「フィリップ・ラショー監督の原作の理解が深すぎる」シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
フィリップ・ラショー監督の原作の理解が深すぎる
舞台も人種も原作とは違うのに紛れもなくシティハンター。過去に何作か実写版シティハンターがあるが、舞台と人種が原作と最も離れているはずの本作が史上最高の再現度になっている。これがどれだけ凄い事か。監督の原作理解度は原作者本人と比肩するのではないだろうか。
特に凄いのは役者は白人なのにキャラの再現度が高いから劇中で名前が日本人名なのに、違和感を感じずスルッと受け入れられてしまうところ。それとストーリーがオリジナルなのに、シティハンター感がまったく損なわれていない点だろう。
そこかしこに仕込まれた小ネタによる笑いと要所のシリアス展開のバランスもまたちゃんとシティハンターしている。
原作を蔑ろにして駄作を乱造してる監督は猛省してほしい。
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