みをつくし料理帖のレビュー・感想・評価
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濃すぎずしっかりとお出汁が効いた映画
チャンバラも忍者も出番の無い江戸時代の映画は初めて観たかも。(小刀はちょい出)
享和だから約220年前から物語が始まり、あらゆる添加物もコシヒカリすらない時代の料理が...すごく美味しそうで、基本に帰った料理をしたくなりました。
もう少しで泣きそうになる良作でした
テレビ版との比較
元々、NHKで放映していたのでテレビ版とのストーリーの差異はありませんでしたがキャスティング総入れ替えによる差を愉しみたい人、全く初めての人向けには面白いと思います。
ろぉ〜
野江ちゃんは野江ちゃんだもん。
理想的な友人関係で憧れた。
大水で一度は離れ離れになった友人。立場も全く違うものになってしまったが、その友人はあの頃のままで変わっていないと疑わない澪(松本穂香さん)と野江(奈緒さん)の絆はとても深く結ばれていて羨ましいなと思った。
澪はいくつもの苦難に見舞われ挫けそうになるが、野江の言葉や行動も思い出し、乗り越えていく姿に心打たれた。
雲外蒼天。
言葉の通り。今苦しんでいる人がいるかもしれない。簡単にそう考えろと言われても難しいのもわかる。でも雲の向こうは青空が広がっているように、苦しみを乗り越えた先には素晴らしい世界が待っているということを、苦しんでいるそこのあなた。心に留めておいてほしい。そして自分も挫けそうになったらこの言葉を励みに頑張ろうと思った。
旭日昇天。
こんな勢いの人が周りにもいるでしょう。でもその人はその人なりに苦しんでいるのかもしれない。そんな人を見つけたら、あなたにしかわからない面からその人を見て助けてあげて欲しい。この映画を通してそうやって助けられる人が増えたらいいな。
毎回レビューに書いている気がするけど、助け合って生きていこう。
はーい、ないよーう!(ネタバレ注意!)
いやぁもううん。
奈緒ちゃんと松本穂香ちゃんみてて飽きない。ほんっと飽きない下がり眉笑
料理もどれも美味しそうだったし、今じゃ混合だしなんて当たり前だけど昔はそうじゃなかったんだなあなんて思ったりして。
キツネのお面かぶって走ってくる奈緒ちゃんもそうだし、何か気づいた時に手を打つ松本穂香ちゃんもほんと可愛かったです。はい。笑
キツネはコンコン、涙はこんこん。
なき味噌はこの可愛らしい言葉を唱えよ!
もうすぐでたぶん上映終わっちゃうと思うから、気になってたらぜひ観に行っていただきたいな。
映画館に行こう!
2時間にまとめるのは難しいかも
3回目の鑑賞!
前半淡白、後半濃密。
この時代が好きです
メディアミックスの元祖、角川 春樹の晩年
おそらくこれが角川 春樹の監督作最後になるのではないかというぐらい
手塚治虫のスターシステムよろしく角川春樹のスターシステムのような豪華なキャストが勢揃いだった。
元々一つの料理に一つのストーリーというフォーマットが合う作品ではあるので
映画として落とし込んだ時にまとまった感じがしないのではないのかと思っており
案の定個性豊かなキャラクターが登場するもバックボーンを深堀りすることができず
余白が多く感じられた物語ではあったが、観た人にこのキャラクターにどういった人生があったのかという考えさせる間が十分とあるぐらい
台詞回しも含め詰め込みすぎずゆったりと進むストーリーが
何事も説明的すぎる現代的のドラマの延長線の映画とは一線を画していて
この物語に向いていたかは別として、テレビにない映画の醍醐味だった。
正直、話しとしてはNHKで放送されたドラマの方が料理がメインとしてもおかれていた部分が
良かったので観ていて面白いのだが
映画は主人公と友人との絆がベースのため料理のためのストーリーがやや薄いが
見た目は美味そうで腹が空きます。
