Redのレビュー・感想・評価
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ダメ女(失格者)の話
男の場合「ダメンズ」と呼ばれ、×××な仕事をしていたり、×××な男なのだが
女の場合は 仕事をしない人間でもなく、掃除をしない人間でもなく、こんな奴を言う。
共通して言えること”社会的失格者””利己主義で、自分勝手な奴”ということ。
そんな奴に振り回される周囲は大迷惑だ。
主人公を正当化するために、家族の落度を劇中に幾つか描いてはいるが
人間・家族に100点満点などありえない。
「欠点があれば、自分は何をしてもいい」という言い訳にはならないのだ。
雨の降り始め 雨つぶ の撮影は良かった。
何より、電話ボックスとその後の撮影をハンドを選択する撮影センスが素晴らしい。
監督は既婚者なのか? 結婚指輪の扱いに疑問を思った。
主人公はダサい結婚指輪をデザインリングに変えて、指にしている背景があると思っていたが、その後のシーンでそれを外すことがあったので、このデザインリングがエンゲージリングそのものだと悟ったが、違和感は大きい。
原作で、そこまで書かれていたのか、知りたい。
女性監督なので、 なシーンが刺激的であり、美しくもある。
この映画を観たら、純愛映画を観たいと思った「ある愛の歌」とか
あまり共感できなかった💦
ガッツリ性描写がある。R15+。
不倫に走る女性の気持ちだが、
さっぱり分からなかった😅
夫は良い家柄で、商社勤めで、子どもにも恵まれてて、何の不自由なく専業主婦。
でも、仕事勤めしたくて、、
そして、好きな人のところへ行っちゃうんだなーって。。
昔、愛した人を忘れられくても、今を壊してまで行く事は、正当化は出来ない。
人を傷つけて、自由に生きてける人の特権なのかも。
自分だけが大事なら、そうするのか。
原作未読にて鑑賞
原作を読んだ方にはやや不評の様子の今作。
私は嫌いじゃなかったかなー。日々の生活に不満がある主婦、かつて愛した人に再び出会い、、と聞くと陳腐な内容だけど、妻夫木くんと夏帆がとてもよかったです。
柄本佑の色気がヤバかった。もっと絡んでくるかと思いきやあっさり引いてしまわれたのでちょっと残念。
原作読まないと「まったく」わからないです。
監督の技量不足なのか、脚本のせいなのか、全く心が動かないです。
この作品も時間軸を無駄に切り刻んでいて、原作を読んでいないと全くわかりません。鑑賞後のモヤモヤ感がハンパないです(苦笑)。
こんな時代錯誤の紋切り型のマザコン男を「わかってて選んだ」お前が悪いんだろ・・とツッコミたくなりますし、主演のふたりの関係も突然「10年前に」とか説明不足。なんで惹かれあっているのかが画から伝わってこないのが致命的。
一番のウリのふたりの濡れ場(古)もダラダラ長くてしつこいだけで、「官能」という感覚はゼロです。(AV女優さんの方が全然上手い。(苦笑))
というか貴重な尺を無駄遣いしてるだけで「要らなくね?」という感じです。
本当は星ゼロにしたい出来なんですが、主演のふたりとカメラさんの頑張りに一つオマケです。
良き妻の葛藤
塔子は良き妻、良き母をやっていたが、満たされない生活を送っていた。
ある日、塔子が好きだった鞍田と再会し、彼の影響で塔子は仕事を始めた。
家の外では塔子は役目ではなく素の自分を表現していった。
鞍田とも仲良くなっていった。
そんな中、塔子は夫と口論になり、塔子はすべてを捨てる決意をしたという内容だった。
塔子も鞍田も、周りには良い人がいるのに一人きりでいるからお互いが惹かれあっただなと思いました。
塔子は周りからいていたら幸せだと思うのですが、本人はそんな中でもいいろいろな葛藤があり、大変だと思いました。
「結婚って何」という言葉、とても重くていろいろ考えさせられる言葉でした。
身体を求め合う時は元気やねぇ・・・💦
センセーショナルで話題となった(映画.comあらすじにて)、、、原作ありきの映画。
ですか。。。期待しちゃいましたよ。。。。💧
不倫が基本の話。映像的魅せ方としては主役2人が過去美術芸術選考や、建築デザイン会社や谷崎潤一郎の陰影礼賛を出す所から芸術的センス(意思を視界や他感覚から汲み取る)を観る側が試される話なんだろうなと分かるし、話の作り方(個人的に愛が無い家族と愛がある1人の男の狭間にて揺れ動く女。意思を優先し不倫する。)も分かる。
しかし、話に上手く踏み込んでいるかと言われれば設定・構成・演出は上手く踏み込んでいると言えるけれども、「俳優が上手く踏み込んでいるか?」と言えばそうは思えなかったのだ。
そりゃ夏帆を単体でみれば「身体を貼った、頑張った✨」と言えるかも知れないが、昨今の若手俳優陣の性的身体を貼った演技にしてみれば、「まだまだ」と感じてしまう。
センセーショナル部分かは不明だが、妻夫木演じる秋彦に隠された秘密の割には身体求め合いはギリギリまでそんな事無いような元気そぶりであるし、、、、。
