「兄弟愛」2分の1の魔法 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
兄弟愛
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昔は魔法を使える者がいたが、今の時代はラクな方に流れて誰も使えない。
主人公はエルフの高校生の少年。ゲームオタクでガサツな兄がいた。
そして少年の16歳の誕生日にこれを渡せとの、死んだ父の遺言が遂行される。
そこには呪文が書かれた紙と、魔法の杖があった。
それを唱えれば24時間だけ父親が復活するらしい。
兄が唱えたが失敗、そして少年が唱えると父の下半身だけが復活。
それを何とかするために2人の冒険が始まる。ここからはRPGみたいな感じ。
結局魔法を唱え直すためのアイテムをゲット、ラスボスも倒す。
しかしその混乱の中で、父と直接話せたのは兄だけだった。
少年はそれを遠くから見ただけ。でも少年はそれで良かった。
会って父にしてもらいたいことは、全て兄が普段からやってくれてたから。
それに気が付き、改めて兄を敬愛するようになる。
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劇場で見た。兄弟愛の話。ところどころで涙ぐんだし、いい話やと思った。
映画って、それを見てる時に感情移入できればそれでいい。
でも現実問題としてはどう?この兄みたくバカでガサツな人って割といる。
多分、兄弟として身近にいたら、ウザいだけなんちゃうんかなあ(場)
いくら自分への愛情がその根っこにあったとしても、
マイペースかつ短絡的過ぎて、それに四六時中巻き込まれるのは地獄やし、
兄のせいで好意を持つ人と仲良くなれないシーンもあったし、うーん・・・。