グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇のレビュー・感想・評価
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芸達者がこれでもかと繰り広げる演技合戦
演劇界の鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが太宰治の未完の遺作を独自の視点を交えながら舞台化したものを、成島出監督が映画化したわけだが、この並びだけで劇場に足を運びたくなる方もおられるのではないだろうか。さらに大泉洋と小池栄子という芸達者な2人、脇を固める面々も水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、濱田岳、松重豊という実力派が揃ったわけだから極上のエンタメ作として仕上がっている。 1点、補足しておくと、小池演じるキヌ子はどうしてあんな声の出し方をするのだろう?と思った方もいるはずだ。これは、太宰が記した原作の中に、キヌ子の声は鴉(カラス) 声だとあるためである。これを小池がどのように咀嚼したのかもご覧いただきたい。
絵作りのスケールが物足りない
太宰治の未完の遺作をケラリーノ・サンドロヴィッチが舞台化し、その戯曲を映画化したという、やや特殊な経緯で生まれた作品。舞台作品の映像化にありがちだが、本作も基本的に会話劇を中心にストーリーが進む。軽妙な台詞のやり取りに、寄り気味の映像で見せる俳優の表情を楽しめる反面、映画らしいスケールの大きな構図や、ダイナミックな動きの点で物足りなく感じた。一例を挙げるなら、愛人の一人・保子(緒川たまき)が階上の部屋から身を投げるという衝撃(&笑撃)のシーン。視点は田島らがいる居間からのままなので、舞台劇の焼き直しを見せられている気になる。愛人たちが一堂に会する庭園でのお別れ会は、空間を活かした絵作りでかろうじて挽回していたが。 太宰の同作に着想を得た伊坂幸太郎の「バイバイ、ブラックバード」をWOWOWでドラマ化した作品の方が、ほどよくはじけていて個人的には楽しめた。見比べるのも一興ではなかろうか。
気にはなりつつ…
2023 90本目 huluにウォッチリストに入れながら、見てなかった。 大泉洋、小池栄子のこのコンビはやはり魅力ある2人でした。 最初のダミ声に違和感と少しの不快感を帯びながら、ストーリーに引き込まれました。 日本コメディど真ん中です。 最後のくだりに関しては、もう少し違う形はなかったのかな??と思いましたが総じて面白かったです。 小池栄子は勿論ですが、脇を構える女優陣も魅力ありました。
大泉洋と小池栄子の最強タッグ
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも夫婦役だったし、この2人の組み合わせは安心できる。太宰治をもとに書いた、ケラリーノ・サンドロビッチの戯曲を、さらに映画化、ってややこしいやん! 舞台はもしかしたら面白いのかもしれない。でも、映画にしてどうなのかな。なんかつまらなかった。でも、小池栄子の衣装替えは楽しかった。あと、女優陣はみなさん素敵だった。特に、緒川たまきの回転がすごかった。 BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。
キャスト
何か大泉洋さんが苦手、というか、他にあう俳優さんはいないかなぁ、と終始思いながら、観ていました。大泉さんの立ち位置がわからなくて。原作が太宰治なら、もっと美しいひ弱な雰囲気の役者さんがあっているのに、とばかり。 小池栄子さんはいいですね。お美しいし、コミカルさもあり上手いです。
2023/01/17@アマプラ 原作未読でした。 視聴前はもっとコ...
2023/01/17@アマプラ 原作未読でした。 視聴前はもっとコメディを想像していたが、 割と落ち着いたトーンの内容だった。 女性たちももっとたくさん出てくるかと思ったので3人だけかあとちょっと物足りなさを感じた。 女性たちはみなさん美しいので見てて楽しい。 占い師登場が急展開すぎると感じた。 田島の素性を知っているのは占い師だから? 何か裏があるのかと思ったけどそういうわけでもなさそう。 占い師、記憶喪失後〜の展開は必要なかったようにも思った。
大泉-小池カップル見たくて見る。小池が綺麗だった。 何となく、鎌倉...