最後に塔子(夏帆)の運転している姿だってストーリーの流れ的に?(お前運転できたんだ)と思っちゃう訳で。
私としてはこの不倫は映画的に型破りでも無かったし、良い原作なんだろうなと思う割には微妙な結果に終わりました。
(マディソン郡の橋も微妙やったし、個人的にはこうなるんだろうな。18禁でも無ければ)
甘美な毒に繋がれた愛
個人評価:3.5
女性という特殊な生き物の特殊な感情。どれだけ惚れて死んで行けるかという、甘美な毒に繋がれた愛。女性監督、女性作家の原作でしか描けない世界観だろう。
しかしながら、永遠の愛ととらえれば描いた世界観は狭く、個人的な愛という描写であれば掘り下げも足りなく感じ、物足りない。
もったいない❗️
色々感想を書こうと思ったけど、それを書く自分が嫌になりそうだったので思い切って割愛。
原作未読だけど、原作の大筋の肝心なところを映画化しきれてないようなモヤモヤ感を感じっぱなし。
それは原作者に対して失礼の極みではないかと。
配役はスゴくいいのに、こんな作りじゃ無駄遣いに見えて悲しくなった。
終わり。
覚悟の手
塔子は泳げないのに海に飛び込んで、必死で生きようともがきながら泳ぎ続けている。
その始終を固唾を飲んで、心の中で応援し続けている、
そんな苦しくも勇気の湧く作品でした。
自分にとって、この映画で一番強烈に響いたのは、塔子が娘のみどりの手を一度は握るも、それを離すシーンでした。自分の身体が強張っていくのを感じました。
真に目もくれず、愛する子も置き去りにして進む塔子のその覚悟に心の中で拍手をしていました。
きどりとおごり
しあわせのパンとぶどうのなみだを見たことがあります。劣悪な荻上系でした。思い出すだけでも反吐がでます。
作風が、幼な子われらに生まれでシリアスに変わりました。パンやワインでは監督としての箔がつきません。
どっちにしても下手でした。下手ですが、気取っています。
日本の映画監督の特徴的姿勢です。つたない映画なのに、絵が「わたしはすべてをわかっています」みたいな主張をしてくるのです。本気な裸の王様風の態度が日本の映画監督には共通しています。
中肉、近視、寡頭身、リーチの短いひとがボクシングジムやってきて、ボクサーになりたいと言いました。
プロには向かないが体力づくりならお手伝いしますよ。と、受け容れ10年経った。──とします。
どんなに向かなくても、一定期間を経て、立脚点を確保すると、もう向いてないからやめろとは言われません。
誰だってそうです。
若いころは、きみはこのしごとに向いてない──と過分な気遣いをされることもあります。しかし時が経てば、そんなことを考えているのはじぶんだけです。
とはいえ、壮年に達している人間に、ぼくはこのしごとに向いてないんじゃないかと思う──と吐露されるのはキツいことです。
おとなにとって、向いているか向いていないかは、モラトリアムな次元の話になってしまうのです。
ただ、属性について自認していることは重要なことです。
じぶんが適切な仕事に就いていると感じるのはラッキーなのであって、多くのひとびとが、生かせていないことを感じながら生きています。
いっぽうで、もはやわたしにできるのはこれだけだ──とも思っています。大人とはいわばその諦観のような自認です。
自認しているとき、ひとは謙虚です。
日本映画界がせめて謙虚だったら、わたしも腐そうとは思いません。
この田舎の映画部の部員たちが、時間が止まった裸の王様たちの収容所──日本映画界にいることを自認し、後塵を拝していることを知って、学習しようとしているなら、ぜんぜん腹も立ちません。でもそうじゃない。
ところが「世間」はかれらの「才能」を認めています。
厳密にいうと「どこかの世間」がかれらの「才能のような権勢」を認めているのですが、食えるなら、おなじことです。
そう。食えるなら、おなじことです。
好きに生きて、好きに創っていいのです。
リーチが短いのにボクサーになれたなら、むしろ立派です。
なんであれ、しがみつき、その立脚点を確立したことは立派なことです。同意できますが、映画はえてして費やした時間とは関係がないのです。職人的手腕とは大いに関係しますが、費やした時間によってもたらされた自負心と映画は関係がありません。
こけおどしの闇。子供じみた低回。思わせぶりな台詞。awkwardな空気感。不愉快な疑似性交。被害者意識。映画が呈しているのは「この気持ち、分かるよね」という、でれでれに擦り寄ってくる同意です。ほぼ、それしか見えません。もちろん気持ちなんて分かりません。
陰影礼賛?谷崎潤一郎も草葉の陰で泣いています。
小説は知らない。ただ、映像になったそれは日本映画の典型を平常運転していました。
カメラはいい。すごくいいと思います。
が、しょせん劉備にかしずく諸葛亮です。とうてい制御しきれません。
とりわけ、性描写のくどさと長さ。
