ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
全502件中、301~320件目を表示
こころ温まる
スカーレットヨハンソンの
演技がいい味だしてる
シングルマザーとして,ものの善悪を
思春期の子どもにコミカルに伝えるシーン
じわじわ涙が出てくる。
お父さんに扮してジョジョ叱るとこなんて…
お母さん…って思う。
Everybody's gotta live
鑑賞前にheroesが使われていることをたまたま知ってしまったけれど、それでも流れてきた瞬間不意を突かれ落涙。ラストシーンで踊ることも想像できたが、予想を超えて素晴らしい切れ味のラストシーン。演出と編集の手腕なんだろう。
いつの時代もどこの国でも、子どもは大人に刷り込まれ、裏切られて絶望し、時には命を落とす。それを助けられるのも大人。「愛は最強」愛だけがこの世界を良くすることができる。
ベルリンの壁を背にheroesを歌ったデヴィッド・ボウイを想う。同じように愛を送ったのだろう。
以前リドリー・スコット「オデッセイ」でstarmanが流れて来た時は、デヴィッド・ボウイの死後間もなかった事もあり映画館でどうかと思うほど泣いてしまった。彼の曲が流れたら泣く回路が出来てるのかも。。。
あの監督やりますね。
いろんな意味ですごく心に残る映画でした。
戦争の異常さ、それぞれの国民はそんなに悪くないし、善人はいる。
ママが素晴らしい。ミステリアスな生き方、夫や長女との生活、ママを主役にした話が作れそう。キャプテンやヨーキーも魅力的だ。エルサも素敵でしたがちょっと強すぎるかな。敵?味方もムカつくやつでした。
ジョジョの10歳という設定も秀逸でエルサやママとの関係もちょっとイライラしてとてもよかった。ああいう狂ったナショナリズムは日本にもあったろうし、日本にもジョジョはいたんだろうな。
英語だった事だけが引っかかりました。
本当に素敵な作品なだけに隣の下品なポップコーンオヤジのうるささがとても残念。前半ほとんど気が散って楽しめなかった。もう一度見に行こう!!
先週の日曜日にジョジョって 一昨日はTOHO新宿で ジョジョっ...
先週の日曜日にジョジョって
一昨日はTOHO新宿で
ジョジョってきた🐇
初めて観た時、ちょっと苦手な
世界観だなと思ってたら、途中から
どんどんはまっていった🐰🐰
今じゃなんだかずっと
お腹の中で蝶が飛び回ってる感じがするよ
スカヨハ母さんの愛
スカヨハ父さんの愛
スカヨハ母さんから受け継がれたエルサの愛
キャプテンKの愛
ヨーキーはやっぱりベストフレンド
愛はなんちゃらとか
あまり信じてなかったけど
改心しますね……
「愛は最強。」
薄っぺらなウェス・アンダーソン風w
ウェス・アンダーソン風に撮りたいんだろうけど…
それぞれの人物のバックボーンが薄く、それをジョジョの淡い思考として描いてしまっている所が残念。
観ていてウェス・アンダーソンのパクリにさえ思えて来てしまいました。
こう言う作品がアカデミー賞ノミネートは違うと思う。
最近のスカーレット・ヨハンソンは『マリッジ・ストーリー』と言いとても良い、いい俳優さんなんだからアベンジャ・シリーズなんか出なければいいのに。
『まぼろしの市街戦』、『戦争のはらわた』に比肩するとことん異色な戦争ファンタジー
第2次大戦下、戦火の町に母ロージーと暮らすジョジョはヒトラーユーゲントの一員になることを夢見る10歳の少年。幼馴染のヨーキーと一緒に国防軍主催の軍事訓練キャンプに参加、そこで意地悪な教官に目をつけられウサギを素手で殺すよう命じられるが・・・からのナチスドイツ戦意高揚映画のフリをした反戦反ヘイトファンタジー。
