Redのレビュー・感想・評価
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夏帆さんの切ない表情がよい
原作は未読ですが、そんなことはどうでもよいです。夏帆さんの切ない表情を見ているだけで十分です。
しかし、以下の2点が気になります。
・カメラを手持ちで撮影しているのでしょうか、画面が微妙に揺れて見ていると酔います。とてもプロの撮影とは思えません。
・現在の設定ですよね。登場人物がやたら煙草を吸うのはたまりません。見ているだけで映画館内が臭くなりそうです。それだけで減点ものです。
妻夫木聡の冷たい視線にビビった、シビれた
NHKの情報番組で原作者と監督が話しているのを観て興味をもって観賞に行った。そのせいか、最中に監督の顔がちらついてしまい、なぜか入り込めない。。
最初の衝撃は妻夫木聡の冷たい視線。にこやかな青年の印象しかなかったから、ビビった。でも、こういう陰ある男に目がいってしまうんだよねー。
鞍田が四年前にああなってなかったら、再会も塔子のあの決断もない。鞍田が悲しかった。
塔子は指輪を置いたが、私は、真が答えた真にとって結婚とは?への答えにグッときたし、正直元サヤだなと思ったのに…。塔子にはそらぞらしくしか、聞こえなかったのかな。それとも私の方が自分を抑圧することに慣れてしまっているのかな…
子役が真に迫って泣いていて感心。
しかし塔子の決断、あれは酷いよ。塔子みたいな人間を再生産するだけだよ。
観終わって。悲しいだけが残った。
これは深い。
観るたびに観方が変わっていく映画だと思う。
それに、立場やステータスによっても。
夏帆の目の演技がすごい。
なんであんなにも、悲しみも喜びも目から伝わってくるのか。
答えを明確には出さないタイプの映画。
この観終わったあとのわだかまりを受け止められない人には、よく分からない映画と捉えられてしまうだろうか。
不倫が話題ですけども、批判に躍起になってた人たちはこれをどう観るのかが気になる。
「人間、結局、どれだけ惚れて死んでいくかよ。」(搭子の母親のセリフ)-正にその通り。※因みに原作にはこのセリフは有りません。
(原作既読)①まあ無難に映画化。②もっとセックスシーンが有るかと思ったが2箇所だけ。原作は女性のセックスでのオーガズムをこれでもかと描いていたが、映画化において監督の意図は別のところに有ったのでしょうな。確かにセックスはキス(舌を入れる)とヴァギナにベニスを突っ込んでピストン運動をするだけのものではないし。③妻夫木聡が陰のある大人の男を演じられるかな?と思って観ていたが、今までにない冷たい視線とかに努力は見えるが、やはり甘いマスクと良い人キャラが邪魔しております。④ラストでヒロインは原作とは真逆の選択をするが、それは映画の出来とは余り関係ない。これはこれで良いと思う。しかし、どうして結局選択を強いられるのはいつも女性なんでしょうね。自分は男ながらそう思ったね。⑤夏帆は熱演。柄本佑は好演。
難点はあるが、グズグズな恋愛描写は◎
『ナラタージュ』が映画化されてもいる島本理生の同名小説の映画化。ただし原作は未読です。
商社マンの夫と幼稚園に通う娘、そして実業家である夫の両親とともに東京の郊外・国立の邸宅で専業主婦の塔子(夏帆)。
経済的にも恵まれ、周囲からみれば何ひとつ不自由などない生活にみえるだろうが、常に窮屈な思いで暮らしていた。
それは、彼女の育った環境によるのか、それとも・・・
そんなある日、夫に同行を強いられた夫の仕事がらみパーティで、10年前に熱烈な恋愛をした男・鞍田秋彦(妻夫木聡)と再び出逢ってしまう・・・
