ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
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油断してました、、、
ゲイリー・オールドマンかと思った…
キャプテン・クレンツェンドルフ役、サム・ロックウェルだったのか。
開始10分までは大変よかったです。 さすがワイチチ、深刻なテーマを描くのにお笑いをもってきておおらかです。
権力に洗脳された人たちは もしかしたら本当に、これぐらいあっけらかんと日常のように暴力をこなすのかもしれません。 それが結果的に、いまの時代に生きる自分たちには戦争の残酷さ、暴力の無意味さ、自由にモノを考えられない虚しさを強調して見せる意図がこの映画にあるんでしょうか、ね。。(自信なし)
ドイツ語じゃなかったのも違和感でした。
登場人物がみんなキュートなのはよかったです。
なんといってもクレッツェンドルフセンセイ!!
個人的には 脳内ヒトラー(ワイチチ)が雑で なんなら要らないかな・とも思っただけに、こっちのが出し抜いた感じです。 よかった、オールドマンじゃなかったけど。。 (しつこい)
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こころ温まる
スカーレットヨハンソンの
演技がいい味だしてる
シングルマザーとして,ものの善悪を
思春期の子どもにコミカルに伝えるシーン
じわじわ涙が出てくる。
お父さんに扮してジョジョ叱るとこなんて…
お母さん…って思う。
Everybody's gotta live
鑑賞前にheroesが使われていることをたまたま知ってしまったけれど、それでも流れてきた瞬間不意を突かれ落涙。ラストシーンで踊ることも想像できたが、予想を超えて素晴らしい切れ味のラストシーン。演出と編集の手腕なんだろう。
いつの時代もどこの国でも、子どもは大人に刷り込まれ、裏切られて絶望し、時には命を落とす。それを助けられるのも大人。「愛は最強」愛だけがこの世界を良くすることができる。
ベルリンの壁を背にheroesを歌ったデヴィッド・ボウイを想う。同じように愛を送ったのだろう。
以前リドリー・スコット「オデッセイ」でstarmanが流れて来た時は、デヴィッド・ボウイの死後間もなかった事もあり映画館でどうかと思うほど泣いてしまった。彼の曲が流れたら泣く回路が出来てるのかも。。。
あの監督やりますね。
いろんな意味ですごく心に残る映画でした。
戦争の異常さ、それぞれの国民はそんなに悪くないし、善人はいる。
ママが素晴らしい。ミステリアスな生き方、夫や長女との生活、ママを主役にした話が作れそう。キャプテンやヨーキーも魅力的だ。エルサも素敵でしたがちょっと強すぎるかな。敵?味方もムカつくやつでした。
ジョジョの10歳という設定も秀逸でエルサやママとの関係もちょっとイライラしてとてもよかった。ああいう狂ったナショナリズムは日本にもあったろうし、日本にもジョジョはいたんだろうな。
英語だった事だけが引っかかりました。
本当に素敵な作品なだけに隣の下品なポップコーンオヤジのうるささがとても残念。前半ほとんど気が散って楽しめなかった。もう一度見に行こう!!
先週の日曜日にジョジョって 一昨日はTOHO新宿で ジョジョっ...
薄っぺらなウェス・アンダーソン風w
『まぼろしの市街戦』、『戦争のはらわた』に比肩するとことん異色な戦争ファンタジー
第2次大戦下、戦火の町に母ロージーと暮らすジョジョはヒトラーユーゲントの一員になることを夢見る10歳の少年。幼馴染のヨーキーと一緒に国防軍主催の軍事訓練キャンプに参加、そこで意地悪な教官に目をつけられウサギを素手で殺すよう命じられるが・・・からのナチスドイツ戦意高揚映画のフリをした反戦反ヘイトファンタジー。
冒頭から炸裂するヒトラーの誉め殺しがアホみたいに爽快、ユダヤ人にはツノが生えている等ムチャクチャな噂をガチで信じる子供達の素っ頓狂な朗らかさ、凄惨な十字砲火が見える窓辺でのロマンス等キツいシャレにイチイチ爆笑させられますが、あるシーンで映像が微かに色褪せてからの展開が鳩尾に鉄拳をブチ込んできます。その後も延々と頬が綻ぶ微笑ましいエピソードとその背後に見え隠れする残酷極まりない戦果が無造作に積み上げられますが、死屍累々の地獄絵図に添えられる優しさとあどけなさと勇気と恋、もう今死んでもおかしくないくらい泣きました。