冒頭から炸裂するヒトラーの誉め殺しがアホみたいに爽快、ユダヤ人にはツノが生えている等ムチャクチャな噂をガチで信じる子供達の素っ頓狂な朗らかさ、凄惨な十字砲火が見える窓辺でのロマンス等キツいシャレにイチイチ爆笑させられますが、あるシーンで映像が微かに色褪せてからの展開が鳩尾に鉄拳をブチ込んできます。その後も延々と頬が綻ぶ微笑ましいエピソードとその背後に見え隠れする残酷極まりない戦果が無造作に積み上げられますが、死屍累々の地獄絵図に添えられる優しさとあどけなさと勇気と恋、もう今死んでもおかしくないくらい泣きました。
ゴリゴリのナチ思想塗れなのにアホみたいにキュートなジョジョを瑞々しく演じるローマン・グリフィン・デイビス、そんなジョジョが愛憎入り混じった思いをぶつけてしまう可憐な少女エルサを演じるのはトーマシン・マッケンジー。この2人がもうものすごく可愛い。トーマシン・マッケンジーは前作『足跡はかき消して』でPTSDを患っている退役軍人の父に連れられて人里離れた山中で自給自足の生活をしている少女トムを演じていたので、繊細さとタフネスを併せ持つヒロインが見事にハマっていました。そんな2人をさりげなく見守る母ロージーはスカーレット・ヨハンソン。ブラック・ウィドウとは全く別次元の美しさと逞しさは戦火の下で光り輝いていました。物語を右へ左へと振り回す狂言回しとして登場するのがジョジョにしか見えないちょび髭の友人アドルフ。これを軽妙に演じているのが監督・脚本も兼ねるタイカ・ワイティティ。マオリ族とロシア系ユダヤ人の血をひく彼がこの役を演じていること自体が壮大な皮肉になっています。個人的に印象的だったのがジョジョを導く教官クレツェンドルフ大尉を演じたサム・ロックウェル。この役は彼にしか出来ないくらいのハマり役。もうウソやろ!?レベルでカッコいいので吐くくらい泣かされました。
物凄く憎たらしいのに愛おしい、途方もなく残酷なのに青空のように朗らか、全く真逆なものを見せながらそこに見えていないものを観客の胸にしっかりと刻む映像美、とにかく滑稽でキュートな登場人物達。この感じは反戦カルト映画の金字塔『まぼろしの市街戦』に比肩する異色作。クスクス笑ってしまうオープニングには『戦争のはらわた』に通底した突き抜けたヤケクソ感も滲んでいる。クレジットが流れ去り客電が点いてもしばらく立てないくらい凄まじいエネルギーを孕んだ凄い傑作です。
悲しくも温かい
アイドル登場!かのようなビートルズに載せた始まり。
今だからこそナチス、ヒトラーは誤ったものだと言えるが当時はドイツ国民の英雄だったのか、と
戦争というものが本当に恐ろしいものだと考えさせられる。
戦争映画はどう描いても悲しく悲惨なものだと思うが、この作品はそれに加えて強さ、愛情の温かさがある。
スカーレットヨハンソン演じるお母さん
自分の信念を貫く強い人であり、深い愛情の持ち主であり。
靴紐のシーンは涙が止まらなかった。
ジョジョもお母さんと同じように靴紐を結んであげられる大きな愛情溢れる人に、と思える作品でした。
すべてを経験せよ、絶望が最後ではないのだから(リルケの詩) 戦争中...
すべてを経験せよ、絶望が最後ではないのだから(リルケの詩)
戦争中にも関わらず、出てくる人たちに悪い人はいなかった。
あのアドルフ(タイカ・ワイテティ監督自ら演じた)にしても、どこかひょうきんな感じでどっか迷いつつおしゃべりしてる感じだったし、
教官役のK大尉(サム・ロックウェル)なんかは、酸いも甘いも嚙み分けてて渋かったし、
ジョジョのママ(スカーレット・ヨハンセン)は善悪をはっきり持った素敵なママさんだったし、
ジョジョ唯一の友達太っちょポーキー?も、ポイントで出てきていい味出してたし、
そして、「アンネの日記」を思い浮かべずにはいられない美少女エルサ。
話すことによって、どんどんエルサの心情がわかってきて最後には恋してしまう。
お腹の中を蝶々が飛び回る感じ!