縁側に亀を吊るされていたり、舞台になんとなく江戸の風景が見えて良かった。
里見八犬伝!自らの出演作ネタを語る薬師丸ひろ子
白味噌の他に何が出るかと思っていたら“泣きみそ”だった。これも笑うところなのかと思ってみたが、これも上方の言葉なのでしょうか?なんせ2時間強の作品の中に伏線のオンパレード。このあともう一本観たら、かなり忘れてしまいました。
角川春樹。監督としては最後の作品になるのでしょうけど、映画界に殴り込みをかけた角川商法が特に印象に残ってます。「見てから読むか、読んでから見るか」。そして様々な事件。しかし、日本映画界にとっても変革をもたらし、ある意味すごい人。忘れてならないのが角川三人娘なのですが、この作品にも薬師丸、渡辺典子が出演していてうれしい限り(原田知世の代わりに浅野温子が出演)。
松本穂香も奈緒もあまり眼中に入らず、個人的には吉村麻由美にくぎ付けとなりました(年齢がばれそうです)。ごりょんさんも大変な過去があったのだから、もうちょっと描いてほしかったなぁ。藤井隆はちょっと浮いてましたけど、曲亭馬琴ネタがいかされていて良かった。まさかの薬師丸です。
狐はコンコン、涙はコンコン。吉原での花魁道中ならぬ狐祭り(?)。幻想的でもあり、花魁の世界の神秘にも触れる。化け物稲荷を一人で大切にする澪。おいなりさんじゃなくて、おにぎりを作っていたのもギミックだったのか、ちょっと食べたくなったが、「それはわたしのお稲荷さん」などというギャグをも思い出してしまった。(ちょっと文が乱れてます)
ドラマも原作も知らないで観たのですが、泣かせるところはしっかり泣かせて、うまくまとめてあったと思います。もっとも泣けるのが窓越しのコンコンでしたね。「旭日昇天」や「雲外蒼天」という四文字熟語もこの際覚えさせていただきます・・・忘れそうだけど。
原作がとても好きな作品なので、実写映画化は期待と不安が相半ばしてい...
泣いた。
年のせいなのか、流れは分かっているのに後半、四分の一くらいから泣けて泣けて。
石坂浩二、さすが。
中村獅童、あまり好きじゃなかったけど、演技を見て「ううん」と思った。感心しました。よかった。誤解してました。
若い二人も、一生懸命さが感じられて。
窪塚洋介も味を出してるなぁ。
この日は2本目。
前のが少し殺伐としていたのもあって、これはしっとり落ち着いて観ることが出来ました。
こういう落ち着いた、しっとりした映画が好きです。
ところどころの椿の花も印象的で。
(花の名前、間違ってたらごめんなさい。)
私、料理が少し好きなので鰹節と昆布でだしを作り、何か作ってみようかなあなんて思いました。
宣誓!今後は出汁をしっかり取ります!
じんわり心に沁みる
穏やかな再生を想起
主役が『下がり眉』なので、事前情報もなくあまり期待せずに視た。エンタメ性のある時代劇をみるのは、「居眠り磐音」以来かな。中盤まで浅野温子や藤井隆らに笑わされていたが、『雲外蒼天』のくだり以降、涙が止まらなくなった。
澪は下がり眉だけに可弱さ一辺倒かと思いきや、出るべき処は気丈で力強さが感じられた。松本穂香は雲外蒼天に象徴される耐え忍ぶ一昔前の主役といった感じで、イマドキの連ドラには不向きだが、時代劇にはぴったり。それにしても最近のエンタメ時代劇は吉原の出現率が異様に高いと感じるのは私だけか。
石坂浩二はじめ脇をかためるキャスト陣は、かつて世間を騒がせたような印象があり(私だけか?)、再生を想起させる『とろとろ茶碗蒸し』のような優しい穏やかさに繋がっていて、同じく復活をはかる角川監督の意匠が感じられた。
P.S. 松本穂香さんのインタビューによると、本人は普段は下がり眉ではないそうです、失礼しました。
これぞ日本人のルーツ
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