ドラマが希薄なのに、シュミレートセックスがあるばあい、それは自己プロモーションのリールパートと見ていいはずです。観衆にとって何の意味もないのですから。要するに「わたしは性を扱うことのできる映画監督です」という、出資者向け履歴書の自己アピール欄です。
エクスタシーの顔芸を強要された役者たちの受難ははかりしれないものでした。
なぜポンジュノは濱口竜介監督の寝ても覚めてもを誉めたのでしょうか。
パラサイトが賑わっている渦中で、寝ても覚めてもを、ポンジュノはわざわざ公的に誉め、対談もしています。
ポンジュノに人の映画を誉める資格があったから、くわえて同作品が濱口監督のデビュー作だったから──でもあります。でも、大きな理由は寝ても覚めてもが典型的な日本映画ではなかったからです。
典型的な日本映画ではないこと。世界のポンジュノをしてさえ、そんな珍しい現象はまたとない。だから誉めたのです。
また、この件でわたしたちが知り得る重要なポイントは、少なくともポンジュノは人の映画を見ている。──ということです。
スウィングキッズがFree as a Birdを使っていたのには腹が立ちませんでした。むしろ主題曲のごとく合っていました。しかしこの映画がハレルヤを使っていることには、心底腹が立ちました。しかもJeff Buckleyのカバーバージョンです。煮えくり返りました。そもそも絵にまったく合っていません。
我慢しながら日本映画を見ると、すごく大人になれる。──気がします。長く辛い二時間でした。0点です。
うーんなんか違いすぎて
原作者島本理生さんのファンの私としては、ガッカリの可能性を覚悟して鑑賞。
やっぱり…なんか違う。
夏帆さんは演技頑張ってるの分かるけど、もっと綺麗な女優さんをキャスティングしてほしかった。
妻夫木君はダメだ。イメージ違いすぎて。
「悪人」ではそれまでの良い人からどろどろの暗い役をやりきってたけど、中年の汚れて疲れたいやらしい魅力を出せる役者さんにはなってない。
義母とかも分かりやすくするためか、プロトタイプな姑だし、それにあの家のインテリアのひどいこと。あのソファーセット!
小鷹君もなぁ。
それになんと言ってもラスト!
酷すぎませんか?
翠ちゃんの傷は一生残るよ。
原作より良かったのは余貴美子さんのお母さんだけかな。
島本が嫌い。ねじれてるから。病気の世界。監督も嫌い。セックスシーン...
島本が嫌い。ねじれてるから。病気の世界。監督も嫌い。セックスシーンにリアリティがない。俳優はよかった。
やっと観れた。夢のような映画。
力強く、それでいて、
夢のような、まるで、夢のような映画。
見終わって、
強烈な恋愛をしてしまったような感覚。
思えば人に惚れる(余貴美子さんのセリフが強烈)って、豊かなことだよなあと。
それによって傷つけるひとがいて、
それでも進むのか、踏みとどまるのか、
それは、その人の選択。
映画は道徳的でなくてよいから、
これもひとつの人生、この人の人生、なんだね、これが。
「愛」は理屈じゃなくて…心の芯から感じるもの
震えました。人が…生きている間にこれほどまでに求め合う相手に巡り逢えた事が「奇跡」ですから。
レビューを読むと…人それぞれ男女それぞれ受ける印象が違う、視点が違う事が明らかですね。あと、その方の人生の厚み(愛についての)によっても全く感じ方は違うと思います。もちろん学歴や職歴や貧富とかそういうものではなく人間が生まれながらに持っているであろう「愛」の厚みです。心揺さぶられる程の愛を感じられる異性と出逢い、常識やモラルや様々な壁にぶち当たった経験値。その値で、この映画の響き方はかなり違います。
もがき苦しんでる塔子の心の痛み…私も感じていたから…。もちろん映画のような2時間で収まるストーリーなんかじゃない…もっと生々しく苦しく涙でグチャグチャになるようなこれまでがあった。自分の心の中は、誰かに理解してもらうものじゃなくて…自分自身でちゃんと向き合って見つめて、認めてあげないと……生きていながらにまるで心だけ死人のように真っ黒い塊のようになって輝きを失います。 周りの人が間違ってると言ってももし自分の心が求めるのなら…ちゃんと心も身体も息をしながら前に進んで行く方がいいに決まってるから。誰が悪いわけじゃない…夫も優しいし、子供も可愛いし、恵まれた家庭環境で「幸福」そのものなのかもしれない。でもそれは他人から観た形だから。自分自身が求めてないのなら、そんな場所も本人にとっては苦痛で「不幸」そのものかもしれませんよね。だからといって夏帆さん演じる塔子を完全に「良し」としているのではなくどう表していいか難しい程に渦巻く心の苦痛感を映像にする事、映像に出来ている事が素晴らしいと思いました。とりとめなく長々とすみません。最近「柄本祐」が好き(*^ω^*)
なんともなく、魅力的。推してます(笑)
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