そうなんだよね、あらゆる経験がジョジョを成長させていく。
リルケの詩は、まさにこの映画を言い得ているんだと思った。
「ジョジョ・ラビット」をみ終わった時、詩情あふれる映像に涙があふれた。
そう、ちょっと「ニューシネマパラダイス」に似た雰囲気があった。
重苦しい雰囲気、戦争から解放された時の爽快感というのだろうか。
ぎこちないジョジョのダンスにそれが現れていたと思うのだ。
それから、分断と差別ということ。もっとも大きな分断は戦争だろう。
有無を言わさず、一方に押しやって、もう一方をヘイトする。
ナチスならユダヤにしたように、考える暇を与えず、そうしなければ自分がやられる。
そんなことにならないようにしなければと思う。民族的な優劣なんてないんだと思う。
個人的な個性の違い、環境による違いはあったとしても。
話し合えば、わかってくる。ふれ合えば、理解できる。
ジョジョがエルサに感じたようにね。
どんな境遇でも人間はその魅力を隠しきれない
真ん中、正面、シンメトリー。
素敵っすよね!
ナチに熱狂し、教育され、その思想に色濃く影響されても、そこにいるのは人間であり、少年はそんな人達の中で成長する。
ナチスという『集団』として見られがちな存在の中に生きる人々の姿を、しっかりと人間として描くことで見えてくる、人間そのもののチャーミーさ。超特殊な舞台のなかで浮き彫りになる人間の魅力と強さを、とにかく小洒落た映像と音楽と笑いで、軽やかに見せてくれる。
もう、もげるほど小洒落てる。
(ファッションや色彩だけでも見所満載)
歴戦を潜り抜けたかのような、ヨーキーのランボーチックな雰囲気。白タンクトップ!フーッ!
2020年1番の作品
今年に入り何本か見た映画で1番良い作品だった。
日本人には作れないだろうなという作品。
コメディでもなく、戦争賛美、反対なんて単純な論理でもない。映画という100分の中で人間を描くとはこういうことか!と。
涙ものではないが、少し泣きたくなるし、生きる中で悲しみも希望もあり、なんとも不思議な気持ちになる。見て良かった!と思って帰路に着ける。
是非見て欲しい。
ジョジョの目線
脚元を映す描写が特徴的であった
靴ひもは結べなかった
カメラワークがおもしろい
通常は全役者が枠に収まるような撮り方をするが、本作は違う
ジョジョの目線にカメラがある
プールサイドでの母の脚
見せしめにされている首吊り処刑者の見覚えのある脚
靴ひもは結べなかった
個性的な人物が作り出すユーモアと緊張感がここちよい
それと同時に差別に対する虚しさを感じる
エルサへの気持ちとユダヤへの気持ちが交錯し、ジョジョは1人の男として成長をする
靴ひもを結んであげた
ヒトラーのこんな描き方は、これまであったのだろうか。戦時下の日常と...
ヒトラーのこんな描き方は、これまであったのだろうか。戦時下の日常とともに、悲惨なことも淡々と描かれている。エルサは『アンネの日記』を思い起こさせる。「全てを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない」(リルケ)。とにかくジョジョとヨーキーが愛らしかった。思いがけず途中寝てしまい、記憶が飛んでしまったのは残念。
芝居は良いのだけど…
結論から言うと、今ひとつピンとこなかった。念のため2回観たんだけど…
スカーレット・ヨハンソンやサム・ロックウェルなど、主要な役者陣の芝居はとても良かったし、後半の街がだんだん変化してゆく様子やとても印象的な演出もあった。
でもなんだか、登場人物の存在感や深みがあまり感じられなかったのかな、残念…
お腹の蝶々を大事に!
社会に認められる自分になって、必要とされたい!