というところからはじまる物語で、簡単に言えば、身も蓋もない不倫もの。
身も蓋もない・・・あるのは、割れ鍋に綴じ蓋、花瓶に花束、身も心もすべて・・・といったところ。
もうグズグズな一晩経った湯豆腐みたいなもの。
そんなグズグズな恋愛映画の脚本を書いたのは池田千尋(『クリーピー 偽りの隣人』が印象的だ)、監督は『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子、女性コンビ。
グズグズ不倫から「道行(心中のこと)」するしかないまでになってしまう、グズグズな男女の関係は見事に描けている。
雪の道行となる場面、塔子の前に唐突に鞍田が現れるのは、必然としかいいようがなく、そんなところをツッコんでも仕方がないし、ツッコむだけヤボ。
なので、そこいらあたりは文句は付けない。
が、いくつか難点がある。
大雪の夜の道行は、ジェフ・バックリーの『ハレルヤ』に乗せて、塔子の公衆電話のあと、ふたりで自動車に乗って夜の中に溶け込んでいくシーンで終わらってほしかった。
途中の、田舎の食堂を出たところで、鞍田が倒れるのは余計だし、戻った塔子のその後の決断めいたものは蛇足でしかない。
夜の道行は、やはり、文字どおり「道行(しつこいが、心中のこと」をイメージさせて終わらなければ、余韻もへったくれもなくなってしまう。
ジェフ・バックリーの曲が、相米慎二監督『ラブホテル』の中での山口百恵が歌う『夜へ』に似た雰囲気なだけになおさら。
もうひとつは、塔子が暮らす郊外での生活があまりにも嘘くさい。
これは三島有紀子監督の2014作品『繕い裁つ人』の夜会シーンのようで、現実味が薄い。
シチュエーション、ロケーションは仕方がないとして、もっと切り詰めた方がよかった、
夫の両親なぞ、画面に出さずとも演出できたのではなからろうか。
このふたつは、映画として必ずしも必要ということでもないので、もしかしたら、脚本の稿を重ねるうちに、「もっと観客にわかりやすい方がいいのでは?」なんて意味で盛り込まれたのかもしれませんが。
なお、夫との生活のなかでは、結婚記念日に高級すき焼き料亭に行くシーンはよかった。
「君に食べさせたかった」といいながらも、「豆腐はもう出来てるよ。春菊も」の夫の台詞は良いと思います。
最後に、主演のふたりはどちらも熱演。
肉体だけで、グズグズな恋愛関係を演じ切っていたと思いました。
彼女の選択は間違いじゃない
出ずっぱりの夏帆ちゃん。彼女の映画だった。本能に逆らえない女性がいた。一見破茶滅茶な行動の一部始終が府に落ちた。
夫(間宮祥太朗)との寒々とした生活、かつて愛した男(妻夫木聡)との屈託のないセックス、再就職した会社の先輩(柄本佑)に見せるリラックスした表情。彼らとのやりとりの中で主人公・塔子(夏帆)の生き様を探った。
まあ、愛していない男とは一緒に暮らせないしな〜
人生に正解はない。塔子の選択もありだと思う。
夏帆ちゃんが好きな方は決してお見逃しのなきよう。
あぁ...。
思うままにというか、自分に正直にというか、恋愛とはそういうものだと思うけど。
二人(妻夫木と夏帆)の行動に全く同情もできないし、心が動かなかったわけです。誰もハッピーじゃないのはイイけど。
ボクからすれば、二人ともその生き方はズルいよって。
濡れ場もキスばっかで😅
さすがに観る側も飽きますよ、アレは。
夏帆ちゃんが乳首出すとかしないと覚悟が感じない。
そういう面から言ったら、柄本佑の役が一番的を得てたなと。
『ブルーアワーにぶっ飛ばす』夏帆ちゃんが良かっただけに...