大泉-小池カップル見たくて見る。小池が綺麗だった。 何となく、鎌倉殿とオーバーラップする。とても良かった。原作どうたったか。
太宰治の未完の作品を映画化。 小池栄子の声や、2人の距離がいきなり...
太宰治の未完の作品を映画化。 小池栄子の声や、2人の距離がいきなり急接近したり微妙な点はいくつかあるが、ストーリーの展開もあったので、可もなく不可もなく観れるといった感じでした。
まずまず楽しめた。
太宰治の未完の小説を舞台化、映画化したもの。タイトルからエンディングはある程度予想出来た。小池栄子のキャスティングはぴったりだと思う。あんな声が出せる女優だとは知らなかった。メッセージ性も何も感じないストーリーではあるが、まずまず楽しめた。
好き!
つい先日視聴した高校生です♪ 今まで戦後を映し出した映画を見たことはなかったのですが本当に面白いと思いました!たくさんの方々のレビューを読んでいましたがだみ声に引っかかっている方が多いようで(-_-;)しかしわたし的には上品に生きずに大きい口を開け飯を頬張るキヌ子を見ているとこのだみ声がなんだかあっているような気がします。小池栄子さんのそのままの声を使ってしまうとどうしても上品さが出てしまう気がします、、、しかし問題点としては話があっけなく終わってしまっていた気がします。アフターストーリー的な。その点が少し寂しかった気がします、、
田島の家内でございます
このセリフは何回聞いても面白い。声もどこから出しているのか、小池栄子の演技力には圧倒される。 色んな女優が出てるが、私の中で小池栄子に勝るものはなく…はまり役であったと感じる。 コメディなのに最後は大号泣してしまった。 キヌ子の性格を考えるとキツく感じるが、田島に対しての優しさが所々感じられてそこも愛らしい。 色んな小池栄子の役を見てきたが1番好きかもしれない。
猿芝居
太宰にしては明るめの作品ですが、そもそも根暗でうじうじした性格なのでケラさんが面白おかしく膨らませたのでしょう、劇中で心中を持ちかけるところは太宰の臭い・・。
文士ばかりがもてるなんて太宰の錯覚、生きる為に進駐軍に体を売った女までいた時代、夫や恋人を戦争で失い、闇市がらみの俄か成金でもヒヒ爺いでも日本人の愛人の方がましだったというのが女たちの本音でしょう。わざわざ当時の実写フィルムを入れてカバーしているが何より戦後を知らない世代ばかりで作っているので時代と暮らしぶりが浮きまくっている。
そもそも舞台演出を映画に持ち込むと極めて不自然、オーバーアクションが喜劇だと言うのはいただけません。笑いのツボは人それぞれだし、好みの問題かもしれませんが私には酷い猿芝居にしか映りませんでした。大泉洋さんと小池栄子さんは地のままでもコメディセンスがある方々なのに妙な過剰演出でぶち壊し、ただラストシーンは秀逸、はじけて見えました。
ご両人は今度のNHKの大河でも夫婦役ですね、三谷演出でどう料理するのか楽しみです。
この二人でつまらない訳がない!
大泉洋と小池栄子で面白くない訳がない、予想通りの面白さ。 妻子がいながら愛人が数人とムカつくような人格だし、先生と考えた解決策も最低。先生も辛い立場の奥さんを,自分のものにしてしまう最低な男だったが、ムカつくような話なのに笑って観られるのはやはり大泉洋だから。終盤の展開は予想外だったが、最後はきちんとそうなったか。とにかく出演者がみんな適役でしたね。浜田さんの金歯も笑えました🦷
昭和の良き時代のコメディ
昭和の良き時代のコメディ映画って感じだよね。 良く言うとほのぼの、悪く言うと古臭い感じ。 そうそうたる女優を揃えているから、やっぱりその分物足りなさは感じてしまう。 小池栄子は普通の声でも十分迫力出たと思うんだけどな。
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