わずか10歳のジョジョは素直だからさらにそう思ってしょうがない
ヒトラーは憧れで目標で友人だ
そんな盲目な少年に愛は強いのよと教えるお母さん
この作品を思い返すとき、お母さんの姿が中心にあるなぁ
虎とにらみあって大きなものと闘い、家族を愛して他人を信じる存在はこの作品の核だと思う
そんな指標に導かれるジョジョに共感し、いつしか強くなる彼に胸がいっぱいになる
そんな愛の物語
一方で戦争もちゃんと描かれている
ジョジョに、打たれるわよ!と軍服を渡しつつも、少年たちに銃を持たせて突進させる女性は相反しているようで、リアルな説得力があった
普通の人たちがユダヤ人を罵ってヒトラーを崇拝してたんだよな…と
社会に必要とされる人間が正しいとは限らない
だからジョジョにはずっとお腹のなかの蝶々を大事にして、忘れずにいてほしい
切なくて好き
内容は他の方がレビューしているので内容は割愛します。
切なくも戦争と青春をきちんと描いている作品だと思いました。伏線もしっかり回収しており、それらを出すタイミングも絶妙で最後まで目を離さずに観ることのできる映画だと思います
残念ながらジョジョとエルサは最後まで結ばれることはありませんが、(年齢が離れているため)弟として好き。そう言われながらも二人で自由のダンスを踊る場面は微笑ましくも胸にきました。
ちなみに戦争ものなので登場人物もガッツリ死んでしまうので注意です。
また、悪い方に少し気になったのは妄想のヒトラーは本当に必要だったのか。と、ジョジョの母親があまりにあっさり死んでしまったところですね。
楽しく。そして、悲しくて重く。
最初、軽い感じで。コメディタッチで最後泣かせる感じかなと。
中盤から。
深くグッときました。
お母さん、とても良かった。
子供たちが巣立つ年になってきて、親の気持ちがわかる。
泣く。
子供をもつ親世代、ぜひ観て欲しい。
苦しい映画その①
ドイツ人少年の視点で描かれた第二次世界大戦。
同じ戦争の同じ側にいたのに、日本で描かれる戦争映画にはない明るさ。語弊がないように言うが、決して戦争を明るくとらえているわけではない。でも、戦争当時、子供だった少年には「戦争ごっこ」の延長のように感じたんだろうな、と。リアリティのある「ごっこ」のつもりだったのに「リアル」は「ごっこ」と違うという事を痛いほど突き付けられていく展開で観ていて苦しくなってくる。
「常識」って時代や環境によっていともたやすく移り変わる。それほど脆いもの。だからこそあたしは「自分の尺度、自分にとっての常識」を持つ事が大切だと思ってきた。でもこの映画を観ると、もし自分がこの時代ここに居て、自分にとっての常識や正義を振りかざしても妄信的となっている圧倒的大多数の前では太刀打ち出来ないだろうな、と思い知らされる。スカヨハもそうだったように。またしても苦しい。
第二次世界大戦についてまだ何も知らない子供がこの映画を観たらどんなふうに感じるのかな?そう感じた映画。
感じたことはたくさんあるけど上手く言葉にできない。
そして同じ日に『リチャード・ジュエル』を観に行ったから余計に苦しくなった…
せめてもの救いは両映画に登場していたサム・ロックウェルのイケメンっぷりε-(´∀`*)ホッ
愛は最強‼︎だけど戦争には敵わない現実
蝶々結びは左右のバランス良く綺麗に作るのが簡単そうで、難しい。
紐を用意したのは母親役のスカーレット・ヨハンソン。
紐の片端にはユダヤ人のエルサ。
もう片端にはナチスに洗脳されたジョジョ。
この物語はその3人が蝶々結びを創る物語だ。
この作品は、最初はハイテンションすぎて正直ついていけなかった。
でも進んでいく内にナチスの醜さに気付き引き込まれた。
そしてジョジョ母のダンス中が脳裏に焼き付いたら、まさかのあの展開…ジョジョの演技に涙腺がむず痒くなった。
そこからは、怒涛の展開。
日常を戦争に壊されていく様を描く。戦争は本当に醜い。
しかし何か物足りない感がある。
心地よい余韻の残る傑作でした。
余韻に浸りたい人は野田洋次郎楽曲提供、唯一無二の歌声の持ち主Aimerの「蝶々結び」という曲を聴くといい。
蝶々結びは、奥が深い!
余談
ヒトラー役であり監督のタイカ・ワイティティはユダヤ人だそうです。
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