みをつくし料理帖のレビュー・感想・評価
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上方と江戸のマリアージュ料理が美味しそう。ところであれは何?
関東のそばつゆは真っ黒でしょっぱいとか言われますが、そもそも関西の温かいうどんつゆとざるそばのつけつゆを比べるのがおかしいですよね。鰹節(サバ節の場合もある)にはしっかりした濃口醤油が合うし、実は関西の薄口醤油の方が塩分が多いです。
本作で澪が大阪と江戸の味覚の違いに苦労しながら自分の味を探す姿は応援したくなります。
ただ、いつ上京したのか不明ですが、味覚が鋭いはずなのに客とのずれに気付かないとか、勤めて3か月でいきなり料理を作らせるとか、味を調えるのに醤油ばかり足していたのにはちょっと不満です。酒とみりんも使ってください。
お話は安心して観ていられる人情もので、叶わぬ思いなどもしっとりと描かれているので、コントのような演出は要らないと思いました。
俳優は特に松本穂香さん、窪塚洋介さんが光っていました。「里見八犬伝」の作者?の妻が薬師丸ひろ子さんというのは感慨深いです。
重箱の隅をつつくような、些末なことですが、又次が『亡八』の話をした時に、「仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌」の忠と信を逆に言ったんです。本当は順番はどうでもいいのでしょうが、ここは決まり文句みたいなものなので、順番通りに言ってもらいたかったです。
気になったのが、澪と源斎先生が縁側で話していた場面で、生きたモビールみたいにぶら下げられてもがいていた亀?スッポン?あれはどういう事だったんでしょう。
残念無念
この世界の片隅で、久々の時代劇、違和感を感じるが、楽しめた
人情ものの秀逸娯楽映画
3度泣きました
とても心地よい映画
角川映画に違いないけど泣かされました。コンコン。
小説もテレビ版も見てないから、話が飛んで主人公のバックグラウンドがよくわからない。なんで江戸に出てきたのか説明不足。主人公の澪はいきなり料理人をやってるし。どうやら大阪で井戸の水の味の違いを言い当てたのをお店の旦那さんに認められて、料理人をやってたみたいだけど、セリフ一行で説明終わり。料理もいろいろ出てくるんだけど際立ってない。食欲をそそる撮り方じゃないな。
思いっきり泣かしてくれるけど、内容の掘り下げが浅い映画でした。さすがカドカワ映画。良いストーリーなのになあ。ストーリーは淡々と進み、荒事のシーンはない。この雰囲気は良い。でも悪い奴にはそれなりに罰が降って欲しかった。
【”面白い・・と小松原様は言われた・・。” 幼き頃、雲外蒼天と占われた上方娘が江戸に来て、”天性の舌”により想いを遂げる様を描いた人情時代劇。】
■原作10巻既読
ー主たるストーリーを天性の舌を持つ”下がり眉”の澪の創意を凝らした料理を華とした掌編で紡いだ人情物語。5年間ほど、新刊が出るのを楽しみに読んでいた。ー
あのボリュームを、どのように2時間に纏めたのかなあ、と期待をしつつ映画館へ。
TVドラマは見なかったので、料理の見栄えも楽しみに・・。
◆結論
・”とろとろ茶わん蒸し”から“牡蠣の宝船””そして”鼈甲珠”などを劇中、上手く取り入れながら、2時間にキッチリまとめてあり、面白く鑑賞した。
・特に、又次を演じた中村獅童さんと、ご寮さんを演じた若村真由美さん、小松原を演じた窪塚洋介さんが良かったなあ。
松本穂香さんも、町娘の恰好が良く似合っていた。
・登龍楼を営む采女宗馬を演じた鹿賀丈史さんは、”悪役顔”に磨きがかかりとても良かったが、出番が少なかったのが、ちょっと残念。
<全体的に”上方風薄味感”は否めなかったが、上手く纏めており、中々面白かった作品。
ネタはマダマダ沢山あるし、続編はあるのかな?角川春樹さん・・>
料理が繋いだ奇跡
幼馴染への思いと料理とがうまくマッチする映画
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