ある意味、問題作だけど映画だからね😉
ハレルヤ
セリフや文字で説明せず、シーンや演技だけで表現しているのは見事な演出。
内容としては男性女性と観る人によって感想が変わりそう。
間宮君のキャラは悪気も無く、本人に自覚がない分かわいそう…。
結局、私だって豆腐、春菊よりも肉が食べたい!といったところでしょうか。
けど、まあ状況が状況でも不倫はダメですかね…笑
らぶですわー
せっかく金持ちと結婚しても所詮都合のいい女程度の扱いになっている塔子さん。
これ、愛じゃないよね、ただの召使いでただのお手伝いさんやん。
この役の代わりはいくらでもいる気がするよね。なんて思いながらなんとなく生きてきたのかしら。
ほんとにむなしいわ。
子供の笑顔だけが救い。
塔子さん、今までよくがんばってきたね。
そんなときに自分の仕事を認められたり、女として正面から向き合ってくれたり。思いやりをもって愛してくれたり。
ましてや鞍田さんですよ。
妻夫木さんですからね。
出てきた瞬間、もう眼差しや佇まいから、色気がだだもれだもの。
あいかわらずスクリーン映えするお顔でしたね。
なにより元彼ですよね。
あきらめた人ですよね。
憧れの人ですよね。
そりゃいくでしょ。
無愛想で不器用そうなところも、自分も好きなのに塔子が好きだから里芋くれたり❤️2人っきりになると優しいところもやられます。
明確な言葉や約束や指輪がなくても、どんなに自分のことを思ってくれているか、大切に思ってくれているかはなにげない言葉や行動に出ますから、どうやったって磁石みたいに引き寄せられて離れられないですよね。
ほっておけるわけないじゃないかー。
もうすぐいなくなるとしても寄り添っていたいと思うでしょ。
そしてまた1人ぼっちになる未来が近くにみえたとしても、「わたしも行くと思う」と思わせた鞍田さまの美しき佇まいと優しくて温かい声がこの映画を成功させたことはまちがいないといいたい。
ラブシーンもとってもよかったです。女性監督だからひさびさに違和感なく感じられました。ちゃんと愛がありました。
それから、1人になってしまったあと、塔子さんが震えながら1人を全うして律儀に歩きだすところも。
覚悟と責任を持って。
子供にはただただ申し訳ないが、大人には、誰にも止められない愛があるんだよ。心が勝手に動いてしまうんや。自分にうそはつけないでしょ。
子供よ、ごめん。許しておくれ。
大人の女性のための映画だと思いました。
#15 不幸な結婚より一生の愛
結婚生活が全く幸せそうに見えない主人公。
よくよく考えればお姑さんが意地悪なわけでもなく、ダンナさんもそこまでひどくない。
ただ伴侶に言いたいことが言えないだけ。
それは彼女自身が招いた不幸。
でも彼女には、恋人と過ごすという唯一幸せを感じられる時間がある。
彼女が選んだのは、居心地の悪い表面的な幸せではなく、1人の男性を一生愛すること。
ラストが…
朝イチ?!で宣伝してたのでみにいきました。思っていたより、リアルな不倫現場をみちゃった気がします。でもドラマチックな展開にやっぱりドラマなんだなと思いつつ、そしてあぁいう選択をしたとうこさんに私は共感できないかな。というか、やっぱりとうこさんらしくないかも。でも映画としてはとてもよかったと思います。
ほんと、幸せってなんなんでしょ~。
幸福とは寓話であり、不幸とは物語である。
by村上春樹?トルストイ?
雪の新潟県が出てくる。R15+指定にするほどのことはないと思う、不倫がアカンのか
照明と音楽が良かった
「幼な子~」で初めて知った女性監督で監督目当てでチェックしてたけど、改めてみなおしたら前作のことはあんまりエエように書いてなかった。監督が美人やからチェックしてただけなのか?