ゴリゴリのナチ思想塗れなのにアホみたいにキュートなジョジョを瑞々しく演じるローマン・グリフィン・デイビス、そんなジョジョが愛憎入り混じった思いをぶつけてしまう可憐な少女エルサを演じるのはトーマシン・マッケンジー。この2人がもうものすごく可愛い。トーマシン・マッケンジーは前作『足跡はかき消して』でPTSDを患っている退役軍人の父に連れられて人里離れた山中で自給自足の生活をしている少女トムを演じていたので、繊細さとタフネスを併せ持つヒロインが見事にハマっていました。そんな2人をさりげなく見守る母ロージーはスカーレット・ヨハンソン。ブラック・ウィドウとは全く別次元の美しさと逞しさは戦火の下で光り輝いていました。物語を右へ左へと振り回す狂言回しとして登場するのがジョジョにしか見えないちょび髭の友人アドルフ。これを軽妙に演じているのが監督・脚本も兼ねるタイカ・ワイティティ。マオリ族とロシア系ユダヤ人の血をひく彼がこの役を演じていること自体が壮大な皮肉になっています。個人的に印象的だったのがジョジョを導く教官クレツェンドルフ大尉を演じたサム・ロックウェル。この役は彼にしか出来ないくらいのハマり役。もうウソやろ!?レベルでカッコいいので吐くくらい泣かされました。
物凄く憎たらしいのに愛おしい、途方もなく残酷なのに青空のように朗らか、全く真逆なものを見せながらそこに見えていないものを観客の胸にしっかりと刻む映像美、とにかく滑稽でキュートな登場人物達。この感じは反戦カルト映画の金字塔『まぼろしの市街戦』に比肩する異色作。クスクス笑ってしまうオープニングには『戦争のはらわた』に通底した突き抜けたヤケクソ感も滲んでいる。クレジットが流れ去り客電が点いてもしばらく立てないくらい凄まじいエネルギーを孕んだ凄い傑作です。
悲しくも温かい
アイドル登場!かのようなビートルズに載せた始まり。
今だからこそナチス、ヒトラーは誤ったものだと言えるが当時はドイツ国民の英雄だったのか、と
戦争というものが本当に恐ろしいものだと考えさせられる。
戦争映画はどう描いても悲しく悲惨なものだと思うが、この作品はそれに加えて強さ、愛情の温かさがある。
スカーレットヨハンソン演じるお母さん
自分の信念を貫く強い人であり、深い愛情の持ち主であり。
靴紐のシーンは涙が止まらなかった。
ジョジョもお母さんと同じように靴紐を結んであげられる大きな愛情溢れる人に、と思える作品でした。
すべてを経験せよ、絶望が最後ではないのだから(リルケの詩) 戦争中...
すべてを経験せよ、絶望が最後ではないのだから(リルケの詩)
戦争中にも関わらず、出てくる人たちに悪い人はいなかった。
あのアドルフ(タイカ・ワイテティ監督自ら演じた)にしても、どこかひょうきんな感じでどっか迷いつつおしゃべりしてる感じだったし、
教官役のK大尉(サム・ロックウェル)なんかは、酸いも甘いも嚙み分けてて渋かったし、
ジョジョのママ(スカーレット・ヨハンセン)は善悪をはっきり持った素敵なママさんだったし、
ジョジョ唯一の友達太っちょポーキー?も、ポイントで出てきていい味出してたし、
そして、「アンネの日記」を思い浮かべずにはいられない美少女エルサ。
話すことによって、どんどんエルサの心情がわかってきて最後には恋してしまう。
お腹の中を蝶々が飛び回る感じ!
そうなんだよね、あらゆる経験がジョジョを成長させていく。
リルケの詩は、まさにこの映画を言い得ているんだと思った。
「ジョジョ・ラビット」をみ終わった時、詩情あふれる映像に涙があふれた。
そう、ちょっと「ニューシネマパラダイス」に似た雰囲気があった。
重苦しい雰囲気、戦争から解放された時の爽快感というのだろうか。
ぎこちないジョジョのダンスにそれが現れていたと思うのだ。
それから、分断と差別ということ。もっとも大きな分断は戦争だろう。
有無を言わさず、一方に押しやって、もう一方をヘイトする。
ナチスならユダヤにしたように、考える暇を与えず、そうしなければ自分がやられる。
そんなことにならないようにしなければと思う。民族的な優劣なんてないんだと思う。
個人的な個性の違い、環境による違いはあったとしても。
話し合えば、わかってくる。ふれ合えば、理解できる。
ジョジョがエルサに感じたようにね。
どんな境遇でも人間はその魅力を隠しきれない
2020年1番の作品
ジョジョの目線
ヒトラーのこんな描き方は、これまであったのだろうか。戦時下の日常と...
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