わり方。グットバイ。
思ってたより全然面白かった。
最後ってまさか、濱田岳も出ているあの...
\クリアッアサヒッ/
期待しすぎたかな
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