我ながらようわからんけど確実に本作のほうがしっくりしたし女性監督らしさは前作ほど感じへんかった。
夏帆のおっぱいを期待した人残念でした、特に何もみえません。
キスシーンがエロいし最後のベッドシーンもなかなか
大きな黒目の夏帆が魅力的。衣装も魅力的やった。
6歳の子供がいる母のように見えないのも後々効いてくる。
片岡礼子が出てきたのも個人的に上がった
「女は大変よね」
酒向芳もちらっと。母子家庭の母親に余貴美子はもうええかな
やっぱり余命短いってのは卑怯よねぇ
妻夫木君がずっと東出君に見えてた
柄本佑はなかなかにええ感じやった
間宮祥太朗は歌舞伎役者みたいで商社マンにはみえんかった
部屋着に白のポロシャツボタン一番上まで留める
この監督はボタン一番上まで留めさせるの好きなんか
妙高市の君の井酒造がそのまま出てくる
リノベーションの出来は?やったけど。ウィスキーの蔵みたいやった
小千谷市や十日町でもロケ
ラスト、新潟から東京に向かって太平洋側に出てきた朝方に見える風車の場所はドコ?
設定どおり国立に実際にある邸宅
何かの作家のパーティー会場は旧細川侯爵邸の「和敬塾」
☆☆☆★★★ ※ なかなかレビューを書くのが難しく。今後、ちょこち...
☆☆☆★★★
※ なかなかレビューを書くのが難しく。今後、ちょこちょこっと改定するかも知れません。
【妻が我慢出来なかったのは、何かにつけて逃げる夫の事なかれ主義だった】
原作読了済み。
映画は、原作に於ける終盤の吹雪の中を帰宅する車中から、これまでの出来事を振り返る様に展開される。
2人の女性監督による共作の脚本は、終わり近くに(確か原作にはなかったと思うのだが)
「何千年も前から男の立場は…」と言った台詞を(ハッキリとは覚えていないのだけど、その様な台詞)盛り込み。家庭内に於ける男女の差別的な立場が、長年に渡って続いているのではないか?…と言った問題意識を、観客に向けて発していた。
原作を悪く言ってしまえば、《「やらせてくれ!」と言われると断れないダメな女の物語》…と、言ってしまうと実に身も蓋もない。
尤も、そう感じてしまうくらいに。途中からどんどんとこの塔子と鞍田の話は、《好き》と《嫌い》を行ったり来たりと。会う度にダラダラとセックスを重ねてしまうバカな2人の物語でもあった。
特に、終盤の東京への帰宅途中での2人のベッドシーン等は。映画版では作品の【核】となっている場面ではあるが。原作では、それまで散々繰り返されていたセックス描写を、更に過激に描写しており。読みながら「これって結局ポルノ小説?」…と言った様な感想を抱いてしまった程だった。
そんな、「どうしようもねえなこの2人!」…と思ってしまう原作でしたが。映画版では、原作でも感じさせられる夫のダメな部分は残し、塔子の行動を半ば正当化する事で。塔子のだらしのない部分を、観客には意識させない様に誘導している
感じに見受けられました。
映画化に於いて原作を大幅に改定するのは特に珍しい事ではなく、この映画版でも多くの改定が行われていた。
金沢が新潟に変わっていたり。倒れる(熱が出る)のは塔子ではなく鞍田の方であったり。パソコン関連だったのは建築デザインの会社へ…等。
その中では、塔子と鞍田の不倫を感じ塔子の不満の捌け口にもなる友人の矢沢は登場せず。逆に映画版でのそんな立ち位置に近い人物として、吹雪の途中で立ち寄った食堂の女性(片岡礼子)が映画版では登場し深く印象に残った。
そんな映画版ではありましたが、それでもこのラストシーンの改定に関しては「う〜ん、どうなんだろう〜!」…と。
原作では、最後にエピローグ的な意味で。その後に成長した翠の立場から、当時の塔子の行動は何だったのか?…を検証していた。
冒頭とラストが繋がる事によって、実母から塔子。そして塔子から翠へ。更にはいずれは翠も母親となり…と、この血の繋がりは続いて行くのだろうか?と言った秀逸な終わり方に繋がっていたのだが…。
原作に於ける冒頭場面は、実の母親の嫁ぎ先に対する勝手な振る舞いに対する憤りだった。嫁ぎ先に対して必死な想いで馴染もうと努力する事で、自分の気持ちに嘘をついて来た。それだけに、夫の不誠実な態度から、どんどんと湧き上がって来る。これまでの夫婦生活の中で感じていたモヤモヤ感。
ただ映画版では、義母はほんの少しだけの登場の為に。この義母と夫との間に存在する【目に見えない壁】の閉塞感は薄まってしまっているので。この映画版に於けるラストシーンにはどうしても不満が残る。原作だと娘の翠は絶えず塔子の側に居るだけに。そんな年端のいかない子供を放ったらかしにし、何かと理由を付けては鞍田と不倫関係を続ける塔子の姿は。「俺はいつもやってるよ!」と言いつつ、全く何もしない夫と同様に絶えず苛々とさせられた次第でした。まあ、あくまでも男目線からではありますが。
原作を読みながら。映画化では、塔子のナラタージュ方式を多く取り入れ。多くの夫のダメな部分を強調しなければ、観客の共感を得られないだろう…と思っていただけに。映画版での、多くの心理描写を活かす為か?画面に余白が生まれる様にじっくりと2人の人物像を見つめる演出には、三島監督の演出力の冴えを感じ。同時に、原作には出て来ない2つのアイテムと言える♬ハレルヤの効果的な使い方と。谷崎潤一郎の著作(未読の為に多くは語れない💧)は、如何にも文学少女の側面が滲み出ている様でもあり、今後も目が離せないと言ったところです。
………でも一言だけ言わせて欲しい。
これだけ多くのセックス場面のある原作でも夏帆は脱ぎませんか〜_| ̄|○
2020年2月25日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン5
表情と色。
夏帆さんの自然体の魅力が際立ってよかったです。
また映画全体的に「表情」が印象的でした。確かに普段でも人と対するときに表情しか見ないときが多いのでなるほどと思うとともに、表情に感情の動きをこめることができる役者の力を感じました。
色も印象的で白、青、特にラストで印象深い赤、そして黒。また対になるような「みどり」の存在の大きさ。
結末については賛否両論あるとは思うが、これは失ってしまったかのような人生の選択肢を取り戻し、自分の進む道を自分で切り拓く、覚悟の映画、決意の映画と思いました。
しかしながら子供の将来には幸せが訪れてくれることをやはり願ってしまうものの、
塔子の人生を考えるたびに、人生において幸せとは何だろうか、訪れるものではなくもがきながら探し求め続けるものではないか、あるいは通り過ぎていく風景のようなものなのであろうか、といまだに考えさせられています。
考えさせられるお話でした
小説を買ったのですが、とても悲しいお話で原作を読みきれず、映画で見ようと思い見てきました。
場面が何度も変わるので、原作の大体の話の流れが分からないと分かりづらいと感じる方もいるかなと思いました。
塔子の母親が言った台詞がすごく刺さりました。
「自分の気持ちに嘘ついて幸せなの?」
相手が結婚していても
相手が病気で余生が長くないと分かっていても
相手が悪い人と分かっていても
本当に好きなら、好きって気持ちを消すことはできないよなと考えさせられました。
だからその気持ちを消すために別の人と付き合ったり、結婚したりしても、それは自分として、果たして幸せなのかなと。
女である自分の人生の生き方を、もう一度見つめ直してみようと思えた作品でした。
余白が多い
登場人物の行動の理由とか背景は詳しく描かれず、説明セリフもあまりなく、だだその場の空気感や感情の高まりだけを鮮烈に描き出すような、余白の多い演出が好きでした。
不倫のストーリーとしてはよくあるといえばよくある。だけど主要キャスト4人の魅力と、映像や音楽の美しさにひきつけられました。
原作は読んでいませんが、観賞後に調べたところによると、結末もちがうし、割愛されていることも多いようです。
主人公の決断は、原作と比べても救いがないし、正直納得のいかない気持ちもあります。でもだからこそ、なぜそうしたんだろう?と考えさせられてしまいました。
あとパンフレットもおしゃれで気に入りました!
REDで伝えたかったのは何だったのか?
映画はおおよそ2時間の時間で、監督が「伝えたいもの」を映像と音によって表現する芸術だと思う。
その「伝えたいもの」が観衆に伝わってこそ、涙や笑い、感動が生まれる。
勿論それは観る側の感性や感じ方が一人一人異なるので、一人一人違った感情が生まれる。
この作品は正直に言って、監督が何を伝えたかったのか判らないままに終わりを迎えた作品だった。
そもそもREDというタイトルはどこにつながっていたのだろうか?
映画の導入部で映像される、トラックの荷台から落ちる「赤い旗」なのか? それとも主人公の吐いた「血の赤」なのか?
この映画には最後に、「あーーここでつながっていたんだ、、。」と思わせる様な展開も、ジャズのしびれる様なフレーズも無い。
一言で言うと「駄作」である。 原作は読まないことにした。
ドンヨリなゲス不倫映画…
観終わって誰一人として
爽快感を得られぬ映画…
観て後悔するかと言えば
星の数が示す通り…
ただ…
だからナンなん???って映画…
辿れば、原作なんでしょうな…
要するに誰にも感情移入しなければ
芸術的な作品なのかもね…
瞳と唇で 愛は貪り合うもの
2020年映画館鑑賞20作品目
原作未読
話の組み立てがいまいち
好みじゃない
R15でなくてもいいのではないか
駄目なのか
体当たり演技っていうけれどそれってスタントマンなしで危険なアクションシーンをすることでしょ
いわゆる女優の濡れ場を体当たりと表現するには抵抗があるなあ
愛のコリーダくらいだと体当たりだなと感じるが
男性の多くががっかりしただろうが夏帆の乳首未確認おしりも露出せず
生足からの長めのセーター着てんのかよって
そこは夏帆のプライベートなんだろう
あえて見せない表現方法も悪くない
僕は濃厚なキスシーンで十分満足
映画で裸を惜しみなく披露して「がっかりオッパイ」なんて馬鹿にされたら気の毒だし
ジョゼのコメンタリーで池脇千鶴に「豊胸手術しようかな」と言わせてしまうような追いつめは男どもはやってはいけない
夏帆は幸薄い役がよく似合う
子供の頃に比べると劣化したとネットで残念がる人がいるが歳を重ねても笑顔は今でも可愛い
特に柄本兄と楽しそうに自転車に乗っている時の笑顔が好き
バッティングセンターで打撃指導するのだが柄本兄が夏帆にくっつきすぎてイライラした
妻夫木くんイケメン
僕にとってイケメンといえば妻夫木くん
でも乳首黒すぎ
あとタバコ吸う時に鼻の穴から大量に煙出すけどかっこ悪い
「母親が仕事」というセリフに頭にきた
おまえが早退して娘を迎えに行けよと
間宮の眉間の皺にさえ腹が立つ
でも泣きじゃくる幼少の娘はかわいそう
母と娘の別れはなんかとても複雑で悲しい
でも親に捨てられてもほとんどの人は真っ当に生きている
母に捨てられグレてヤクザな道にすすんで拍手喝采を浴びるのは番場の忠太郎くらいなもんだ
瞼の母といえば中村美津子が1番
不倫モノだけど感想で不倫はけしからんとマジ説教するのはどうかなと(^_^;)
共感できないとか感想は自由だけどうーん(-_-;)
ヤクザ映画を観て人殺しは駄目だとか暴力反対とか言うようなもので野暮だよ
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